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『捕まえて、食べる』

著者  玉置標本
出版社 新潮社 (2017/7/18)
単行本 168ページ
ISBN-10 ‎4103511419

とんでもない本を見つけた。
J-WAVEの番組で玉置標本さんという人がゲストに出演されていて、『育ちすぎたタケノコでメンマを作ってみた』と言う著書の話を楽しそうに話していた。
どうやら「DAILY PORTAL Z」にも怪しげな記事を書いているらしい。
さっそく図書館で探したら『捕まえて、食べる』があったので借りて速攻で読んでみた。

初っ端から韓国のゲテモノ「ホンオフェ(홍어회)」をエイを捕まえて自分で作ってみる話が出てきた。

以前、「ホンオフェ」をニ度食べた事がある。
一度ならずなぜ二度まで食べたかというと、お客さんの接待に付き合わされたから逃げられなかったと言う理由。
アンモニア臭して、文中にも書かれているが雑巾の臭いとかボットン便所の臭いがして息をしない様にして食べ、二度とも腹をくだした最悪の思い出だ。

その後は、ホタルイカを網ですくう体験は「一度はやってみたいリスト」に書き込んでおいたくらい面白そうでした。
宴会などの酒席で出てくるホタルイカを網ですくうなんてとっても楽しそうです。

続いて、干潟のアナジャコ、塩を入れてマテガイ、高級ネタのギンポ、ヒラツメガニ、粟島のタコ取り大会、多摩川の野草などが続き、長野のザザムシ、大トリはスッポンとなっています。

一応、著者のポリシーは局所的な地方で食される(食されていた)伝統的な採取方法での食習慣を自分でやってみるようで、いわゆる「ゲテモノ」を狙っているものではないことに好感が持てます。
例えば、長野県の伊那地方ではザザムシという川虫を食べる習慣があり、昆虫色が多く残されている長野でもここだけの食習慣らしい。
特に食べたいとは思わないが、蜂の子やイナゴの佃煮くらいなら食べたことはあるが、特に美味しいとは思わないのでご遠慮させていただきます。

近所で出来るお遊びとしては選択肢に入れてもよさそうな趣味ともいえる。
真夏に老体にはきついお遊びなので、秋になったら近所の草むらでも探してみようかな、などと考えてみたりしている。

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