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死ぬまで茶番

毎日家で過ごす中で、聞いている音楽に少しばかりのマンネリを感じてApple musicでdigっている時に見つけた曲です。
イギリスを拠点に活動している兄弟デュオOvermono
トラスとテセラという彼らの本名を知ったときはなんて電磁チックでニコラ・テスラぽいんだと思った覚えがあります。
活動開始時期が2017年ごろあたりだということで最古音源なんかをdigっていたら聞き覚えのある音源が出てきました。
これ彼らがやっていたのか〜・・・当時は全然知らなかった。

スクリーンショット 2022-04-28 11.40.50

さらにdigるとXL recordings所属ということで全て納得。
所属アーティスト一覧を見てみると錚々たるメンツが並ぶ。
アーティスト知っててもレーベルごとdigるのをここ数年怠っていたのでいいきっかけになりました。
UKシーンが今ホットなようなので、今後も注目して見ていきたいと思います。
音楽は果てしない水のようだな〜





💧





久しぶりにこのnoteに向かっています。
以前は月に2回のペースで書けていたのが驚くぐらいの衰退を見せ、今2ヶ月に1本書ければいい方、という感じなってきていますが、定期的に覗いてくれている方もいるようでありがたいです。
春はあっという間に過ぎて梅雨か?と思いきや本日また気温が前日比マイナス10度とかいう自律神経ぶち壊しモードで正直参っている。(4月28日時点)
地球本当に大丈夫?話聞こうか?くらい毎日不安定な天気、加えて湿気が多くなってきて風の向きも変わり、海に割と近いところに住んでいるので肌で感じる風が少しねちっこく感じてきた。


少し前、徒歩1時間かけて土地勘のない中「大体こっちやろ」と地図と付け合わせながら港にある繁華街へ散歩しに行ったのだが、知らない店、知らない道路、知らない人々の生活の音が、電車の移動や車移動などでは見れないところまで見れたのがとても楽しかった。

帰りももちろん1時間かけて帰ったので足が見事棒となり、前脹脛と股関節周りが翌日筋肉痛になった。
2年くらい前までは余裕で歩き切れたけど最後の方くじけかけてタクシーを呼ぼうか迷うくらいに早く家に着いてくれ・・・となってしまい身体の衰えを感じた。

歩いてなさすぎるのも問題だけど、急に歩きすぎるのも問題なのでそこそこの尺度で散歩を楽しもうと思った。



この街に住み始めて1年経つ。
思い立って+ひとり暮らしの経験をしたくて+知らないところに行ってみたくて+その他諸々のきっかけがあり始めた生活だが、今のところあまり苦労は無く過ごせている。

ただ一時期実家に帰り過ぎてて妹弟には「もう実家に帰れよ」と茶化されたこともあったが、1人の時間が多ければ多いほど家族のありがたみ、ワンコたちのありがたみを感じる。
また、いつまでも親のスネをかじっているわけにはいかない時期もいずれくるので、そうなった時に野良にほっぽり出されて行き倒れにならないようにという意味でも始めた生活なので、辛くて実家に頼りたくなってもなるべく頼らず生活を続けられたら、本当の意味で「自立」できる気がするので・・・

まあこの考えに行き着くまでに時間かかり過ぎたけど、ギリ遅くないと思っている。

自分の根幹は孤独で1人じゃ耐えられんので、限界がくる前なんかは友人家族をありがたく頼らせてもらって、自分のペースで生きていけたらそれでいいでしょ。
上記にも記載した通り孤独で1人が無理なので、多分自分はこの空間に行ったら10分保てないんだろうな〜と思った。

2年前の記事だけど、面白い記事だったので気になる人はリンク先で読んでみてね。

音が聞こえない、声が聞こえない世界はとても孤独で怖くて寂しいものだ。





⚓️





先日友達とドライブに行ってきた。
正直に話すと友達とドライブで2時間以上かけてどこかへ行くということをあまりしてこなかった人生なので楽しみ過ぎて前日は目がギンつき寝られなかったが当日は予定起床時間より30分早く起きるというワンパクぶりを発揮してしまった。
ということで秋葉原で集合し、奥多摩へ行ってきました。


なんで奥多摩かっていうと、自分が大好きな国産クラフトビールメーカーのVERTEREの直営店舗、ビールカフェがあるからです。


奥多摩駅から徒歩2分ほどの奥まった場所に古民家をリフォームして店舗を構えておりました。駅前にはボトルショップもあり
撮影:友人 筆者近影(左)と友人(右)

本日はお日柄もよく〜という前説がドンピシャないい天気で、しかもテラスが改装直後のタイミングで(自分の事前調査の素晴らしさに自分で拍手したい)ビールもご飯も最高に美味しくて楽しかった。

VERTERE:Commelina 低アルコールセゾンスタイル。ふわっと華やかな香りで味の濃い食事にも合うゴクゴク系
VERTERE:Napiaria セゾンスタイルビール。シトラスの爽やかな香りと喉越しでゴクゴク系
ビールで漬けた唐揚げだそうでボリューム5000億点

唐揚げデカ過ぎのうま過ぎでトびました。本当にありがとうございます。
一緒に行った友達2人はクラフトビールに馴染みがあんまり無くてわからない、とのことだったのでとりあえず自分が飲んで美味しかったネーミングビールをその時の感想交えて軽くプレゼンしたら各々お土産としても、自分で飲む用としても購入してくれました。

