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アンダスタンド・メイビー

2024年最初の読破記録。

「アンダスタンド・メイビー」上下巻
年末に上巻を手に取り出したから、厳密には年を跨いだけれど
これは上下で一冊とみなすとして。

島本理生の紡ぐ言葉が好きなので
彼女の作品を片っ端から読み漁ってるこの頃。

少女黒江の経験一つ一つが詳細に描かれていることで、苦しくも重たくも感じる。
話題一つ一つが重たく重なって、しかも下巻になれば展開やシーンの切り替えが早くて
いつもと違う作風だと感じるとともに。
何が伝えたいのかわからなくて
口コミサイトをのぞいてみた。

救われたい、神様、
そういった心情を描いた作品。

なるほどなと。

誰かに認められたり、容認されることによって、自分の存在価値を確立できるのかもしれない。

それって主人公ほどのつらい経験をしてなくても
感じるものがあるのではないだろうか。

少し重ための内容で苦しくもあったけれど
どこか読んでよかった
読むことによって救われたすっきりしたそんな感覚を味わった作品。

印象に残った文章
「でも聞けないことは、聞いてはいけないことか、聞きたくないことのどちらかだ。いつだって。」

うん、そうだよな。そゆ経験何度もしたなって共感の嵐。

ちょっと文章にまとまりもなく拙いけれど、
2024年はたくさんの作品を読みたいし
一つ一つを書き留めておきたいので
読書記録として残しておこうと思う。

ではまた。

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