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ご報告と想い。

久しぶりに筆を取っています。そして、なぜかソワソワしています。今、自分にとってすごく大きな節目だと思い、その想いを素直に文字にして届けたくて文章を書いています。

目次をつけておきますので、気になるところだけを読んでいただいてもいいですし、全文読んでいただいてもOKです!ご自由に楽しんでください!よろしくお願いします!

ご報告

僕のInstagramやX(旧Twitter)等では発信したのですが、改めてこの場でもご報告させてください。

この度、学生団体Teacher Aideの共同代表を引き継ぐことになりました!(共同:つっぴー)

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Teacher Aide 設立 じんペーさん 各種SNS
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👨‍🏫共同代表 つっぴー 各種SNSアカウント
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学生団体Teacher Aideとは「教員一人ひとりの幸せ」を目指し、教員が働きやすい社会を学生なりに目指している学生団体です。

じんぺーさんが5年前に立ち上げ、今では全国各地に各支部があって、各地で自立しながら、ゆるく繋がりながら活動してきた団体です。

そして、今学校の先生を取り巻く環境は、無数の問題・課題に囲まれています。「教員不足」「残業代が出ない」「教員の働き方」「校則問題」「部活動の移行問題」「業務の見直し」「保護者対応」「子供の多様化」「教員の不祥事」「給特法」多分まだまだありますよね。

その中でも、「教員不足」というのは特に大きな課題だと思います。そして、この課題に対して、Teacher Aideという団体や活動はこれからますます大きな価値を持ってくるのではないかとも思っています。詳しくは後ほど書こうと思います!

これまでの経緯

実は、大学1年生の頃から一方的にTeacher Aideの存在は知っていたのですが実際に関わり始めたのは今年に入ってからでした。じんぺーさんに、思い切ってTwitterからDMを送らせてもらいました。

じんぺーさんへのDM

丁寧にご返信くださり、快く引き受けてくださいました。そして、1on1でお話をさせていただくことになりました。

1時間強お話させていただいて、自分の教育に対する考えだったり、じんぺーさんのこれまでの活動や想いをお互いに語り合いながら、意気投合したのを、今思い出してもとても嬉しく思います。ほんとに光栄なことだなと思います。

そして、とんとん拍子に話が進み、じんぺーさんから

「山形支部作ってみない?(笑)」

と言われ、二つ返事で

「ぜひ!やりたいです!」

と言って、山形支部を作り、任せてもらうことになりました。

そして、10月ごろかな。じんぺーさんが今年で学生最後ということで、次の代表を公募していました。もし、次の代表の立候補がなければTeacher Aideは無くなるとのことでした。

そこで、つっぴーが声を上げてくれました。
具体的には、

「Teacher’s Paradeを来年こそはやりたいです!」というものでした。

Teacher’s Paradeとは、2年前に開催されたイベントで、10/5の世界教師デーに合わせて、日々の先生たちを労い、「先生の地位向上」や「教育を社会の関心ごとにする」ことなどを目的に、渋谷のスクランブル交差点などで歩きながらメッセージを伝えるパレードです。

つっぴーの一言から、色々と話が進みました。そして、つっぴーから僕の方へお誘いのメッセージを貰いました。正直、すごく嬉しかったです。と同時に、もちろん不安もありました。偉大なじんぺーさんの次を担うのが自分でいいのか。でも、Teacher Aideは無くしたくないな。ちょっとした葛藤はありつつも、ポジティブな気持ちの方が圧倒的に強く、前向きな気持ちで、つっぴーに伝えました。

「一緒に頑張ろう!」

こんな流れで、僕らが次の共同代表になることが決まりました。

12/1のイベント

Teacher Aideは12/1に設立されました。
じんぺーさんが代表として開催する最後のイベントがありました。

Teacher Aideの日

このイベントの中で、Teacher Aideのこれまでの5年間の歩みやゲストの方々との絡みや関係性を総ざらいし、正直びっくりしました。

僕はまだTeacher Aideのことなんて全然理解できていなかった。僕が思っていたよりも、この団体は凄かったんだと。えげつなかったんだと。圧倒感と感動と衝撃と、そんな感情が同時に沸き起こった瞬間でした。

「なんてやばい所に居合わせてしまったんだ
(もちろんいい意味でね笑)。凄すぎる!」

とにかく、この4人のゲストの方々がもう本当にアツくて素敵でパワフルな方で。

しかも!なんと、このゲスト4名の方に加えて僕とつっぴーも交えて全体の場でクロストークをさせてもらうという、なんとも光栄な時間を過ごさせていただきました!めちゃくちゃ緊張しましたが、幸せな時間でした!
(このイベントの参加者は約50名ほど)

豪華なゲストの方とクロストーク!


