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ビジネスマネジャー #12

リーダーシップ

チームの成果を上げるために、マネジャーは、ビジョンを明確にして分かりやすく伝達する能力、人員を鼓舞する能力が重要となります。

チームの方向性を定め、前進するための能力、意思決定も必要と考えます。

世の中に出回っているほとんどのビジネス書において、リーダー論について触れられています。内容もほぼ共通していると感じます。

ここで一ついえることは、チームの方たちから信頼を得ていなければ、戦略やビジョンだけではついてきませんし、聖人君子のような方がふさわしいと考えていた時期もありましたが、世の中に完璧な人間などいません。

誰がリーダーであろうが、チームを良くしたい!という気持ちは誰もが持っているものと考えます。

チームの一人ひとりにそれぞれの個性があります。人が変わればそのチームのカラーも変わります。

よって、「理想のリーダー像」をテーマとした議論において、結論が出ないのは当然のことなのです。

繰り返しになりますが、冒頭に記したとおり、

「鼓舞」「伝達」「意思決定」「結束」

これらの能力やスキルが重要になってくると私は考えます。


ダイバーシティ:チームとしての成長

ここ数年でダイバーシティという言葉が飛び交っていますが、すでに存在しているものであり、職場において以前から個人を大切にしてきたか、否か。これに尽きると思います。

個が尊重される時代に移ってきていますが、ここを誤解されている方も多いのではないでしょうか。

以前にも書きましたが、どれだけ経営状況が悪くても、良いチームで勤めることは、人間性を高めるためにも良い環境だといえます。会社の経営状況が良い会社であったとしても、劣悪な環境下にあるチームは多々あります。

そんな状況下にあるチームに、心から勤めたいと思えるでしょうか。よほどメンタルの強い方なら問題はないでしょうが。

これから働こうとしている方は、「どの会社で働くか」ではなく、「誰と、どのチーム(コミュニティ)に属し、どのようにして働くか」をよく考えることです。


マネジャーは、新しい人財を積極的に受け入れ、新たな要素を取入れながらチーム全員で互いに高め合い、より良いチームにしていくことが必須の役割であると考えます。

新しいものは、何かと否定されがちです。その理由として、知らないものに対する恐怖感が少なからずとも生じるからです。ただ恐れているだけでは、何も変わりません。

マネジャー一人だけのチームではありません。皆で協力し合えば、必ず乗り越えられます。余程の人でなければ、受け入れたところでチームが悪化してしまうことなどありえません。信じましょう。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


追記(2020.10.29)

ビジネスマネジャー検定試験まで、あと20日となりました。

公式テキストの中で、試験に向けて押さえておきたい項目を洗い出ししていきます。

以下の説明文は、ビジネスマネジャー検定試験®公式テキストから引用しています。(私の覚え方も添えておきます)


PM理論

目標・計画を達成する能力であるP機能(目標達成機能)、チームワークを維持・強化する能力であるM機能(集団維持機能)で構成されると捉え、4つのタイプ「PM」「Pm」「pM」「pm」に分類する考え方。

1966年、三隅二不二によって提唱されたリーダーシップ理論。

「プランのP、メンテのM」「PMの三隅(Misumi)」


SL理論

Situational Leadershipの略。

リーダーシップを発揮すべき対象である部下(follower)の仕事のスキルや、必要とするアドバイスの内容等に応じて、リーダーシップのスタイルは異なる。発揮されるリーダーシップは、部下の状況(Situational)によって変えるべきという考え方。

訳:「状況対応理論」「条件適応理論」など。
ポール・ハーシィ(Paul Hersey)、ケン・ブランチャード(Ken Blanchard)によって提唱されたリーダーシップに関する理論。


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