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オールブラックスXV 対 ジャパンXV みどころ & 出場選手の紹介

いよいよ7月8日、オールブラックスXVが出陣!

オールブラックスXV来日と言う事で、原稿を寄稿してきたなかで、注目選手のプレーの特徴なども書いてきました。全ての選手を書いている訳ではないので、折角ですので下書きとして残っていた他の選手の紹介をnoteでしていこうと思います。

試合を見るにあたっての参考になれば幸いです。

その他、注目マッチアップ試合の見所などを書いていきます。(寄稿した記事などで注目選手などの特徴を書いた文章とダブるところがあるかも知れませんがご了承ください。)※トップの写真は、2021年のオールブラックスのハカ、ハミルトンにて筆者撮影

ジャパンXV × オールブラックスXV @ 秩父宮ラグビー場(東京)KO: 5PM.

※(オールブラックスXVは、ニュージーランドラグビーにおいて代表のオールブラックスの次のシニア代表チームとしての位置付け)

オールブラックスではないものの、代表経験を含む選手も多く含まれ、更には将来有望な選手もたくさん入っておりワールドカップでベスト8に入れるくらいの実力を持っていると言っても過言ではないだろう。

※7月1日に掲載して頂いた上記の記事でもチームの詳細など紹介。

 初戦の相手は、日本代表ではなくジャパンXVとなるが、日本代表の主力も多く含んでいる事から代表レベルとさほど変わらないと言えるか。

 一方のオールブラックスXVのメンバーを見ていくと、ベテラン若手のバランスの取れた非常に強力なメンバーとなっている。
 その中には、オールブラックスとしてストマッチ経験者が6人が入りFLアキラ・イオアネ、SHブラッド・ウエバー、SOスティーヴン・ペロフェタ、CTBジャック・グッドヒューらが先発、控えには、SHフォラウ・ファカタヴァ、SOブレット・キャメロンが入っている。
 なお、母国に戻って今度はオールブラックスを目指すことになったPRジャーメイン・アインスリー(元ワラビーズ)この試合背番号3を付けて先発出場する。
その他、代表経験がないノンキャップの選手も能力の高い選手が選ばれている。

◆オールブラックスXVの出場メンバー23人の紹介◆

1.ザヴィア・ヌミア(ハリケーンズ)
走れるプロップでフィールドプレーでも良い仕事をする。
課題のスクラムも今季は成長しオールブラックスXV入りを果たした。

2.リッキー・リキテリ(ブルーズ)
ハリケーンズ時代は、コールズ、アウムアの陰に隠れて出場機会に恵まれなかったが、ブルーズに移籍して2シーズン目で急成長しレギュラーを獲得。激しさも身についた。

3.ジャーメイン・アインスリー(ハイランダーズ)
元ワラビーズだが、母国に帰ってきてハイランダーズ入り。怪我が癒えた昨年あたりから調子を上げ、マオリオールブラックスに選ばれるなど復活の兆しも見える。ボールキャリーが良いだけに、オールブラックス入りも期待されるが、スクラムの成長が必須か。

4.ナイトア・アクオイ(チーフス)
陽気なキャラでニュージーランドだけでなく、オーストラリアでもいつもインタビューされる人気もの。プレーは陽気でなく激しさに加え常にハードワークをする。FLもやれる機動力が魅力で一皮むければオールブラックス入りも期待できるかもしれない。

5.クインテン・ストレンジ(クルセイダーズ)
今季のスーパーラグビーでけが人続出のクルセイダーズLOのポジションを支えた男。
得意のラインアウトは勿論の事、堅実なプレーが持ち味で、激しさも身につけたら代表入りも見えてくるか。

6.アキラ・イオアネ(ブルーズ)
ボールキャリーで前に出る力はありながらも、いまいち実力を発揮できてない。身体のサイズは、文句ないだけに精神的に一皮むけたら、オールブラックスでもレギュラーを狙えそう。

7.デュプレッシー・キリフィ(ハリケーンズ)
ジャッカル、タックルで抜群の強さを見せる男。気合が入りすぎて反則が多いイメージだったが、今季は冷静にプレーしている印象で反則が減った。プレーに安定感が出てきたら、いよいよ代表入りも見えてくるか。

