理想の教育とは【2023年6月25日】
6/24-25は福岡で、廃校教育キャンプに参加した。この振り返りは、またゆっくりと、noteを書いて向き合おうと思う。
その中で、あるワークショップがあって。
こんな問いを投げられた。
「あなたが理想とする教育を形で表してください」
1時間だけあげます。好きに使ってください。材料は何を使ってもいい。折り紙、新聞紙、ダンボール、フェルト紙、毛糸、ビーズ、ペン、草や葉っぱなどの自然物、、等々。
そこで、俺が表した理想の教育がこれ。
これをみてどんな印象を受けますか?
これをみて何を思うでしょうか?
あなたならこの作品にどんな意味づけをしますか?
少し、考えてみて欲しいです。
まあ、「よくわからん」と思うのです(笑)
なので、俺の頭の中を開示したいなと思います。
別に答え合わせでもなんでもないし、これが正解のわけでもなくて、この作品を見て、各々で何か感じたものがあれば、それはすごく尊いもので、大事にして欲しい感性だと思います。
作品を作ってる時に意識したのは、映えや綺麗さではなく、一つ一つの材料に意味を込めること。
まず、1番土台となる黄色い台紙。これは「心理的安全性」をイメージした。黄色はなんとなく、包み込んでくれる優しさ、ほわっとした柔らかさのイメージがあって、そんな、自分の存在が柔らかく受容される心理的に安全な場が大前提として必要だなと思う。
そして、真ん中にある星やビーズ。これは、赤ちゃんから幼少期あたりをイメージした。よく見ると、一つ一つ色が違う。生まれたばかりの頃は、それぞれが個性を持って生まれているけれど、そこまで大差はないのかな、大きく違いは見えないのかな、というところで、ある程度同じ形ではあるけれど、それぞれが個性を持っているんだ、というのを表現してみた。
そして、その星やビーズを囲む金色には「人は何者にでもなれる」という意味を込めた。
1兆4000戦億分の1の奇跡とそれが7000世代受け継がれて、この世に生を預かった、ものすごく尊いキラキラした命。
「人は幸せになるために生きてきた」
これは、おそらくほんとうで。だからこそ金色に輝く土壌の中で、自分らしくキラキラ生きてほしいという意味を込めた。
そして、その周りを囲む赤や青や黄色等の毛糸。これは、生きてく上で出くわす感情や出来事をイメージした。生きてれば、楽しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、苦しいこと、成功体験や失敗体験、自慢話や黒歴史、本当にさまざまな感情、場面に出会う。そうやって、たくましく、自分らしく、歳を重ねて生きていく。そんな感じを表現してみた。
そして、周りにある草木などの自然物は大人をイメージした。よく見ると、同じ形や色をしてるものはあるけど、「向きも形も全く同じ」っていう植物はない。四つ葉になりたい人は四つ葉になればいい、シロツメクサになりたければなればいい、置かれた場所で綺麗な紫色の花を咲かせてもいい、猫じゃらしみたいに枠にとらわれず自分が好きなように飛び出て行っていい、たんぽぽ(?)みたいに、自分の歩みたい好きな方向に歩んでいけばいいし、枝になってもいいし、石になってもいい。
なりたい姿に、歩みたい道に、それぞれが自分の足で歩んでいける。花を咲かせても咲かせなくても、地に足つけて、着実に一歩ずつ歩んでいける。そんな姿をイメージした。
そして、外側に貼られた銀色。いろんな経験を積み、人や感情や景色に出会い、最初持っていた純粋な金色みたいなキラキラではないかもしれないけれど、自分のこれまでの歩みは決して間違ってない、いつまでもキラキラした存在であり、社会でありたい。そんな意味を込めました。
こんな感じで、改めて作品を見てもらえると、僕の考えが少しわかるのかなと思います(笑)
でも、理想って人の数だけあって、その一つ一つに正解不正解とかはない。みんなの作品を見て、想いを聞いてどれも分かるし共感できるし大事なこと。
万人に共通する絶対的な解がないからこそ、それぞれがもつ自分なりの”解”をどう擦り合わせ、化学反応を起こしていくのか、起こせるのか。
「この社会の中で、あなたが抱く理想はどのような意味を持ちますか?」
この問いはものすごく難しくて、まだモヤモヤしてる。
でも、それでいい。
今はモヤモヤする時期かもしれない。
考えることをやめるな。
変わることを恐れるな。
学び続けろ。
廃校教育キャンプ参加者の皆さん!
最高な2日間をありがとうございました!
またゆっくりと振り返ります!
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