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2022年企画展備忘録①

今年はそれなりにたくさん企画展に足を運んだのでせっかくなので自分用に備忘録を。

ジャンルごちゃまぜですが今年行った企画展(一部常設)の雑感をまとめていきたいと思います。
ジャンル、まじでごちゃまぜです。

とりあえず長くなったのでとりあえず1〜3月を。
1年近く前のことなので記憶が曖昧ゆえ、かなりふわっとした備忘録です…


1.『印象派 光の系譜』 三菱一号美術館

2022年企画展初め。(ちなみに2021年の締めは江戸博の縄文展)
三菱一号美術館初めて行ったけど建物が古くてとっても雰囲気良きでした。
中身はザ・印象派という感じで。最後の部屋にモネの水連がいくつか集約されていて比較して鑑賞できるのもとてもよきでした。
内容よりも建物がよかったという記憶が強い。

2.SANAA展『環境と建築』 TOTOギャラリー・間

ギャラ間久しぶりに行ったけどとっても良かった~~!
というかやはりSANAAがすきなのでどれも最高でした。全然建築専門の人間ではないですがSANAAの環境と調和した建築が好きだなあと思うし、造形としてのシンプルさとか確実に影響を受けているな〜と改めて。
個人的にこの企画展はちょっと迷子になっていた人生を引き戻してくれた企画展だったなと思うのでかなり思い出深いです。恩がある。笑

時間帯もやわらかい光が入っててよい時間帯だった◎

3.『白井晟一入門』渋谷区立松濤美術館

白井晟一、全然知らなかったけど楽しめた!
白井晟一が設計した美術館で企画展をやるというのがなんとも素敵。
その人の作品の中を歩きながらその人を知れるという体験は建築でしかできないし貴重だし贅沢でいい企画展だなあと。
企画展自体は前期後期あって前期は白井晟一の作品たちの模型や図面などを中心に展示。
後期は松濤美術館に焦点を当てた展示。
私は後期の方に行きましたが前期も行けばよかった…!
ドイツで哲学を学び、その後独学で建築家の道に進むというなんともユニークな経歴も面白かった!
人生なんでもできちゃうじゃんと思わせてくれる。

水面がよき


4.『池内晶子 あるいは、地のちからをあつめて』府中市美術館

府中市美術館も初!今年は初めての美術館に沢山行ったなあ。
展覧会キービジュアルのような真っ白な空間の中で作品が観れるのかと思ったら展示室の床が普通にフローリングでちょっと残念。
絶対白い床の方が作品の視認性良いと思うのでもう少し展示的に工夫できなかったかな…!と。
そこだけ残念ポイントでした。


5.『ロニ・ホーン展』ポーラ美術館

現代美術家ロニ・ホーンの企画展
『水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?』でした。
ポーラ美術館、行くまでが中々大変ですがそれ込みでかなり満足度高い美術館ですね。
新宿からロマンスカー〜箱根登山鉄道〜バスを乗り継いでやっと到着!
登山鉄道も初めて乗ったけど楽しかったな〜。

ポーラ美術館、なんと言っても建築の美しさで優勝しております。設計は日建設計。
水のタイトルがついた展覧会ですが、ポーラの建築自体も水っぽくてそれが呼応しているようで素敵だったなあ。建物もいいし、庭もいい。ちなみに庭にも作品があって散策しながら楽しめました。
そしてレストランもめちゃくちゃ良かった!
料理も美味しいしサービスもいいし眺望もいいので文句なしです!もうここに住みたい。
遠いけど総合的な満足度高いです。近くに宿取って行くのが1番ゆったりできてよいかも。

ファサード美しい。
企画展タイトルの入れ方も野暮ったくなくて素敵。
ドアは木。素材の対比がよき!
時間帯によって光の表情が違って綺麗
レストランも◎

企画展の中身はというと、
SNSで拡散されてた鋳造ガラスは入ってすぐで展開されておりました。箱根の森と調和してて綺麗だった。

その後も2フロアに渡って展示は続くので結構なボリュームでした。
ラストの方にあったクソデカドローイングみたいなのも良かった。

同時開催してたモネ展も覗きました。

フライヤーで見た感じこっちの展示デザインかなり気になっていたのですが個人的にはイマイチでした…!
キャビネットや床の色味は綺麗だったのですが
なぜこれでなければいけなかったのかがわからず…
素材もモネとの親和性があまり良くなかった気がする。


6.『ハイキュー!!展』池袋サンシャインシティ

私の""人生""と言っても過言ではないハイキュー!の完結記念の原画展へ…。
元々チケット取れなくて行けない予定だったのですが友人の妹さんが行けなくなってしまい譲っていただけた…!!!!
妹ちゃん本当に有難う〜〜!一生の恩……

