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長く経営を続けることにチャレンジする。

長期に渡り経営を続けることへの自身の考えとスタンスについてまとめてみようと思います。事業をやっていると、上手くいかないことも多く、頻繁に壁にぶつかるので、全て投げ出して他の道を模索したくなるものです。ただ、自分の場合、今の事業だけは、長く続けたいなと思っています。その理由は以下の通りです。


長く続けることが、サービスの価値最大化につながる。

もちろん、事業規模も重要ですが、継続してサービスの質を高め、一貫性を持って真摯に取り組んでいくことで、自分が得たい自分が思う「事業のブランド化につながる」ものだと思っている。

具体的に、この事業領域において、事業のスケールを目指すこととブランド化を目指すことに、二律背反性を感じている。簡単に言うと「事業の規模を大きくすればするほど、サービスの質が下がってしまう」というジレンマに陥ること(そこを打破するためにできることはたくさんあるが、今回は議論をシンプル化するために一旦置いておく)。
故に、一定属人性の高さを許容し、無理のない速度で事業を育てていくこと。それが自分が求める事業の姿であり、価値を届けたいクライアントに対して一番最善な姿だと考える。

自分もよくお世話になっている先輩経営者からの言葉で、「経営する上で "何を捨てるか" を強く意識しなささい」というものがあり、「全てを求めると崩れるものがあるから、タイミングを見て優先順位を付け、適切な取捨選択をすべき」という意味と解釈しているが、今の自身の事象に置き換えると、短期間でのスケールという時間軸は一旦諦めて、中長期で一番望む形を狙いに行きたいということ。

創業者自身が飽きずに取り組めるもの。

これも意外と重要だと思っている。自分が起業相談を受けた時に必ず答えることで、「創業者自身が飽きずにやり続けられる領域で事業すべき」と話すが、自分にも強く当てはまっているように思える。起業する動機やモチベーション源泉は何でも良いと思う派だが、どんな理由であれ長らく続けていくことほど難しいものはない。新しいもの好きの好奇心の高い気質でもある創業者は尚更だ。

自分の場合、事業領域である「スタートアップ×採用」の領域がそれに当てはまるか、は断定するまでは至っていないが、少なくとも飽きずに続けていきたいこと。他にやりたいこともないし、長期間取り組んでいこうと思う。

長く「経営」を続ける経験から見識を広げたい。

長く会社経営すると、色々な紆余曲折を経ることになる。それを乗り越えて、今に至る人の言葉は重みがある。自分もそういう深みのある人格形成がしたい。そういう事業や経営の "本質" みたいなものを見つけたいし、(自分本位だが)それを探求する存在意義の会社だし、自分のあり方としてそこを目指したい。