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4月が終われば、5月がやってくるらしい

 4月が終わった。4月は数日前に終わった。本来なら4月が終わる日、30日にこの記事を投稿する予定なのだけれど、アルバイトやら、『逆光』やら、自分のnote以外の執筆やら、『逆光記』というzineの製作やらに追われていて、なかなか書けず、遅ればせながらようやく僕の中で4月がおわる。

 2022年に入って、毎月末に今月の振り返りをしている。この記事を書かねば僕の中で今月は終わらない。かと言って来月が始まらない訳ではない。日付を書く機会が訪れたら、5月と記入するし、なぜかチマキが食べたくなってくる。鯉のぼりの季節だと思い出し、最近の広島東洋の試合結果を見たけれど、そこまで調子が良いわけではなかった。

 4月は自分の周りの環境・及び自分自身が大きく変化した。『逆光』のイベントをいくつも企画し、ほぼ毎日須藤蓮と会って打ち合わせを重ねた。イベントのビジュアル作成、つまりデザインもはじめた。まだまだ未熟なものでいろいろ指摘を受けながらも、僕が作ったビジュアルを見て誰かがイベントに来てくれるのは嬉しいし、僕の大好きなお店にチラシなんかが貼ってあるともっと嬉しい。

 GAPをやめた。詳しくはこちらを読んでいただければ幸いなのですが、GAPをやめてから、それまでいかに自分が大きな負担を抱えていたか、物凄くよくわかった。まずは通勤時間。往復合わせると2時間近くかかる。この間に読書をできると考えれば確かに合理的ではあるが、大体は寝てしまうので、あまり合理的では無い。あと、心がすごい楽になった。苦手な種類の人間を相手に、苦手な接客をするのは相当しんどかったのだと気がついた。

 そして新しくはじめたアルバイト…ゲストハウス「KéFU」のイベント企画やそれにまつわるビジュアル等の作成を担当しているのだけれど、やりがいしかない。KéFUのスタッフさんは皆楽しそうに働いている。マネージャーに「銭湯プランをするのだけれど……」と相談を受け、僕がこんなことをしたいと言ったら全てやらせてくれる。それで今は銭湯のコラムにまつわる書いたり、それをまとめたZINEの作成、銭湯の内部に貼るKéFUの広告やコンテンツの準備を行なっている。好きな服を着て、カフェのカウンターでケーキを食べながらパソコンで仕事をする。制服はモリカゲシャツ。もうすでに大好きな職場だ。

 就活をするのをやめた。4月某日に締め切りだったエントリーシート(唯一エントリーした会社)を提出しなかった。理由は、その会社は東京にあり、僕は京都を離れたくないからだ。フリーターでもなんとか面白く生きながらえられるような実感もある。雑誌の編集者なんて頻繁に募集しているし、今はこの大好きな京都で最大限修行している方が、僕は心地の良い人生を送ることができるようなきがしているのだ。

 そんな感じで、4月もあっというまに、目まぐるしく過ぎていった。5月の頭、残り数日で『逆光』が京都を去ってしまう。その後に僕はさらに動けたら成長できるし、ダメなら所詮そこまでの人間なのだ。覚悟の1ヶ月が始まる。いや、始まっている。


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