マガジンのカバー画像

みかん切り日記

4
お茶のお手伝いは冬は仕事がないので、みかん切りのアルバイトで生活をつなぎます。
運営しているクリエイター

記事一覧

不知火(デコポン)を切る。Chat GPTを試してみた。(みかん切り日記4)

不知火(デコポン)を切る。Chat GPTを試してみた。(みかん切り日記4)

みかん切り4年目

 今期も、11月末から1か月ほど、清水区のみかん農家のSさんのところへ、主に「青島温州」の収穫に行き、さらに2日間Sさんの近くの別の農家でみかん切りをしました。
 それも終わって、年を跨いで20日ほど冬眠していましたが、「そろそろどこからか仕事のオファーがないかなあ」 なーんて何の根拠もなく考えていたところへ、Sさんから、「親戚のMさんが切り子を探しているけど行きますか」と連絡

もっとみる
柑橘品種のもやもや【みかん切り日記3】

柑橘品種のもやもや【みかん切り日記3】

みかん切り終了

 この冬も暮れまで1か月ほど、Sさんのところへみかん切りに行っていました。みかん切りの休憩時間やお昼の時に園主のSさんから、地元の話題やみかんづくりの技術的な話を聞くのが面白いです。

柑橘の種類

 柑橘の品種の話もそういうときの話題の一つです。
 このあたりのみかん農家は9月末から極早生(ごくわせ)品種を切り始めます。“ゆら早生”や“日南”などです。その後10月下旬から早生品

もっとみる
【みかん切り日記2】 みかんを切りながら地域農業の変遷を想う (2)

【みかん切り日記2】 みかんを切りながら地域農業の変遷を想う (2)

みかん切り終了

 1月10日にみかん切りのアルバイトが終了した。年内に終わる予定がかなりずれ込んでしまった。前回書いたように、私がお手伝いに行っているSさんのところには、周辺でやれなくなった農家からの借地が増えて、マンパワーが間に合わなかったのが理由の一つである。

みかん農家の収穫時期

静岡県の柑橘類生産は、晩生の温州みかんの「青島」が主力である。秋から収穫する早生温州もあるが、そちらは

もっとみる
【みかん切り日記1】みかんを切りながら地域農業の変遷を想う

【みかん切り日記1】みかんを切りながら地域農業の変遷を想う

2019年12月
 秋冬番茶の製造も、茶園の作業も終了したので、11月以降は、お茶のイベントの手伝いや事務仕事などをしていたが、12月からは、我が茶工場を利用しているみかん農家Sさんのところへみかん切りに行くことにした。

12月6日、初めてみかん山へ行った。
 我が茶工場の若いアルバイト従業員の二人も少し前からここで働いていて、そのうち1人は、毎日午前中、市街地近くのイチゴ園で収穫作業に従事し、

もっとみる