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TJ・ペレナラ復帰の影響は?スーパーラグビー2022 チーム分析 ハリケーンズ編

Home ground: Sky Stadium
Coach: Jason Holland
Captain: Ardie Savea

昨年は、スーパーラグビーAotearoaで最下位、トランスタスマンでは4位といずれもプレイオフに進むことが出来ず振るわない年だった。


2022ハリケーンズのスコッド:


Hookers: Asafo Aumua, Dane Coles, James O’Reilly
Props: Tevita Mafileo, Alex Fidow, Xavier Numia, Tyrel Lomax, Pasilio Tosi, Pouri Rakete-Stones
Locks: James Blackwell, Dom Bird, Scott Scrafton, Justin Sangster
Loose forwards: Brayden Iose, Du’Plessis Kirifi, Reed Prinsep, Blake Gibson, Ardie Savea, Tyler Laubscher, Devan Flanders, Caleb Delany, TK Howden
Halfbacks: Jamie Booth, TJ Perenara, Cam Roigard
First fives: Aidan Morgan, Jackson Garden-Bachop, Ruben Love
Midfield: Teihorangi Walden, Billy Proctor, Peter Umaga-Jensen, Bailyn Sullivan
Outside backs: Julian Savea, Jordie Barrett, Pepesana Patafilo, Salesi Rayasi, Wes Goosen, Josh Moorby
Unavailable due to injury: Owen Franks, Isaia Walker-Leawere

TJ・ペレナラの復帰は大きいが・・・

昨年は良い結果が残せれず苦しいシーズンになったが、今年は日本で色んな意味で盛り上げて大活躍したTJ・ペレナラが戻ってきて復活の年になるか?

開幕戦からオールブラックス(ABs)の選手を休ませないようなので今年は最初からエンジンをかけて行く意気込みを感じられるが、経験のある選手の移籍が多いのが不安材料か。

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ポジション別の詳細(FW) :

・今年もスクラムが課題になるか
フッカー(②)
ABs定着を狙うパワフルのA・アウムアと大ベテランでまだまだABsでも必要とされるD・コールズで安泰。控えのJ・オライリーが食い込めるかも注目

プロップ(①③)
昨年スクラムに苦しんだだけに立て直しが必須で元ABsで108キャップをもつ大ベテランのO・フランクスが加入で嬉しいニュースのはずが、アキレス腱の怪我で復帰は早くても4月と大誤算でロマックスのみが経験豊富になる。

プレシーズンマッチで正スコッドに入ってないベン・メイが3番で出ていたがフランクス復帰まで39歳のB・メイをもしかしたら見れるかも知れない。いずれにしろ今季もスクラムで苦戦する事になりそうで若手の成長が必須。

ロック(④⑤):
J・ブラックエル、S・スクラフトンの経験のある選手にプラスして元ABsの(元クルセイダーズ)D・バードがヨーロッパから帰ってきてハリケーンズに加入は良い補強で3人を軸にシーズンを乗り切れるか?Isaia Walker-Leawereの怪我で長期離脱もインパクトプレイヤーとして良かっただけに残念。

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ルースフォワード(⑥⑦⑧)
キャップ保持者の二人が移籍したもののA・サヴェアを始めR・プリンセプ、D・キリフィとレギュラークラスの他にも良い選手が居て層が厚い。

出場機会を求めてブルーズから移籍したB・ギブソンの加入はさらに層を厚くして激しいポジション争いになりそうで楽しみ。
昨年途中出場でインパクトを見せたB・イオセと新人のC・デレイニーの二人が何処まで食い込めるかも注目!

