ブルーズの大物12番でデビュー!スーパーラグビー2022 R2プレビュー
スーパーラグビーパシフィック R2組み合わせ
ニュージーランドチームの試合展望
・ハイランダーズ v クルセイダーズ
南島対決とありライバル意識が強く毎回白熱した試合になる。
昨年はハイランダーズが敵地のクライストチャーチでクルセイダーズに勝利!(以下がその試合のレビュー記事で姫野選手が初先発した試合)
両チームともFWの先発メンバーは開幕戦と同じでBKを若干変更にした。
R1のレビューでも触れたようにBKの選考が良くない印象でそのBKのエラーが目立ったハイランダーズはそこを意識したメンバー変更になったか。
昨年良いパフォーマンスをしながら怪我で途中離脱の⑫T・ウマガジェンセン、⑮C・ガーデンバショップを入れてきたが開幕戦でするべきだったか。
前週⑮のS・ギルバードを⑭にシフトチェンジしているがグレゴリーを外してしまったのは個人的に疑問に思ってしまう。
一方のクルセイダーズは、⑨M・ドラモンド、⑭S・リースに変えてきたが、層が厚いのでパフォーマンスに関係なくローテーションで行くのだろう。
・「注目マッチアップ」
⑥⑦⑧のルースフォワード全てのポジションの対決
開幕戦は大人しかったアルゼンチン代表のマテラが、プレシーズンマッチ数試合と開幕戦を経験して徐々に慣れてくるころだろうか。注目したい。
今季もベンチに二人のルースフォワードを入れているハイランダーズは、FW勝負にかけている印象。派手さはないが何気に面白い対決になりそう。
⑨ A・スミス v M・ドラモント
もちろんA・スミスのパス、スピード、状況判断の全てにおいて素晴らしいが、M・ドラモントも負けてはいない。彼の知的なラグビー感性は素晴らしいものがあり特に状況判断の良さはA・スミスに引けを取らないか。
⑩ M・ハント v F・バーク
トニーブラウンの絶対の信頼のハント相手に、前週良いパフォーマンスをしてモウンガが休養中でも安心させてくれたバークが2週続けて良いパフォーマンスが出来るか注目したい。 プレッシャーに強くなれるか?
⑫T・ウマガジェンセン v D・ハビリ
昨年ABsの⑫のレギュラーのハヴィリと将来ABsのミッドフィールドを兄弟で背負える素材だと個人的に思っているウマガジェンセンの対決は注目!
ウマガジェンセンは、ハヴィリ相手にパフォーマンスが出来ればABs入り見えてくるかもしれないので大事な試合になるか。
⑭S・ギルバード v ⑪L・ファインガアヌク
開幕戦でパワーだけでなくステップで抜けるところも見せハットトリックをしたファインガアヌク相手にギルバードがどこまでやれるか?ディフェンスでしっかりしないとクルセイダーズの大量得点になってしまうかも。
個人的にディフェンスも良いグレゴリーを使うべきだったかと。
⑮C・ガーデンバショップ v W・ジョーダン
昨年怪我をしなければ新人王になっていただろうガーデンバショップが、乗りに乗ってるW・ジョーダンより目立てば面白い試合になりそう。
他にも見ごたえのあるマッチアップで全部が見応えあると言う事で白熱した対戦になるのは間違いないか。
クルセイダーズが前週モールからトライの場面が何度かあったが、そのモールの対応をハイランダーズが出来るか、それと共に自陣深くで相手ボールのラインアウトにさせないような試合展開に出来るかも重要になってくる。
ハイランダーズはクルセイダーズの⑩バークにプレッシャーを与えてBKを自由に走らせないことが出来れば勝機も見えてくるかもしれないが、それもやっぱりFWがどこまでやれるかにかかってくるだろう。
勝敗予想:
開幕週を見る限りクルセイダーズ有利は否めない。
ハイランダーズFWの健闘とBKの爆発次第で勝利も見えてくるか???
