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ここ2週間で読んだ本 vol.1

1ヶ月に2回、読んだ本を紹介します。サービスデザインやデザイン思考、アイデア発想から、全く関係ない本まで。いいなと思った本を紹介します📕

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

21世紀にデザイン思考が必要な理由、でも有名な佐宗さんの本。P&G経てSony、イリノイ工科大学でデザイン・シンキングを勉強して、現在はbiotopeで戦略思考×デザイン思考で様々なプロジェクトをやられています。

デザイン思考と戦略思考の違いや、昨今叫ばれているヴィジョン思考について興味がある人は手にとって見るといいかも。佐宗さんの文章はかつてないほどわかりやすい。まず最初に手に取る1冊目としてこんなに適切なものがあるだろうか。

昨今、デザイン思考の限界が論じられ始めましたが、IDEOもd.schoolも別にデザイン思考が万能とは言っていないし、もっと言うと適切に伝わっていない感じもある。

一方で、フィーチャーされているのが「ヴィジョン思考」なる考え方。ベルガンティ教授の意味のイノベーションしかり、「強いビジョン」を打ち立てて、それを目指しつつも、実際にはプロトタイプをつくってPMF(product market fit)を目指していくプロセス。

と、そこまでは書かれていないけれども、この本ではデザイン思考とヴィジョン思考と戦略思考と改善思考の比較が大変わかりやすい。詳しくは下のnoteに書いてあるので、読んでみてください。


WORK MILL issue05|アジアの新・仕事道

今度、workmillの方にイベント登壇してもらうこともあり、最新号を買った。work millはいつも特集がよくて気になっている。

wiredのようなぶっち切った新しさもあれば、やっぱりそれが大事だよね、っていう肌触りのある特集があったり、全く知らなかったアジアのクリエイティブ事情が知れる。

雑誌の話をするとよく「蔦屋書店で読めばいいじゃん」だなんて言う人もいるけれど、ことworkmillに関しては個人的にはちゃんと自分の財布を痛めて購入して、土日の夜をつぶす価値が十二分にある本だと思う。

途中に実は重要なKEYWORDが出てきて、最後までちゃんと読むとそれがものすごく腑に落ちるようになっている。そのKEYWORDもデザインリサーチでいうところの、ダイアグラムであり、機械領域とも言える。さっと読んだだけではその重要性には気づくことが難しいかもしれない。

カフェに入って、コーヒーでも飲みながら過ごすにはもってこいの本。あとはメモ用の付箋も用意しておくといいかもしれません。


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