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日本史論述ポイント集・中世

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中世①〜⑦をまとめました
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記事一覧

日本史論述ポイント集・中世①

この「ポイント集」も今回から中世へと入っていきますが、中世の学習を通じて考えてほしいこと…

相澤理
4年前
30

日本史論述ポイント集・中世②

今回は鎌倉幕府の支配体制について扱いますが、何と言っても難しいのは地頭の任務と権限だと思…

相澤理
4年前
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日本史論述ポイント集・中世③

今回は鎌倉中期の摂関政治の展開についてですが、一番のポイントとなるのは幕府と朝廷の関係で…

相澤理
4年前
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日本史論述ポイント集・中世④

今回は鎌倉後期を扱います。 蒙古襲来を経て得宗専制体制が確立するわけですが、得宗が権力の…

相澤理
4年前
30

日本史論述ポイント集・中世⑤

今回は、14世紀半ばから後半にかけての政治動向について、具体的には、建武の新政、南北朝の動…

相澤理
4年前
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日本史論述ポイント集・中世⑥

今回扱う守護領国制は、私大型の単答問題ではあまり出ないけれども、論述問題では頻出のテーマ…

相澤理
4年前
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日本史論述ポイント集・中世⑦

今回は中世の社会・経済についてですが、キーワードは〈自立〉です。 自立した農民らが惣村を結成して自治を行う。座に属する商工業者が本所の庇護のもとで自立的に経済活動を行う。自立的な国人らが守護の領国に支配に抵抗して国人一揆を形成する。 このような〈自立〉的な存在が現れた背景としては、①経済的な成長と②強力な支配者の不在という2点が指摘できるでしょう。 上から抑えつける力がなかったがゆえに、経済力をつけた農民らが〈自立〉的な組織を形成していったのです。 〈自立〉をキーワー