奥多摩を後にした後、車を出してくれた友人a.k.aドライバーがつくば市から来てくれたということで、ノリでつくば市のその友人宅へ行きました。
なんという行動範囲のデカさ。車って便利だな。
なんと翌日までお世話になり、コーチェラ配信で宇多田ヒカルをみて全員でデカい声出して解散しました。
さらに後日、買ったビール美味しかったと感想を送ってくれて本当に嬉しかった。

こういう幸せの声の積み重ねは最高なのでたくさん積み上げたいですね。ミルクレープみたいに。






🍺




ようやく自由(とは言えまだ用心するに越したことはないんだが)に動けるようになってきたので、先日映画館へ足を運び、A24制作のこちらの作品を鑑賞してきた。

突然始まった甥っ子との共同生活
戸惑いと衝突、想定外から生まれた奇跡の日々


NYを拠点にアメリカを飛び回るラジオジャーナリストのジョニーは、LAに住む妹が家を留守にする数日間、9歳の甥・ジェシーの面倒を見ることに。それは彼にとって、子育ての厳しさを味わうと同時に、驚きに満ち溢れたかけがえのない体験となる。それぞれの孤独を抱えたふたりは、ぶつかりながらも真正面から向き合うことによって、新たな絆を見出していくー。
公式サイトから引用:https://happinet-phantom.com/cmoncmon/

「ジョーカー」で鮮烈な印象を世間に叩きつけたホアキン・フェニックスが主演ということで公開アナウンスがあった時から気になっていた作品でした。
あの衝撃を忘れられず、ジョーカーを複数回拝見しに映画館へいそいそを足を運んで見ていた数年前を思い出す。

「自分以外の生き物は不可解で奇天烈で、かけがえがなく愛おしく全てが尊い」。

子供と大人、違うようで同じのものをここまでフォーカスした作品って自分はあまり知らなかったので、考えさせられることがたくさんある映画だな、と感じました。

自分の意思をどう伝えれば良いかわからないのは大人も同じなのにね。

混乱して戸惑う気持ちを素直にぶつけてくる子供の無邪気さと健気さに、時に苛立ちながら、時にアドバイスをもらいながら、時に周りに助けられながら2人は距離を縮めていくドラマは普段意識しない「当たり前」を表現していたと思います。

同時に子供に投げかけられる素朴な疑問って普段大人が直視を避けがちな問題に突っ込んできたりするのでそこに関しての大人の葛藤もリアルでとてもよかった。

どうしてもある確執なんかは別かもしれないけど、向き合わなければいけない問題に対して逃げてばかりいたら、後悔ばかりが残滓として残ってしまう、心のコブのようにずっといる、みたいな状態になってしまう。

生きるということは痛みや悲しみを抱え込みつつも限られた時間の中で幸せをたくさん見つけて積み上げることだと思うから。


この作品のもう一つのテーマとして、「声を聞く」というのがあると個人的には思っていて。

主人公がラジオジャーナリストとして各地を飛び廻りその地の子供にインタビューするんだけど、実際に住んでいる子供たちにインタビューをしています。

彼らは10歳〜18歳くらいなのかな?
日本で彼らと同じ質問をしたらこんな答えが返ってくるのか?となるほど、しっかりと台本なしのアドリブでアイデンティティーを言語化し、表現していたのにはとても驚いた。
自分も気持ちを言語化するのは難しいと思っているのに・・・こんなにもリアリスト、ロマンチストの間の答えを出せる彼らに尊敬の念を抱かずにはいられない。
※インタビュー内容は割愛します。気になる人は映画館でぜひ・・・


ある人から見れば子育ての難しさ、またある人から見れば年齢を超えたコミュニケーション、というように多面的にみれる作品であるのがこの作品の素敵なところかなと。

映画館の帰り道、「自分も向き合って声を聞いているのだろうか」「これからのコミュニケーションへのアプローチへの方法」「立場や年齢が異なっていても1人の人として向き合えるかどうか」みたいなことをビールを片手に夜のみなとみらいをフラフラ歩いて考えたりしました。

家に返ってパンフレットを読み返していたら監督や俳優たちのインタビューが載っていてそれを読んでまたグッときてしまった。

また、インタビューの中で登場した1人の少年が地元の抗争に巻きこまれて命を落としていたことも記載されていて何とも言えない気持ちになりました。
映画の中で「平凡なものを不滅にする」ことができるから、音を録る仕事が気に入っているということを主人公が言うシーンを反芻しながら凶弾に倒れた彼が妹に対して語った気持ちを思い出し、ちょっと泣きました。

全編をモノクロで優しく映し出されるこの物語は現代のあらゆる問題にフォーカスし、私たちに語りかける「聞く」映画だったな。
モノクロだからこそ光る演出もたくさん見られたし、見えてくる色があったと思う。

地球という星に行くためには
人間の子供として産まれなくてはなりません。
まず最初に、新しい体の使い方を覚えます。
腕や足を動かし、歩き方、そして走ることを学びます。
手を使ったり、音をたてたり、言葉を作ったり。
多くのことを学び、多くのことを感じます。
悲しみ、喜び、失望、そして驚き。
いつしか成長して、旅にでたり、仕事をしたりして
何年もかけて、理解しようとするでしょう。
幸せとは、悲しみとは、豊かさとは。常に変化するその人生について。
そして地球を去り、星に還る日がきたら
きっとお別れがつらくなっているでしょう。
この、奇妙で美しい世界との。
星の子供:劇中で主人公が甥に読み聞かせする絵本の一部から抜粋






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今日はこの辺で。
GWでの話とか、最近公開されたシン・ウルトラマンも見たので、今度更新するときはその話もできれば良いなと思います。



それじゃまた。





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