日本史論述ポイント集・中世⑦
今回は中世の社会・経済についてですが、キーワードは〈自立〉です。
自立した農民らが惣村を結成して自治を行う。座に属する商工業者が本所の庇護のもとで自立的に経済活動を行う。自立的な国人らが守護の領国に支配に抵抗して国人一揆を形成する。
このような〈自立〉的な存在が現れた背景としては、①経済的な成長と②強力な支配者の不在という2点が指摘できるでしょう。
上から抑えつける力がなかったがゆえに、経済力をつけた農民らが〈自立〉的な組織を形成していったのです。
〈自立〉をキーワー