8.クリスチャン・リオ=ウィリー(クルセイダーズ)
昨年に続いてオールブラックスXVに選ばれた。今季、クルセイダーズのFW第3列陣のけが人を支えた男。出場機会が増え経験を積んだことにより急成長。ボールキャリー、ブレイクダウンも申し分なく、プレーに激しさが加わればもう一つ上に行けるかもしれない。

9.ブラッド・ウェバー(チーフス)
どうして、ウエバーがここにいる??と誰もが思ったに違いない。
オールブラックスの背番号9のアーロン・スミスに引けを取らないと言っても過言ではないくらい、球さばきに、状況判断、そしてリーダーシップがありワールドカップに必要な男と言える。

10.スティーヴン・ペロフェタ(ブルーズ)
近年急成長で昨年は、念願のオールブラックス入りを果たす。代表で中途半端に使われても腐らず、今季もブルーズでSO/FBの両方で素晴らしいパフォーマンスをした。ランニングスキルだけでなく、キッキングゲームにもうまさがあり将来オールブラックスの背番号10も任せれる選手になるかも知れない。

11.エテネ・ナナイ=セトゥロ(チーフス)
元セヴンス代表でスペースの使い方が上手い選手。スピードに乗せたらキレのあるステップと強さもあり止める事は容易ではない危険人物。 日本でもディフェンスを切り裂くランが見られそう。

12.ジャック・グッドヒュー(クルセイダーズ)
ウェバーと同じでここに居るのが勿体ないくらいの選手。近年けがで泣かされていたが完全復活の兆しがある。サイズを活かしての強いディフェンスが魅力で、ボーキャリーも強さも見せる。更にはオフロードパスのスキルもありスタジアムを沸かせることになるだろう。

13.アレックス・ナンキヴェル(チーフス)
サイズを活かした力強い攻撃が魅力で、オフロードのスキルはぴか一。安定感が出てこればワンランク上に上がれる選手だが、来年ヨーロッパへ移籍してしまうのが残念。

14.ベイリン・サリヴァン(ハリケーンズ)
本職はCTBだがスピードもある事から今回はWTBで先発出場となった。力強いボールキャリーが魅力でタックルを弾き飛ばすパワーも持っている事から、ディフェンス面も含めて安定感が出てこれば、近い将来には代表入りもありそうだ。

15.ルーベン・ラヴ(ハリケーンズ)
今季スーパーラグビーのほとんどを欠場しながらも選出されたラヴ。セレクターの期待の高さがうかがえる。持ち味のスピード、キレキレのステップを活かしたカウンターアタックがラヴの最大の魅力。
SOもこなせる器用さもあり将来への期待は大。イケメンながら、「ハカ」も熱く踊る姿が日本でも見れるだろう。

16.タイロン・トンプソン(チーフス)
昨年チーフス入りしてスーパーラグビーデビュー。NPC(NZの州代表)では、ホークスベイで活躍していた選手。持ち味は何と言っても、走力を活かしたボールキャリーでWTBのように走り切ることが出来る頼もしいHOだ。
今季は体も大きくなりパワーもついてスーパーラグビーでも貴重な場面でトライをしている。将来が楽しみな選手だ。

17.オリー・ノリス(チーフス)
チーフスのチームメイトのPRエイダン・ロスの離脱で急遽来日となった。
サイズもあるが、走れるプロップとして注目されボールキャリーで前に出る力が彼の魅力だ。数年後には、オールブラックス入りもあるかも知れない。

18.ポウリ・ラケテ=ストーンズ(ハリケーンズ)
ハリケーンズのチームメイトのテヴィタ・マフィリオがオールブラックスのバックアップメンバーに入ったので、急遽来日メンバーとなった。走力のあるプロップで仕事量も多く頼もしく、後はスクラムでの成長が期待される。

