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今年も本命!スーパーラグビー2022チーム分析クルセイダーズ編

Home ground: Orangetheory Stadium
Coach: Scott Robertson
Captain: Scott Barrett

昨年のスーパーラグビーAotearoaのチャンピオン
トランスタスマンは、ポイントではハイランダーズと並ぶも
得失点差で3位となり決勝を逃した。

(2021年のスーパーラグビーAotearoa決勝の生観戦レビュー)

2022クルセイダーズのスコッド:


Hookers: Codie Taylor, Brodie McAlister, Shilo Klein*
Props: Joe Moody, Oli Jager, Fletcher Newell, George Bower, Tamaiti Williams, Finlay Brewis*
Locks: Scott Barrett, Quinten Strange, Mitchell Dunshea, Sam Whitelock, Zach Gallagher*
Loose forwards: Tom Christie, Ethan Blackadder, Sione Havili Talitui, Cullen Grace, Pablo Matera*, Dominic Gardiner, Corey Kellow*
Halfbacks: Mitch Drummond, Bryn Hall, Te Toiroa Tahuriorangi*
First fives: Richie Mo’unga, Simon Hickey*, Fergus Burke
Midfields: Jack Goodhue, David Havili, Braydon Ennor, Isaiah Punivai, Dallas McLeod
Outside backs: Chay Fihaki, George Bridge, Sevu Reece, Will Jordan, Leicester Fainga'anuku, Kini Naholo* 
(*クルセイダーズに新しく入る選手)

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FWの数人のレギュラーまたは準レギュラークラスが他チームや
日本に移籍したものの残っている選手で十分補える層の厚さ。
オフシーズンにしっかりと補強も忘れずにこなし相変わらず
凄いメンバーのクルセイダーズは今年も本命か!

ポジション別の詳細:

フッカー(②)
オールブラックス(ABs)の2番のレギュラーのC・テイラーは
このレベルでは抜群!控えの選手のレベルアップが課題か。

プロップ(①③)
昨年ABsデビューしてメンバーに定着しそうな
G・バウアーがシーズンを通して活躍すれば
ABsの1番のレギュラーへの道が見えてくるか。
J・ムーディーとのレギュラー争いも注目。

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パワー不足のABsに欲しいくらいのサイズで140キロを超える
T・ウイリアムス(写真上)がアラアラトゥアの抜けたポジションを狙うが
アイリッシュのO・ヤーガーが簡単にはポジションを渡さないだろう。

ロック(④⑤)
ABsのS・ホワイトロック、S・バーレットで安泰だが
控えもABsキャンプに呼ばれた経験があるQ・ストレンジ、
M・ダンシエの二人が居るので十分すぎるほどのロック陣!

ルースフォワード(⑥⑦⑧)
T・サンダース、W・ダグラスのレギュラーに食い込めそうな
レベルの高い選手の二人が揃って日本に移籍したものの
アルゼンチン代表のP・マテラを獲得としっかり補強に成功。
昨年怪我に泣いたT・クリスティーはプレシーズンマッチ2試合を
見る限りは元気そうで心配いらないか。

昨年ブレイクしてABs入りしてレギュラー争いにも食い込んだ
E・ブラッカダー(写真下)ABs返り咲きに燃えるC・グレースも居るなど
タレントぞろいでポジション争いが激しくなりそう。
怪我で開幕から3週休むE・ブラッカダーをどのポジションで使うかも注目。

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ハーフバック(⑨):
M・ドラモンド、B・ホールのどちらを使っても良い仕事をするので
心配は要らない。バックアップのエナリがモアナパシフィカに移籍も
元ABsのT・タフリオランギの加入でレギュラー争いが更に過熱しそう!

ファーストファイブ(⑩)
R・モウンガで決まりだが課題のバックアップは
元ブルーズで昨年ハリケーンズに所属(怪我で全試合欠場)の
S・ヒッキーを獲得でバックアップの補強に成功。

クルセイダーズの唯一の弱点と言えそうなのが10番のバックアップで、開幕から3試合休養のモウンガ不在の間にバックアップの二人がどれだけやれるかも注目で更なるチームの底上げにもかかってくる。

ミッドフィールド(⑫⑬)
このコンビが誰になるかが一番の注目!
昨年ABsの12番の座をものにしたD・ハヴィリ、
怪我から復帰でABsにも返り咲いたB・エノー、
長期の怪我からもう少しで戻ってくるJ・グッドヒュー、
成長著しく将来性も期待されるD・マックロードと
誰がレギュラーになってもおかしくない層の厚さ。

これに昨年ウイングから13番に入りパワーを活かして
ディフェンスを蹴散らしたL・ファインガアヌク(写真下)を
今季もミッドフィールドで起用もあるか?
贅沢な悩みであることには間違いない。

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アウトサイドバック(⑪⑭⑮)
ミッドフィールド同様にS・リース、G・ブリッジ、
L・ファインガアヌク、そして15番は決まりであろう
W・ジョーダンとタレントぞろいのこのポジションは
他のチームに負けない布陣なのは間違いないだろう!

それにプラスしてタラナキのパワフル、ウインガーの
キニ・ナホロの加入で更にウイングのポジション争いが過熱か。

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筆者が2年前から推しているW・ジョーダン(写真上)15番が一番持ち味が出ると思っているポジション、今季もクルセイダーズでは15番で大暴れか!

筆者が注目する新入り

元ABsのワイサケの弟キニ・ナホロ
昨年チーフスでは出場機会に恵まれなかったが
昨年のNPC(NZ州代表選手権)でパワーを活かして大爆発。
兄より破壊力がある印象でまだまだ粗削りだが
安定感が出てこれば将来が楽しみ。

今季チーフスから移籍のT・タフリオランギ
プレシーズンマッチではキレのある動きを見せていた。
クルセイダーズでレギュラーを取るようだと
ABs返り咲きも見えてくるかもしれない。

アルゼンチン代表のマテラの存在もどう影響するか楽しみ

Gains:
Matera (Argentina); Tahuriorangi (Chiefs); Naholo (Chiefs); Hickey (Hurricanes); Gardiner (Canterbury); Brewis (Canterbury); Gallagher (Canterbury); Klein (Canterbury); Kellow (Canterbury)
Losses:
Isileli Tuungafasi (Moana Pasifika); Andrew Makalio (Highlanders); Michael Alaalatoa (Ireland); Whetukamokamo Douglas (Japan); Tom Sanders (Japan); Ereatara Enari (Moana Pasifika); Brett Cameron (Japan); Manasa Mataele (Force), Luke Romano (Blues); Josh McKay (Scotland)

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今年も本命のクルセイダーズ、上記の写真の様に今年もヘッドコーチがブレイクダンスを踊ることが出来るか?安定感抜群なので可能性は大いにある。

※全ての写真は2021年のスーパーラグビーAotearoa決勝で筆者撮影


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