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圧勝で6連覇達成！ブルーズ v クルセイダーズ　決勝レビュー

NZ-Rugby-Tommy「松尾智規 ニュージーランド（NZ) 在住ラグビーライター」

スーパーラグビー・パシフィック2022決勝
今季、久しぶりに好調のブルーズが、5連覇中のクルセイダーズをホームに迎えての決勝でニュージーランド国内も注目されていた。
※トップの写真は昨年の決勝のブレイクダンス（筆者撮影）

筆者の予想は、条件付きながらブルーズの勝利(以下のリンクがプレビュー)

雨が降る中で特にブルーズにとっては条件が良いとは言えない中の試合になったが、レビューが必要ないくらいの内容だった試合を振り返ってみます。

課題のラインアウトで自滅

プレビューでも触れたように、ブルーズの課題のセットピース(スクラム、ラインアウト)の特にラインアウトが想像以上に酷かった。

あれでは、試合を組み立てることができなく、ボーデン・バレットのゲームメイクとか全く関係なくなってしまう。
今季は、凄い良いとは言えないが、昨年より改善され悪くはなかったブルーズのラインアウト。しかし決勝ではクルセイダーズのプレッシャーが良かったのは認めるが、それにしても酷いラインアウトだった。思わず酷いと2回も書いています。
あれだけ自分たちのラインアウトを取られるのを見たことがありません。

クルセイダーズは、相手の弱点を徹底的についてきて、それが上手くいったので圧勝につながった。ディフェンスも準決勝に続いて組織で素晴らしくブルーズに効果的な攻撃をさせなかった。
特に前半は、ポッセション(ボール支配率)においてもクルセイダーズが圧倒しているので余計にブルーズが何もできなかった。

後半に入りブルーズがようやくポッセションを取ることができたが、クルセイダーズの硬いディフェンスに阻まれてしまった。

ブルーズの唯一の良いプレイ(以下のTwitterの動画)でトライを取ってこれからかと期待したが、この時だけだった。。。

昨年までクルセイダーズ所属のL・ロマノの投入で後半から期待したが、クルセイダーズのプレッシャーを前に、ラウンド戦で勝利した時のようにインパクトは見せれなかった。ラインアウトのコールもしていたが、自信なさそうになっていたのも印象的だったが、それだけクルセイダーズの圧力が凄かったのだろう。

そしてダメ押しはこのプレイ

P・マテラあんないいキック蹴れるんだとびっくりで、まるでBKのような素晴らしいキックだった。リースのチェイスも素晴らしい。

今年も出たヘッドコーチのブレイクダンス

早くS・ロバートソン氏がオールブラックスのヘッドコーチをやるところが見てみたいのは、私だけではないでしょう。ワールドカップで優勝してもやってくれるかは分かりませんが、2027年のオーストラリアで行われる時には是非見たい。

日本の放送時間内では入りりらなかったようですね。
でも後にTwitterでアップされていました。

クルセイダーズの完成度が凄くて言葉になりません。ブルーズは経験のあるプレイヤーが少ないとか言い訳にしか聞こえません。準決勝では、ワラビーズが多いブランビーズ勝っています。

相手をしっかり分析して、ここの場面では何をすれば良いと言うのをしっかりわかってます。これは選手たちが素晴らしいのは勿論ですが、コーチングスタッフが素晴らしいのもあるでしょう。
その辺がブルーズと違うところでもあると思っています。

試合スコアー＆ハイライト動画

Blues 7
(Finlay Calder try; Stephen Perofeta con)
Crusaders 21
(Bryn Hall, Sevu Reece tries; Richie Mo'unga con, 2 pen, dropped goal).
HT: 13-0

やっぱりクルセイダーズは、強かった！！

今季のスーパーラグビーからnoteに移行してNZの6チームの分析、そして毎試合のプレビュー＆レビューも無事書き終えれました。
今まで読んでいただいてありがとうございました。体調があまりよくないので、オールブラックスのシーズンの投稿は、どうかな？？
でも書くことは好きなのでなるべく書いていきたいと思います。

AUSのお偉いさんから衝撃的なコメントが・・・

来年でオーストラリアがスーパーラグビーから撤退するような事をAUSのお偉いさんが言っておりますが、どうなるでしょうか。
ブランビーズがレフリーの誤審(？)で最後のPGのチャンスを得ることができなかったので、余計にご立腹だったのでしょう。決勝の数日前にこの撤退をほのめかす事を言うのが大人げない気がしました。

ニュージーランドもオーストラリアも、お互い必要なのは分かっているはずです。特にサウスアフリカが撤退してしまったので余計にです。
もともと仲があまりよろしくない(オーストラリア側が納得がいってない感じか）ので、何か文句がでるニュースが出るのも想像がつきますが、今回の件はちょっと違う気がしました。
パシフィックの2チームを参加させたばかりなのに、来年で撤退というのはおかしな話です。彼らの希望を打ち砕くようなコメントです。

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