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2024年上半期の音楽活動を振り返る
24年上半期は、自分の音楽のクオリティに悩みながらそれでもなんとか曲を出してた苦しい時期でした。
Epic Vanguard
2曲リリースしました。
Dirge for freedom
Synaptic net dive
※M3 24春参加作品
Epic Vanguardで参加した「Magia Electronics」の販売開始しました!
— ochi (@pigeons_tail) May 3, 2024
ちなみにVol.1にも参加してるので2枚まとめてお買い上げいただけると嬉しいです。 https://t.co/N4j2tzLoCj
※コンピ主催者のこなさんの書いたライナーノーツでも曲の解説をしてもらってます⬇️
お仕事系
BGM用にこんな曲を作ったり(YouTuberの専属BGMとしてコンペに出したけど選ばれなかったんでAudiostockで再利用してます)、
他にもココナラなどでも何件か依頼を受けて曲を作ったりしました。
また1件納品完了!
— ochi (@pigeons_tail) April 29, 2024
音楽制作依頼、随時受付中です。
ちなみに、10件販売完了したら値上げする予定でいるので、この金額で対応できるのはあと3件だけです。
動画BGMでも音楽配信用の歌ものでも、音楽必要な方はぜひご相談ください。https://t.co/b25I61QT3y
音楽出版社に出したBGM用途のサウンドトラックがいっぱいあるんですが、それがぼちぼち印税として入ってくるようになったり(しかも利用料明細見てるとNHKで使われてたりとかしてるみたいで嬉しい)。
バンドやってた頃は黒字にするだけでも大変だったけど、音楽制作はお金になりますね。
こうしていただいたお金を、機材に使ったり、ボーカリストを雇ったりと自分の音楽に投資してさらにクオリティを上げたり活動のアピールをしたりといったことに用いて、より活動のサイクルを広げるようにしてます。
音楽やればやるほどお金が出ていくだけなんていう活動はクリエイティブじゃないし続ければ続けるほどしんどいだけなんで、収益と投資のサイクルを回せるように頑張ってます。
ギターに関心あり
最近ギターに今まで以上に興味が出てきました。
きっかけは、「Melodic Bass」というジャンル名を最近知って、
メロディックダブステップとフューチャーベースの中間ジャンル「メロディックベース」っていいな。
— ochi (@pigeons_tail) April 5, 2024
両方の要素+ギターやピアノ、ドラムの生楽器要素が加わるジャンルで、Illenium、Dabin、Said the skyが代表アーティスト。https://t.co/Nx9NBhzXrK
Epic Vanguardもこの方向性が近い気がする。
なんでも、定義としてはメロダブとフューチャーベースのいいとこどり+ピアノやギターやドラムの生楽器を交えた音楽性、ということらしい、というのを知って、完全EDMよりは生楽器、ロック・メタルルーツな音楽が好きな自分がやるジャンルとしては相性いいなと思いました。
あと音楽出版社の人に聞いた話によると、DTMerという人たちの多くはギター弾けないらしいんです。
だからギターが弾けるというのはそれだけでアドバンテージになるわけで、自分の場合15歳から25歳くらいまではギター弾いていたし、その後ベースに転向してからも曲を作る時は自分でギターを弾いていたので、今でもそれなりのことはまあまあできます。
そんな2つの背景があって、Epic Vanguard的にはMelodic Bassというジャンルに手を伸ばせば、エレクトロニックでありながらギターを楽曲的な特徴として入れられるし、
仕事として受ける時もギターが弾けるという売りが一つできるんで、今後は積極的にギター入れていこうと思って、最近の自分の曲は大部分でギター弾いてます。
アコギとコンデンサマイクも買って、部屋でアコギを録れるようにもなったんで(まだまだ録り方は試行錯誤が必要だけど)。
アイバニーズのエレアコAE295のリミテッドモデルが中古の掘り出し物価格だったので買っちゃった!寄木細工みたいなインレイがすごく良い!
— ochi (@pigeons_tail) March 2, 2024
これで持ってる全てのギター、ベース、アコギがアイバニーズになりました。 pic.twitter.com/LQLTEwABD4
そうしてギター弾いてるうちにバンドものをまた聴くようになって、最近気に入ってるPolyphiaのライブを観に行ったり。
ZeppでPolyphia観てきた!
— ochi (@pigeons_tail) May 27, 2024
外音にローがすごく出ててとにかく気持ちいい。Polyphiaは踊れるギターインストだね。
そしてTimの耳付き帽子みたいなのが可愛かった。 pic.twitter.com/ENF7nPQgue
ギター+エレクトロニックの理想像
理想的なスタイルはDabinなんです。
エレクトロニックミュージックのプロデューサーであり、かつギターは自分で生弾き(ライブでもDJコントローラー触りながらたまにギター弾いたり。↑の動画だと1:49あたりから弾いてる)してる人で、
彼の音楽自体も前々から好きで、アンビエント感のある綺麗め+メロディック歌ものフューチャーベースで良いです。絶対日本人ウケするタイプの人だと思う。
Epic Vanguardもサイバネティックファンタジーという軸は守りつつ、ギターの使い方も印象的な音楽にしたくて、EDM好きでもポップスやロック好きでも聴ける音楽をMelodic Bass+Rocktronicでやりたいなあ〜と思いました。
そして今ちょうどそんな感じの曲が制作進行中なので、早く出したい!
聴く価値のある音楽とは
最近「聴く価値のある音楽」という言葉が自分の頭にのしかかってきてます。
その言葉の発祥は、1、2月に超絶スランプしてた頃に観たEthan Davisの動画なんですが、
動画の中で彼はさらっと「聴く価値のある音楽を作りたいなら、言い訳せずに音楽作れ!」というようなことを話していて、
Ethanにとってはもうそれは当たり前のことなんだろうけど、じゃあ自分のこととして振り返って「自分は聴く価値のある音楽を作ってきたか?」と自問自答し始めたら、急激に自分の曲に対するハードルが上がりました。
ネットで出回ってる音楽って、こう言うとよくないんだろうけど聴くに耐えないものもいっぱいあって、でも「楽しいからOK!」みたいな論理でスルーされてしまっていたりして、
でも、いくら楽しみでやってることでもYouTubeなりSoundcloudで発表してる以上、それを聴く他人はいるわけであって、その人が数分の時間を割いて聴いた結果「よかったな」とか何らかハッピーな気持ちになれるような品質のものを、自分は提供できているんだろうか、
と言うようなことをものすごく意識するようになって、結果、去年以前みたいにジャカジャカと作ることができなくなってきました。
そしてその「聴く価値がある」レベルに到達するのに自分に足りないことはものすごくたくさんあるということも自覚していて、昔出した曲の一部に後悔することも多く出てきました。
もう音楽やってて楽しいという感覚はこの数年ないんですけど、よく分かってないでなんとなく雰囲気で「楽しい」ではなく、音楽の深いことを知った上で「楽しい」と言えるようになりたくて、「聴く価値がある音楽」を目指してやってます。
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