「教員不足」に対してTeacher Aideが、僕自身が、できること

そのイベントの中で、名古屋大学教授の内田良さんがおっしゃていたことがありました。

「教員不足」ということは教員の成り手がいないということ。人材確保がうまくいっていないということ。つまりは、大学生が「教員になって学校現場に行く」ということに対する何かしらの阻害要因がある。それを、発信していくことが、先生になりたいと思う学生の声が、これからますます重要度を増してくる。国はやたらと「教員の魅力」を広めようとするけど、そんなのしなくてもほとんどの人は教員の魅力は知っている。教員の魅力を広めることは、ただマイナスに蓋を閉めることにすぎない。マイナスを減らそうとしない限り、この問題は解決しない。だから、これから現場に出たいと思う学生の声が大事になる。

当イベントにて

これは本当にそうだなと、深く共感しました。教員の魅力なんて発信しなくても、もうみんな知っている。だから、教員になりたいと思う人がいるし、一生懸命頑張って教職課程で教員免許を取る学生がいる。でも。でも、やっぱり教員になる怖さや不安があるから、実際に「先生になる」という選択肢から離脱してしまう。それを解決しない限り、教員不足は一生無くならない気がします。

だからこそ、これから先生になりたいと思っているあなた、学校現場に携わりたいと思ってるあなた、その一人一人の声が必要だと思います。

僕もその1人です。教育学部で小中高の教員免許を取って先生になりたいと思っています!

一人一人の声は必ず届きます。そう信じてます。だから、地道ではあるけれど、一学生の声として聞かせて欲しい。僕は、そうやって一緒になって声を上げたいし、協力できることならしてあげたいと思ってます。

学生の強み

じんぺーさんが言っていた、学生の強みがあって、

  • フットワーク軽く繋がる

  • 広げる、発信する、応援する

  • 色がついていない(ことが多い)ので、頼みやすいし、頼まれやすい。潤骨油的に人と人の間に

「所詮、学生でしょ?」なんて思うかもしれないし、思われるかもしれない。

でもそんな声に負けてほしくない!
負けたくないと思います!

実際に社会人として働いてない。まだ社会を知らない。責任がない。学生の弱みなんて、あげればキリがないほど出てくると思います。でも、だからこそ、「これから社会に出る立場」なりに「わからない」って言えると思います。「社会に出るのが不安だ」って言えると思います。

学校現場でも、社会でも、「わからんもんはわからん!」って、はっきり言える場になって欲しいし、少なくとも自分が関わる場ではそうしたいと思っています。

「社会人」になったら「社会に出るのが怖い」なんて言えないでしょ?

「社会に出る怖さ」を知ってるのは
社会に出る前の「学生」しかいなくない?

良くも悪くも責任がない、学生だからこそ、思ったことは素直に発信していい。学生の特権じゃん。そう思ってもいいんじゃないかなと。

(言い方が過激で誤解されるかもしれないけど、何でもかんでも無責任に言っていいよって言いたいわけではなくて、これからの社会を良くしたいと言う想いを持った前提で、「学生目線」でのこうして欲しいとか理想、とかは素直に言ってもいいじゃんってこと。ただの愚痴や中身のない理想はあまりよろしくないかと、、)

改めて、「学生」だからこそできること、言えること、強みに目を向けて、「学生」の力を少しずつ発揮していけたらいいなと思います!

改めて、先生の偉大さ

人と向き合うということは、簡単なはずがない。自分とは、考え方も、感じ方も、ものの捉え方も、育ってきた背景も、持ってる強みも弱さも、得意不得意も、アイデンティティも、何もかも同じ人なんていない。それに加えて、多様化が叫ばれるようになって、更に人との関わり方が複雑化したように思います。

一人一人違うのなんて、もう言わなくても知っている。そんなの大前提の話で。その上で、学校の先生は、一人一人の子供と向き合う。少人数学級のところもあるけれど、20人、30人と同時に向き合っている。

それに加えて、学級経営などという1つの「組織」とも向き合っている。そして、校務分掌などで学校運営とも向き合っている。また、「授業」というものを通して、子供の学びとも向き合っている。

どう見ても、誰が見ても先生は頑張ってるのに、世間の声やニュースは先生を悪者扱いかのようにする、この現状。僕は、どうしても許せない。何でもかんでも先生に押し付けるこの現状が。この風潮が。

