瞑想とは肉体から魂への意識の移動

ベトナム縦断したり南米に1年間居住したりして、今はタイのお寺で修業中のひろみです。

お寺で瞑想を始めて大体1ヶ月くらいになるが、最近わかりやすい変化が現れるようになってきた。

これまでマスターが言っていたことや本で読んだことを踏まえて、自分なりに瞑想とは何かを考えてみたので、今日はそれについて書いていきたい。

僕は現実主義の人間だが、今回はスピリチュアルの内容になる。
記事の名前がちょっと怪しめなのはそれが理由だ。

瞑想とは肉体から魂への意識の移動

これは僕が昨日のお昼に瞑想した後にメモした内容だ。
ここに書いてある通り、これを瞑想中に感じた。

再度文章にすると。
まず、瞑想をして10分～15分くらいたった時に眠気のようなものを感じた。

その後すぐに、まぶたの奥が明るくなるような感じがし、頭がぼやーっとした感覚になる。

感覚的には体が揺れるくらいのぼやぼや度なのだが、実際の体を客観的にみても何も変化はなかったと思う。

鼻から息を吸い口から息を吐くとこの状態を維持しやすく、またこの時は呼吸が浅くなっていたと思う。

この状態を続ければさらに深く深く入り込めそうな感じがしたが、疲れたのでここまででストップした。

この状態になることはこれまでも何度かあったが、あまり気に留めていなかった。
今回はどっぷりこの状態につかろうと思ったら上記のような体験ができた。

マスターに聞いてみたところ、「正しい道を行っている！そのまま続けよう！」とのことだった。

瞑想の疑問点2つ

上記の内容を踏まえて、僕が今まで瞑想に対して抱えていた疑問点が解消し、瞑想に対して理解が深まった気がする。

まずは疑問点を書いていく。

1. 瞑想は思考をコントロールすることなのか？
   僕は瞑想は思考を止めたり、コントロールしたりするものだと思っていたし、実際にそのように瞑想を説明している文章を何度も目にしたことがある。
   
   だが、ここで仏教の教えとの矛盾点が生まれる。
   タイ仏教では「Dukka=全てのものは思い通りにならない。生きることは苦である。」という大事な教えがある。
   
   思い通りにならないといっているのに、瞑想では思考をコントロールしようとするのだろうか？
   

2. 瞑想とスピリチュアルの関連性とは？
   瞑想はスピリチュアルでは主役といってもよいくらい、よく登場する。
   ※ここでスピリチュアルは「目に見えないものを扱うもの」と定義する。
   
   だが、瞑想とスピリチュアルはどのように関連しているのか、ずっと謎だった。
   ただ単純にじっと座って呼吸をすることが、なぜ精神世界とつながれる行動になっているのかが理解できずにいた。
   
   以前の記事で書いた、マスターの発言も同様だ。

瞑想をしている時は、invisible bodyに意識が行く。（おそらく魂のこと）
この状態がトランス状態で、この時体が軽く感じ、平和、幸せな感情が芽生える。

invisible bodyに意識が行くといっているが、それがどういうことなのか？

意識の移動

今回の瞑想中の体験をもとに、上記の2つの疑問点をいろいろ考えた結果、「瞑想は肉体から魂への意識の移動を促すもの」と考えると納得のいくことに気づいた。

意識というのは定義するのが難しいものだが、今自分が認識している身体的な意識のほかに、精神的な意識（魂）もあると僕は思っている。

例えば、睡眠中や幽体離脱などはそっちの意識が顕在化している。
無意識ともいえるのかもしれない。

その2つの意識があると仮定して、瞑想をしていると徐々に肉体的な意識から抜けて、魂の方に移動する。

そう考えると疑問点が解ける。

まず一つ目「瞑想は思考をコントロールすることなのか」

これはNoだ。

思考をコントロールしているのではなく、肉体から意識が抜けているので、魂の方に意識が動くことによって思考を認識しにくくなるということだろう。

思考はコントロールできない。
一時的にそれを認識しなくなることはできる。

意識について僕は詳しいわけではないが、肉体と魂という少なくとも２つのものがあるのは考えにくいことではない。

人は身体の範囲内であればどこでも意識を移動させることができるし、訓練すれば体外にも意識を持って行くことはできるらしい。

そう考えると、瞑想をすることで肉体から魂への移動もまんざら不思議ではない。

二つ目「瞑想とスピリチュアルの関連性とは」

一つ目で最早すでに述べたようなものだが、目に見えない世界に意識を飛ばせるのであれば、スピリチュアルの世界に入ったといっているのと同じだろう。

僕は自分が確信を持ったことしか信じないタイプなので、スピリチュアルに関しては詳しくはわからないが
巷で言われるそういう関連の事は魂とかそういうものを通じて起こるものなのだろう。

マスターの発言にもあるように、そこに広がる世界にアクセスすると感覚が変わるし、以前の記事にも書いたような超能力的な力にも目覚めるのかもしれない。

こういうことに馴染みがない方からしたらかなり怪しい内容になってしまったが、僕は理屈がないものは信じられないタイプだ。

だが、もしかしたらスピリチュアルはあなたが思っているような遠い世界のものではないのかもしれない。

今までスピリチュアルは全く科学では説明できないことだと思っていた。

だが、全部は説明がつかないにせよ、科学でもある程度理屈があるものはあるし、こうじゃないか？という予測もついている。

スピリチュアル↔化学ではなく、科学→スピリチュアルのような関係性だ。