展示内容は冒頭にキャラ紹介的なお部屋があってあとは時系列順に原画展示。ちょこちょこ各校のモチーフぽい装飾があったり。
この展示を見るだけで、ハイキュー!を最初から最後まで読んだ気持ちになれる…
途中からずっと目に涙を溜めて見ておりました。
改めて漫画としての完成度が高すぎる。
ハイキュー!はバレーボールが日常の一部として描かれているところが本当に大好きで。
バレーを続けている子も、辞めちゃった子も、途中で逃げてしまった子も、やっていない子もみんな肯定してくれる。
改めて完結してしまったんだな……とこの原画展に行って実感が湧いた。
でも""終わり""という感じは全然なくて、日向たちの人生はこれからも私達と一緒にずっと続いて行くって気持ちが強い。
こんな風に感じる漫画初めてですよ〜
本当にハイキューは最高…

7.『戦国武将足利長尾の武と美ーその命脈は永遠に』足利市立美術館


本当に我ながらジャンルがごちゃごちゃで笑ってしまいますが3月は足利に刀を観に行ってきました。
友人各位はご存知かと思いますが現在の私のメインジャンル刀剣乱舞でやらさせてもろてまして。
刀剣乱舞のオタクになってからまじで色んなところに刀を観に行っております。
トーハクが近所なのでよく行きますが去年は名古屋の徳川美術館に行ったり。
そして今回は足利の美術館に行ってきました〜
なんと言っても今回観に行ったのは私の初期刀(ゲームを始める時に選べる最初の一振)の山姥切国広でして…!!!
ゲーム内でもめちゃくちゃ人気の刀なので展示が決まったものの抽選のチケット制…!
そしてそれにことごとく外れる私…(弱すぎる)
チケット取れずにまじで絶望虚無だったのですが職場の先輩が朝早く行けば整理券貰えるらしいという情報を入手してくださり、行ってきました。ほぼ始発…(0か100かのオタク…)

朝日を浴びてきらきらの足利の川
街中にたくさん推しがいる
無事整理券ゲットした
さくら

刀剣展示が良いというより、刀剣展示をきっかけにして地方の町がこんなに盛り上がってんのがめちゃくちゃいいなと感じました。
刀剣乱舞ってコンテンツが始まってから所在不明の刀剣が発見されたりクラファンで写しが製作されたり改めてすんごいジャンルだな〜と思う。
あと素直に自分の推しの刀が地方の盛り上げに貢献してるのがめっちゃ誇らしくて嬉しかったな。
刀剣展示自体は、まさかの早起きが祟りめちゃくちゃ眠くて全然記憶がない(バカ最悪のオタク)
ちなみに今回の展示での足利市の経済効果は4億8000万円。なんとも誇らしい数字〜!

足利フラワーパークでの推し


この数ヶ月後、6月頃かな?
個人蔵だった山姥切が足利市立美術館さんへ所有権を移す方向で調整中という情報が。
これについてはネットでめちゃくちゃ賛否両論あるのを見ましたが一個人としては賛成だな〜と思う。
個人蔵ってきっと我々が考えられないくらい気力と経済力が必要だと思うし、個人が責任の所在を負うにはあまりにも大きな存在になってしまってきているのも事実だし。
保存環境が整備された公的な施設に譲るというのは、所有者としては勿論寂しい気持ちもあるだろうけどこの先何百年も残っていてほしいなと思ったら、やっぱりそういう結論になるのかなあと。(一個人の意見です)
そんなことを考えられたいい機会になりました。


8.『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』東京都美術館

3月ラストは都美館のフェルメール!
フェルメール自身で塗りつぶされたとされていた「窓辺で手紙を読む少女」
これが彼の死後に何者かによって塗りつぶされたと最新の研究で明らかに。大規模な修繕が行われてフェルメールが描いた当初の姿となって展示されていました。
ここの修繕にフォーカスした展示のエリアが1番楽しくて見応えありました。
このへんから美術品の修復とかに興味が湧いておりまして、誰かそういうバイト知ってたら紹介して下さい。
もしかしたら自分は何かを生み出すというより生み出されたものを遺していく作業の方が興味あるのかな〜と思えた展覧会でした。


とりあえず1〜3月を振り返りましたが記憶がかなり曖昧な部分もあり、やっぱ記録はこまめに残した方がいいという小学生のような学びを得ました。
一気に1年分を書き起こすつもりでしたがめちゃくちゃ体力つかったのでとりあえず①として投稿…!
4月〜の記事も近々まとめて出します!

これほんとは2022年内に上げたかったのに結局年跨いでしまった…今年は記録こまめに頑張ります。

②につづく

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