「先生はサンドバッグじゃねーぞ!」って

もちろん、教師の力量不足な面もあるかもしれない。けど、それ以上に、教師の力量を最大限に発揮できない環境にこそ問題があると思います。

ちなみに、僕のInstagramの方で、これから先生になる人向けにちょっとしたアンケートを取りました。

「これから先生になる際の不安や恐れは?」

保護者対応、人間関係や職場の雰囲気、自分や家族のための時間確保、勤務時間の長さ、業務の多さ、余裕がなさそう、生徒との距離、授業中に間違った発言をしたらどうしよう、情報をアップデートする時間が取れなそう、などなど。

沢山の不安や恐れが出てきました。
色んな理由で、教員免許は持ってても先生にならない選択を、そもそも教員免許を取ることから離脱してしまう選択をするんだと思います。

もう、国としては、教師の魅力を発信するのではなく根本の課題と向き合って欲しいと、本当に切実に願います。

そうさせるには、やはり学生の声が大事なんじゃないかなー。何か大きなムーブメントを起こしたいなー、なんて思ったりしてます。

やっぱり、先生たちを助けたい。
これから先生になる人たちを助けたい。諦めてほしくない。折れてほしくない。これは、これから先生になろうとする自分のためでもあるかもしれません。

心理学的な考え方で、シャンパンタワーというものがあります。

シャンパンタワーの法則

まずは、先生自身が、自分自身を満たさなければいけない。余白を持たなければいけない。これは先生だけに限った話ではない。人間関係を築く上で、人と向き合う上で大事な考え方だと思うのです。


なぜ先生になりたいと思ったのか

色んな人と話をする機会があって、色んな人に聞かれます。

「どうして先生になりたいと思ったの?」

別に大した理由やきっかけはありません。
ただただシンプルです。

「かっこよかったから」

小学3年生くらいには、そう思うようになっていました。

「将来は先生になりたいな」

僕の学年はなかなか珍しい学年でして、誰かしらの転校や転入が毎年のようにあって、小学校6年間のうち毎年クラス替えがありました。その度に担任の先生が変わりました。でも、どの担任の先生も皆尊敬できました。

低学年の頃の担任の先生には、本当に厳しくしてもらいました。それが今の僕の土台となっていると思います。文字の書き方、掃除の仕方、授業の受け方、学校生活の過ごし方、挨拶の仕方、全て、僕は低学年の時に教育されました。

中学年の時の先生には、僕が算盤をやっていたおかげで、算数が本当に大好きで、計算ドリルを何十周も繰り返し解いて、見せるといつもいつも褒めて伸ばしてくれました。また学級委員などでクラスを引っ張っている自分をいつも認めてくれました。保護者会などで、親から聞く間接的な先生の褒め言葉はものすごく嬉しかったです。もちろん、誰かを傷つけたこともあるし、ダメな行いをすることもあったけど、ダメなものはダメだとしっかり叱ってくれました。優等生だからといって、ひいきせずしっかり教育してくれました。

高学年の時の先生の口癖は「瞬間」で、今この瞬間をどう生きるのかの大切さを口酸っぱく叩き込まれました。怒鳴る時は「瞬間」「瞬間」と連呼する、あの姿は今でも覚えているくらいです。

記憶がうろ覚えのところもあるけれど、間違いなく今の僕は、学校の先生たちの姿や言葉で成り立っています。厳しい時は厳しく、認めるところは認めてもらい、正面からぶつかるときもありました。

もちろん、中学校の先生方もそうです。

僕は、学校の先生に恵まれました。

だから、そのおかげで先生の凄さや尊さを小さな頃から本能的に感じ、吸収してきたように思います。

自分の言葉が、自分の行動が、自分の姿が、他人の価値観や思考、人格までをも形成する。

こうやって、数年、数十年経った今でも、出会った先生のことは覚えているし、久しく会っていなくても心の中に存在します。

誰かの人生に関わることができる。誰かの人生に関わるということは、その人の分まで生きることができる。自分1人の喜びや幸せじゃなくて、一緒に分かち合うことができる。

その子が成長してくれたら嬉しいし、何かを達成して報告しに来てくれたらもっと嬉しい。できなかったことができるようになる過程も一緒に見届けられる。

学校の先生って、その場限りの関係性じゃないんです。ずっと続いていくんです。

今でも、たまにお世話になった先生と街中で会うことがあります。

「今、こんなことして頑張ってます!」
と報告すると、とても嬉しそうにするんです。

もし自分が逆の立場だったら(先生だったら)、ものすごくたまらないだろうなと思います。

やっぱり先生はすごい。先生は尊い。

だから。だから、誰かを幸せにする先生には、自分自身も幸せであって欲しい。

そう強く思います。

Teacher Aideのロゴを見てください。

Teacher Aideのロゴ

「子どものために傘を傾ける先生の傘」をモチーフにしています。

子供を幸せに導く先生。そんな先生の拠り所となる団体でありたいと思います。

学びのフォーラムで感じた、向き合いたい2つの想い

先日、大学で所属しているゼミの先生が主催する「学びのフォーラム」というイベントに参加してきました。

学びのフォーラムとは、総じて「学びとは何か」という問いについて深めていきます。3回構成になっていて、

1回目「できるとは何か」
2回目「考えるとは何か」
3回目「遊ぶとは何か」

それぞれの回で、それぞれの問いについて深め、「学びってなんだろう」を見つめ考えていくイベントです。これを、県内の高校生、大学生、大学院生、現職の先生が、フラットに混ざり合い意見交換や交流をします。