19.キャメロン・スアフォア(ブルーズ)
スーパーラグビーで主にLOとしてプレーしてこの試合もLOの控えとなるか。
本職はFL/No8で体格を活かしたボールキャリーで前に出る力があり、ディフェンスをなぎ倒す姿が日本でも見せるかもしれない。今のオールブラックスに必要なアグレッシブさを持っていて、代表入りも近いと思われる。
個人的には、No8でガツガツ行って欲しい選手だ。

20.ビリー・ハーモン(ハイランダーズ)
数年前まではクルセイダーズにいたが、層の厚さで出場機会に恵まれずハイランダーズに移籍。出場が増えるごとに成長し開花した。ディフェンス、ブレイクダウンで抜群の強さを見せる頼れる男。リーダーシップもあり、オールブラックスXVでは、ウェバーと共同キャプテン。
元チームメイトの姫野との対戦を楽しみにしているとの事。

21.フォラウ・ファカタヴァ(ハイランダーズ)
昨年オールブラックス入りするも出場機会は僅か。その後、膝のケガで長期離脱となり、代表落選に影響した。強い身体を持っているだけに頼もしい選手。試合の経験を積みゲームをコントロールする能力を身につければ代表復帰もみえてくるか。

22.ブレット・キャメロン(ハリケーンズ)
今季ハリケーンズの司令塔として抜群のセンスとゲームコントロールをした。キャメロンのケガで不在時にハリケーンズが苦戦した事を考えるとキャメロンの存在は大きい証拠だ。昨年は、日本の釜石シーウェイブスでプレーして日本でもお馴染みの選手だ。ラブと並んでイケメン。

23.サム・ギルバート(ハイランダーズ)
昨年に続き今季も不調のハイランダーズで奮闘した選手の一人。SH以外のポジションをすべてこなすなど、ゴールキックの正確性もあり貴重な選手。
サイズを活かした突破力だけでなく、スピードもある事から将来楽しみな選手。あとはレベルの高い試合を沢山経験して上を目指して欲しい。

◆注目マッチアップ

★リーチ・マイケル × アキラ・イオアネの6番対決

★福井 翔大 × デュプレッシー・キリフィの7番対決

★斎藤 直人 × ブラッド・ウェバーの9番対決

★ディラン・ライリー × アレックス・ナンキヴェルの13番対決

★松島 幸太郎 × ルーベン・ラヴの15番対決

★姫野 和樹 × ビリー・ハーモンの元チームメイトのFL対決

◆試合の見どころ

 オールブラックスXVの選手は、ザ・ラグビーチャンピオンシップの36人のスコッドからは漏れたものの、今年9月から始まるラグビーワールドカップのスコッド入りの可能性は完全に閉ざされている訳ではない。将来のオールブラックスに選ばれるためにも選手たちは手を抜くことはないだろう。

 NZがラグビー王国と言われていながら、近年オールブラックスは、世界ランキングで1位から遠ざかっている。低迷の要因としてボールキャリー、ブレイクダウンなどコンタクトエリアでのフィジカルバトルの劣勢がある。オールブラックスXVの選手たちは、アピールの場としても戦う事になり、当然コンタクトエリアでの激しさを意識してのプレーをしてくるだろう。

 一方の日本代表も9月に始まるワールドカップを見据えて、フィジカルバトルでしっかり戦える準備をしているようだ。わざわざオーストラリアからスポットコーチを呼び寄せ、主にタックルの強化のため、テント内で極秘でおこなわれたフィジカルトレーニングは強烈だったようだ。この成果をオールブラックスXV相手に試すことになるが、いかほどか楽しみである。
その成果が表れれば、ジャパンXVに勝機が見えてくるか。

 上記の事から両軍ともにフィジカルバトルを意識した攻防が注目される。
まさにガチンコ勝負のコリジョン(衝突)は、4年に一度のワールドカップに出れるかもかかっているだけに、昨年の日本代表 × オールブラックスのテストマッチ以上になるかも知れない。

 NZでは、オールブラックスXVの話題はあまりなく、やっぱり代表のオールブラックスの話題が圧倒的。しかし、個人的にはこちらの試合の方が楽しみだ。

※後に私が現地で撮った選手の写真を追加するかも知れません(全員のはないかも知れませんが・・・)


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