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ポジション別の詳細(BK) :

・TJ・ペレナラの復帰とラウマぺの抜けた穴埋め
ハーフバック(⑨)

昨年はTJ・ペレナラが日本でプレイ、J・ブースは怪我で全欠場と2人の主力を一気に欠いたため何人もの選手を試して安定しなかったポジション。

今季は二人とも開幕からそろって出場できそうと思ったが練習中にTJ・ペレナラが膝を負傷して少なくとも4週間は欠場は残念なニュース。
TJ・ペレナラ復帰までに2年前に良い仕事をしたJ・ブースが久しぶりのスーパーラグビーでどこまで出来るかで開幕ダッシュできるかの鍵になりそう。

ファーストファイブ(⑩)
9番と同じで昨年選考に戸惑ったポジション。
既に昨年のNPC(NZ州代表)で怪我から復帰しているJ・ガーデンバショップと昨年途中からインパクトのあるプレイをしたR・ラブの2人のレギュラー争いが注目される。

ミッドフィールド(⑫⑬)
爆発力のあるN・ラウマぺがフランス、V・アソが日本に移籍とレギュラークラスの二人が抜けた事でチームにどう影響が出るのか気になるところ。
チーフスからB・サリヴァン(ブルーズのサリヴァンの兄)を獲得は、良い補強だがNPCで活躍したようなプレイをスーパーラグビーでも出来るか注目。

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ラウマぺの抜けた穴は、ABs返り咲きを狙う筆者の推しのP・ウマガ・ジェンセン(写真上)のパフォーマンス次第だが、昨年出場機会が少なかった鬱憤を晴らすかのようにNPCでは大活躍で今年は期待できそう。

ミッドフィールド争いは昨年13番でレギュラーを獲得したB・プロクターと
上記の二人を入れた3人のレギュラー争いは激しくなりそうで要注目。

強いてい言うともう一枚欲しいのでJ・サヴェアかJ・バレットが場合によってはミッドフィールドで使われることになるかも知れない。

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アウトサイドバック(⑪⑭⑮)
昨年ようやく開花してきたS・ラヤシ(写真上,中央)がW・グーセン、J・サヴェアを入れた3人でウイングのポジションを争う事になりそう。

サイズにスピードもあり手足が長く空中戦にも強いラヤシがスーパーラグビーでアピールすれば初のABs入りも見えてくるか。今年は髪を伸ばしてイメージチェンジしたラヤシに色んな意味でも注目か。

J・バレットのミッドフィールド説も出ているがハリケーンズでは15番に入るのが無難だと強く思うが、ミッドフィールドの状況次第になりそう。

筆者が注目する新入り:

NPC(NZ州代表)のベイオブプレンティー所属のパシリオ・トシ
途中出場でボールを持ったプレイでド迫力の突進を連発してチームを勢いに乗せていた印象が強烈に残っている。

上記の動画がウエリントン戦で2,3人の相手をなぎ倒して豪快なトライを取った場面。テレビ観戦で見ていて度肝を抜かれたプレイだった。
今すぐABsに欲しいくらいの突破力20Mをここまで突破できるのはトシしかいないのでは?元No8だけあって走力もありスクラムが良くなれば将来が非常に楽しみな選手になりそうで要注目!

Gains:
Bird (France); Gibson (Blues); Walden (Taranaki); Sullivan (Chiefs); Tosi (Bay of Plenty); Sangster (Bay of Plenty); Laubscher (Manawatu); Morgan (Wellington); Roigard (Counties-Manukau); Moorby (Southland); Delaney (Wellington); Howden (Manawatu), Franks (England)
Losses: 
Ngani Laumape (France); Vince Aso (Japan); Vaea Fifita (England), Ricky Riccitelli (Blues); Gareth Evans (Highlanders); Simon Hickey (Crusaders); Lolagi Visinia (Moana Pasifika), Jonathan Taumateine (Moana Pasifika); Orbyn Leger (Japan); Danny Toala (Moana Pasifika) Luke Campbell (France); Liam Mitchell (Italy); Kane Leaupepe (Retired); Fraser Armstrong (Retired)

若い活きの良い選手が多く居るので勢いに乗れば上位に食い込める可能性も否定はできないが、選手層が厚くないのもあり特に10番が安定しない限りは昨年同様に厳しいシーズンになると予想。

写真は2021年EdenPark、ペレナラは2020のプレシーズンマッチにて筆者撮影

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