『脳はバカ、腸はかしこい』
〈腸を鍛えたら、脳がよくなった〉
藤田紘一郎 著
最近、腸に関する話題が流行っている。
腸内フローラとか、腸活とか大流行だ。
一昔前なら(歳を取るとずいぶん前になるのだが)腸のことなんかあまり考えていなかった。
この本を読んでから、食べたい、飲みたいものを、脳が欲しているのだろうか、それとも、腸が欲しているのだろうかと考えるようになった。
毎日飲む3杯のコーヒーはとても美味しく感じているが、これはどっちなんだろう。
腸のためになっているのだろうか。
腸と脳の関係を分かりやすく書いてあり、腸の神経細胞が進化して「脳」を作ったとある。
少し前に腸に関する書物を読んでから、自分なりに脳と腸の関係をパソコンに例えて「脳がCPU、腸がOS」と考えていたことがあって、脳がすべての指示を出しているわけではなく、腸から指示された命令を計算して体に伝え、動かしていると思っていた。
どうやら本当のことだったようだ。
そして、食べ物がその人の性格を作っているのではないかと信じている。
隣国と長くお付き合いをしてきたが、長くあちらに暮らしているとお腹がゆるくなることが多い。
これはまさに、腸が「これは、ちょっと無理!」と言っている様である。
そういえば、コーヒーには利尿作用があり、トイレが近くなるのだがこれは体が拒絶しているのではないのか。
それでも、ほぼ毎日マグカップで3杯のコーヒーを飲んでいる。
文献によると(カフェインの科学 栗原久著)300mlを3杯なので、
150mlのカフェイン量
300ml飲むと2倍
↓ ↓
115(ml)x2(倍)x3(杯) = 690mg
690mgのカフェインを服用しているわけだ。
表1 コーヒー中のカフェイン量
種類 平均 (mg) 範囲(mg)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レギュラーコーヒー ( 5オンス : 約 150ml)
ドリップ 115 60 ~ 180
パーコレート 80 40 ~ 170
インスタントコーヒー 65 30 ~120
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(Gilbert, 1976)
表2 紅茶中のカフェイン量
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
種類 平均(mg) 範囲(mg)
紅茶 (5オンス : 約 150ml)
ドリップ 50 20 ~ 110
ティーバッグ 30 25 ~ 50
アイスティー (12オンス:約 350ml) 70 67 ~ 76
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(Gilbert, 1976)
これが多いのかどうかはわからないけど、これからは「腸」の話をよく聞いて生活していこうと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?