実は、こういう肩書きとか所属とか世代とか、そういうのを一旦脇に置いて、「子供」とか「学校」とか「教育」とかを真ん中にしてフラットに交流できる場を作りたいなーと、個人的に思っていて、今準備中です。(笑)

でね、その中で、俺は改めて向き合いたい2つの想いと出会いました。

1つ目は教員に対してです。実は、大学1年生の頃から学びのフォーラムには参加させてもらっているのですが、毎度毎度、現職の先生たちは同じような言葉を残していくんです。

「ここが原点回帰になる」
「ゆったりと時間をとって考える時間はとても貴重だ」
「普段の忙しさからはなかなか深められないことに目を向けられる。」
「学生の意見を聞けて嬉しい」

本当にこのような声を、今学校の現場で働いている先生たちが毎回残していくんです。

そして、今回参加してくれた現職の先生(1年目)の言葉が、僕の向き合いたいと思う気持ちを強くしてくれました。

「学び続ける教師像というものを国でもよく言います。でも、いざ子供たちの前に立つとどうしても教える人と教えられる人の関係性になってしまう。学び続けたいと思っても、なかなか学び手になれない葛藤がある。そして、今日この場に参加して、改めて自分は学び手になりたかったんだな、と感じさせられました。」

こんな感想を、全体の場で共有してくれました。学び手になりたいと思っていても、教師という立場上、なかなか、そうはなれないという葛藤があると同時に、おそらく学び手になるほどの余白がない現状を、改めて痛感させられました。

やっぱり、教員の働く環境はよくしなきゃいけない。教員が心地よく「学び手」となれる場や余白が必要だと、強く思いました!

そして、もう1つ向き合いたいと思った想いは、高校生に対してです。

今回のイベントは高校生が6,7人ほど参加してくれて、その中で「教員になりたい」と思ってる人が少なくとも2人はいました。

そうやって、「先生になりたい」とみんなの前で言っている後輩の姿を見て、「ああ、この子たちのためにも、やっぱり教員の働く環境はよくしなきゃいけない」と思ったんです。

先生になりたいと思う、それだけですごく尊いことだと思います。やっぱり、そういう想いを途切らせてほしくない。折れてほしくない。もちろん、自分よりも後輩だけでなく、大学生、自分と同世代に対しても同じく思います。

やっぱり、先生になりたいと思う人がいる以上、先生の魅力は伝わってるんです。絶対に。

そういう尊い存在がいるからこそ、目を背けてはいけない。「キラキラした部分」ばかりを発信して、マイナスに蓋をしてはいけない。

マイナスを直視しなきゃいけない。

そこから始まるんです。

現職で頑張ってる先生も、これから先生になりたいと思ってる大学生も高校生も、やっぱりみんなの想いを大切にしたいし、尊重したいし、その夢を叶えて欲しいと思います。

僕1人ではできないです。限界があります。

一人一人ができることを、できる範囲でやっていきたい。一緒に伴走していきたい。

そうやって、誰かの声をきっかけに、誰かの行動をきっかけに、輪が広がっていく。

まずは、僕から。

団体として、個人として、これは挑戦すべき壁だと、改めて思います!

終わりに

もうそろそろ締めたいと思います。
ここまで読んでくれた方はいるんですかね?
もしいましたら、本当にありがとうございます。途中、感情的でよくわからない箇所も多々あったと思います。でも、全部素直な今の気持ちです。

Teacher Aideの共同代表を引き継いだ今、個人として、団体として、何ができるのか、この社会に何を発し、どうあるべきなのか。

壁はすごく大きいです。簡単ではありません。

だからこそ、みんなで乗り越えていきたいです。学生だけでなく、社会人の方も一緒に。

教育を社会の関心ごとに。

これから、精一杯頑張っていきます。

何か力になれることはやりたいですし、一緒にできたらいいなと思います。

いつでも気軽に連絡ください。
ぜひお話ししましょう!

そして、応援のほどよろしくお願いします!

最後に、この長い文章を読んでいただきありがとうございました。

素敵な未来に向けて、一緒に歩んで行きましょう!

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