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感染拡大で延期続出で1試合のみ!モアナ・パシフィカ vs チーフス、プレビュー

う~ん。。。予想通りと言えば簡単だが・・・
各チームにコロナウイルスの感染拡大でRound5のニュージーランド(NZ)のチームの3試合全ての試合が延期となった。
元々のカードは、
ハイランダーズ v モアナ・パシフィカ
クルセイダーズ v ブルーズ
ハリケーンズ v チーフス 

先週20人くらいの陽性者が出て先週の試合延期となったハリケーンズと開幕から2試合延期となったモアナ・パシフィカは、今週は試合がやれる状態だったので、その試合を今週にすると思われたが・・・
何故か今週17人も陽性者が出ているチーフスとモアナ・パシフィカのカードを入れてきた。

これで、ハリケーンズ2週連続試合をしないことになる。開幕前に膝の怪我で4週間欠場のTJ・ペレナラも復帰予定だったので余計に残念だ。

急遽変更で組まれたカードのモアナ・パシフィカ v チーフスのメンバーと試合展望を書いていきます。

★モアナ・パシフィカのメンバー★

1.Ezekiel Lindenmuth 2.Luteru Tolai 3.Sekope Kepu (c)
4.Mike McKee 5.Samuel Slade
6.Sione Tu’ipulotu (Debut) 7.Solomone Funaki
8.Henry Time-Stowers
9. Jonathan Taumateine
10. Christian Leali’ifano
12. Danny Toala 13. Levi Aumua
11. Neria Foma’i 14. Tima Fainga’anuku
15. William Havili
Reserves:
16. Samiuela Moli 17. Taukiha’amea Koloamatagi 18. Joe Apikotoa
19. Alex McRobbie 20. Josh Kaifa (Debut)
21. Ereatara Enari 22. Lincoln McClutchie 23, Fine Inisi

2週間前のクルセイダーズ戦から若干の変更がありました。
フロントロー、ロックは変わらず。6番S・トゥイプロトゥがデビュー、クルセイダーズ戦でチームの初トライを取ったS・フナキが6番から7番へ。

意外だったのが、クルセイダーズ戦で良いパフォーマンスをした9番E・エナリ10番L・マクラウチのハーフ団が揃ってベンチ。
元ハリケーンズのJ・タウマティニが9番、大ベテランで元ワラビーズのC・リアリーファノが10番に入り先発での機会を与えた。

クルセイダーズ戦で良いパフォーマンスをした、ミッドフィールド(⑫⑬)、アウトサイドバックス(⑪⑭⑮)は据え置き。

★チーフスのメンバー★

1. Ollie Norris 2. Bradley Slater 3. Sione Mafileo  
4. Laghlan McWhannell 5. Brodie Retallick
6. Tupou Vaa'i 7. Hamilton Burr*
8. Pita Gus Sowakula 
9. Brad Weber (c)
10. Bryn Gatland
12. Rameka Poihipi 13. Alex Nankivell
11. Jonah Lowe 14. Emoni Narawa
15. Kaleb Trask
Reserves:
16. Tyrone Thompson* 17. Atu Moli 18. Solomone Tukuafu*
19. Samipeni Finau 20. Mitch Brown
21. Rivez Reihana 22. Josh Ioane 23. Quinn Tupaea
17人が試合に出ることが出来ないと発表があったチーフスは、以下のメンバーが陽性、または、同居人に陽性者が出て濃厚接触者となった選手か。
Luke Jacobson, Reuben O’Neill, Josh Lord, Angus Ta’avao, Kaylum Boshier, Gideon Wrampling, Cortez Ratima, Naitoa Ah Kuoi, Sam Cane, Aidan Ross, Tom Florence, Simon Parker, Mitch Jacobson, Samisoni Taukei’aho, Anton Lienert-Brown, George Dyer, Xavier Roe.

上記の17人が先週のクルセイダーズ戦に出場した選手ばかりだ。
クルセイダーズの選手もかなりの数だと言う事は、お互いにうつし合ったと言う事か。

17人も不在になるので大幅にメンバー変更になるが、それでもなかなか良いメンバーになっているのが今年のチーフスの層の厚さか。

欠場が多いのでスコッド外からH・バーが7番、18番S・トゥクアフェをメンバーに抜擢。そして今年初めてのスーパーラグビーになるT・トンプソンがフッカーのバックアップで16番に入る。

A・モリ、J・イオアネ、Q・トゥパエアのキャップホルダー、その他も、昨年活躍した選手もいるし頼もしいベンチだ。

★注目マッチアップ★

8番 H・T・スタワーズ vs P・G・ソワクラ
クルセイダーズとの試合で、ボールキャリー、ブレイクダウンでフィジカルの強さを発揮したスタワーズ。
対するは、今季絶好調でフィジカルバトルで毎試合大活躍しているソワクラ。フィジカルバトルは見どころ満載!!

10番 C・リアリーファノ vs B・ガットランド
経験の浅いチームを引張る役目を与えられた経験豊富なC・リアリーファノ。
対するは、先週のクルセイダーズ戦で、一皮むけたところを見せ、J・イオアネをベンチに追いやったガットランドが、この試合でも良いパフォーマンスが見せれればレギュラー獲得に前進しそう。

13番 L・アウムア vs A・ナンキヴェル
12番D・トアラと共にフィジカルでクルセイダーズを上回った頼もしい存在のアウムア。
対するは、オフロードパスのスキルが凄いナンキヴェルが、ABsが揃うミッドフィールドを前にこの試合でアピールしたいところ。
この試合の一番の注目マッチになるか。

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★試合の展望と勝敗予想★

プレシーズンマッチで対戦して7-61と良いところなしで終わったモアナ・パシフィカがこの試合では、どれくらいやれるか注目される。

まずは、セットピース、ブレイクダウンの出来を見極めたいが、クルセイダーズ戦では、思ったよりも健闘したモアナ・パシフィカが同じくらい出来れば面白くなりそう。

開幕戦でラインアウトのスローイングが良くなかったチーフス2番B・スレイタ―。今回もスローイングが良くないようだと、モアナ・パシフィカが付け入る隙も出て来るか。

あとは、注目マッチアップでも紹介したところがポイントで、特に10番のゲームメイクが鍵になりそう。モアナ・パシフィカのC・リアリーファノがガットランド相手に経験の違いを見せることが出来るか。

ミッドフィールド(⑫⑬)の対決でモアナ・パシフィカがクルセイダーズ戦で見せたパフォーマンスをしてチーフスを慌てさせることが出来るか要注目。

メンバーを17人欠いても強力なチーフスの苦戦も言われている。
しかし筆者の考えは、2週間前にクルセイダーズが苦戦した試合で観察しているし、多くを欠いてもメンバーが悪くないチーフスが一試合通じてしっかり戦うか。 30点差以上でチーフス勝利と予想

★筆者の注目選手★

開幕前に記事にしたチーフスのチーム分析「筆者が注目する新入り」のところでも紹介した、タイロン・トンプソン
なかなかデビューさせて貰えずやきもきしていた筆者。やっとデビューになりホッとしています。本人も試合に飢えているだろう。
彼の持ち味は、チーム分析も書いたように、ボールを持ったプレイ。
フランカー並みの走力があり、スペースがあればそのままトライに持ち込んでしまう。トンプソンに注目する価値があるか。

後は、モアナ・パシフィカの13番L・アウムアのパフォーマンス!!

※写真は2021年スーパーラグビー、ハミルトンにて筆者撮影


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