見出し画像

J・バレット再び12番に異議あり!ハリケーンズ v クルセイダーズ、プレビュー

スーパーラグビー・パシフィックRound8
土曜日に行われるハリケーンズ v クルセイダーズのプレビューです。
前回は、Round1で対戦で42-32でクルセイダーズの勝利。

先週のRound7でハイランダーズに苦戦しながらも勝利を収めたクルセイダーズが、敵地のウエリントンに遠征して戦う。
ホームのハリケーンズは、モアナ・パシフィカ、チーフスに僅差で敗れて2連敗中。これ以上負けられない試合になる。

ハリケーンズのメンバー

2試合続けて12番にジョーディー・バレットを入れてきました。
この J・バレットのミッドフィールド説に関して、ニュージーランド(NZ)では、スポーツニュースの話題に。(私はラジオを聞いています)
J・バレット本人もコンタクトプレイが好きと言っているくらいですし、サイズもありミッドフィールドに向いているので、悪くは言われていません。

しかし、個人的な意見では、ハリケーンズには、B・プロクター、P・ウマガ・ジェンセン、B・サリヴァンなどの能力のあるミットフィールドがいるのに、その選手のうちの誰かをメンバーにいれず、J・バレットをミッドフィールドで使う事に疑問を感じています。

ハリケーンズの中に、15番でJ・バレットに匹敵するような選手がいればまだ話は分かりますが、そうではありません。
それなので、ハリケーンズの場合は J・バレットを15番で使うのが一番良いと思う。

チームに話を戻すと、ハリケーンズが勝利をした時は、後半から投入されるインパクトプレイヤーの活躍でブルーズに大逆転勝利をするきっかけを作ったりしていた。
しかし、メンバーを見ると、インパクトプレイヤーとしての機能していた、P・ウマガ・ジェンセン、B・イオセ(写真下)がベンチにも2週続けてありません。
筆者が押している二人だけに、余計に疑問を感じているかも知れないが、勝っているときのパターンを崩して勝てなくなっているのが気になる。

画像1

この試合の15番は、R・ラブをベンチで、モアナパシフィカ戦で14番でデビューして力強いランを見せてくれたJosh Moorbyが入る。

クルセイダーズのメンバー

相変わらず豪華なメンバーのクルセイダーズ。
上記のTwitterの写真は、スクラムだけでなく、ボールを持った突進でもいいものを見せている、現在売り出し中の3番F・ニューウェル。昨年までのレギュラーのアラアラトアの穴を十二分に埋めているか。

画像2

大黒柱のサム・ホワイトロック(写真上)が怪我で少し間離脱するが、若手のメンバーが良いのでそんなに心配は要らないか。先週のハイランダーズ戦でも試合前に一人で黙々とフィットネストレーニングをしていました。

試合前のピッチには、今週クラブラグビーで復帰予定のジャック・グッドヒュー(写真下)の姿も見えましたが、復帰まじかでワクワクしていたのか表情が良かったです。

画像3

興味深いメンバー選考

メンバーを見て興味深いのがいくつかある。
まずは、FWで見ていくと、昨年の怪我から復帰して半端ないタックル数を毎試合見せているT・クリスティーをベンチにしたこと。
その代わりは、昨年オールブラックスでも7番をつけてもプレイしていたE・ブラッカダーを7番に入れてきた。
個人的にブラッカダーは、6番が一番合っていると思うが、ハリケーンズのブレイクダウンが激しいのでブラッカダーを7番に起用したのか。

次は、まだまだクルセイダーズのラグビーに馴染み切れていない、アルゼンチン代表のP・マテラに6番に起用して先発でチャンスを与えたこと。
良いパフォーマンスをしているとは言い切れないマテラをクリスティーを下げてまで先発で使ってきたのがどう影響するのか気になるところ。

2年前にABsデビューしたC・グレイスが、今季は復調してNo8でレギュラーをつかんだ感のある。まだ若いが黙々と仕事をこなすグレイスに注目したい。

画像4

BKに目を向けると、豪華なメンバーで毎試合メンバーを組むのに頭を悩ませることになる。
その中でもパワフルなL・ファインガアヌクをここ数試合は、本職はウイングでなく13番で起用して貴重なトライをするなど今季も絶好調でABs入りは間違いないか。(筆者は13番で使うのがベストと思っている)
そのファインガアヌク(写真下)を今回はベンチに下げ、あまり出番を貰えていないABsのB・エノーを13番に入れてきた。

画像5

ここに、先ほど少し紹介した J・グッドヒューが来週以降に復帰する事になるだろうから、ミッドフィールドは、どうなってしまうのだろうとため息が出るほどの凄いメンバーだ。

注目マッチアップ:

2番: A・アウムア v C・テイラー

3番: T・ロマックス v 1番 J・ムーディー

7番: D・キリフィ v E・ブラッカダー

8番: A・サヴェア v C・グレイス

BKは全部が注目と言えるくらい豪華なマッチアップになる。
あえて挙げると上記の写真の二人か。

12番:J・バレット v D・ハヴィリ

画像6

試合展望と勝敗予想:

注目マッチアップにあげた選手の戦いを軸に激しいバトルになることは間違いないか。
先週勝利したものの終始ハイランダーズに押され気味だったクルセイダーズが、今週はしっかりしたラグビーをしてくると思うのでハリケーンズに隙を与えない展開を予想。

ハリケーンズは、課題のセットピース(スクラム、ラインアウト)が崩れるようだと試合が厳しくなるか。逆にそこをしっかりできれば接戦に持ち込めるだろう。

話題のJ・バレットの12番が2試合目に機能してくれば面白くなるが、まだまだ時間がかかると思われる。かりにJ・バレットが大ブレイクすれば試合が面白くなるか。

クルセイダーズが強かなラグビーをして10点差以上で勝利と予想!

※写真は今年のスーパーラグビーで筆者撮影
先週のクルセイダーズ v ハイランダーズ戦の生観戦記は、写真を多めに載せて後日投稿予定。


この記事が参加している募集

#スポーツ観戦記

13,585件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?