クルセイダーズが15点差以上で勝利と予想
・ブルーズ v ハリケーンズ
開幕戦が延期になったブルーズは今季の初戦。昨年は2度の対戦はいずれもブルーズ勝利。
ブルーズは、クルセイダーズから移籍のローク・ロマノを先発で起用。
ABs のアキラ・イオアネ、D・パパリィイはメンバーに入れず⑥T・ロビンソン⑦A・Choatが興味深い選考。
B・バレットが昨年末の脳震盪の影響で開幕に間に合わず(3週目以降の復帰予定)⑩はH・プラマー、注目のラグビーリーグの大スターRTS(ロジャー・トゥイヴァサシェック)は12でスーパーラグビーデビューとなった。
15番の選考も注目だったが初戦はZ・サリヴァンでS・ペロフェタはベンチスタート。
ブルーズの新人でチーム分析で注目の新人で紹介したドイツ人のセグナーが他にも良い選手が居る中で初戦からベンチ入りさせているのにも興味深い。
一方のハリケーンズは、⑫P・ウマガジェンセンを下げてまでJ・サヴェアを入れたのには個人的に疑問を感じる選考で⑬B・サリヴァンの初先発とのコンビで機能するのかも興味深く昨年同様にメンバー選考に苦労しているか。
「注目マッチアップ」
①A・ホッジマン v ③T・ロマックス
ホッジマンは昨年ABs入りならず今季は返り咲きに燃えているだろう。
プロップながら仕事量が多く2年前にスコッド入りするのでは?と言うのを当てた筆者は、ホッジマンの復活に期待している。
対面は現ABsのロマックスでABs生き残りをかけて大事な年になるか。
⑧H・ソトゥトゥ v A・サヴェア
アタックセンスは抜群のソトゥトゥが昨年はABsではあまり出番がなく消化不良で今季にかける意気込みは強いだろう。昨年のトランスタスマンの活躍は素晴らしくこのレベルでは文句なし。世界のA・サヴェア相手にどこまでできるかこのマッチアップは要注目!
⑩H・プラマー v J・ガーデンバショップ
昨年のトランスタスマンの決勝でO・ブラックと交代で入った途端に流れを変えて貴重なGKも2本決めて勝負強さを見せたプラマー。
今季は⑩B・バレット、⑫RTSが加入で昨年と同様に中途半端に使われないようにこの試合でしかりとアピールしたい。
一方のケーンズの⑩バショップは、前週途中出場で安定感を見せて今週はラブをベンチに追いやり先発に抜擢でこちらもアピールして⑩定着を狙うアピールで面白い対決になりそう。
二人の出来が試合を左右するかもしれない。
⑫ロジャー・トゥイヴァサシェック v J・サヴェア
ラグビーリーグの大スターRTS(ロジャー・トゥイヴァサシェック)がいよいよスーパーラグビーデビュー!プレシーズンで大人しかったのでポジション変更の声もあったが、デビュー戦も⑫にしたのが吉と出るか凶と出るか。
対面はウイングが本職でフランスに行ってからはミッドフィールドがメインになっていたJ・サヴェアが⑫に入りRTSと対戦。この対決は、ニュージーランドで何気に話題になっている。
パワーを前面に出してRTSの様子見をするであろうが逆にそれはユニオン(15人制)に慣れてないRTSには、やりやすいのではないかと予想する。
天候次第だが、晴れて走りやすい芝になるとプレシーズンでは大人しかったRTSのキレのあるランで対面を簡単に抜き去る場面が見れるかも知れない。
J・サヴェアの⑫での起用も吉と出るか凶と出るか。
この試合も挙げればきりがないくらい面白そうなマッチアップが沢山。
注目の選手を両チームからピックアップ
ブルーズの④ルーク・ロマノ、ハリケーンズの⑦ブレイク・ギブソン
2人とも今季移籍してきた選手でこの試合で注目したい。
ロマノは、チーム分析でも触れたようにクルセイダーズで長年チームを支えた選手でABsでも主にベンチだったが良い仕事をしてきた職人肌の選手。
彼の経験をブルーズFWに注入すればさらにブルーズFWが良くなりそう。
ギブソンは、昨年までブルーズ所属の選手で昨年のトランスタズマン決勝では逆転のトライをして勝負強さも見せた。チーム分析でも触れたが出場機会を求めてケーンズに来た。ケーンズでのデビュー戦が古巣のブルーズで相当燃えているに違いない。彼の能力はかなり良いのでこの試合で良いパフォーマンスをすればハリケーンズの勝利も見えてくるかも知れない。
ブルーズ⑪クラークはABs復帰を目指し、ケーンズ⑪ラヤシは今季ABs入り目指してこの二人のパフォーマンスにも要注目か!
勝敗予想:
セットピースの特にスクラムはブルーズ優勢予想で試合も有利に進めれると思っている。アキラ・イオアネが出ない代わりにトム・ロビンソンは心配いらないか。しかし、ダルトン・パパリィイがこの試合出ないのでブレイクダウンのところでケーンズが有利になれば試合がもつれそう。
ブルーズ勝利と言いたいが、ブルーズが前週の試合の延期の影響で調整不足も否めないし、ブレイクダウンの所とボーデン・バレットの欠場、RTSが試合経験がまだ浅く試合慣れしていない事があるなど、その辺が不安でブルーズとはっきり言えない。
接戦を予想するが、もしかしたらケーンズ勝利もありえるか??
ブルーズが5点差以内で勝利と予想!
※全ての写真は2021スーパーラグビーEden Parkにて筆者撮影
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