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評論を解くのが好き


こんにちは、maimaiです🐌

私は最近、入試で国語を使う生徒に放課後補習をしています。半年ぶりに入試問題を解くと、やっぱり評論文っておもしろいよなと思ったのでそのことについて話します。

この前の投稿で少し言いましたが、私は大学時代文学について学んでいました。専門分野は古典。中でも中世が特に好きです。
もちろん、古典を教えることも好きです。古典文法や古典単語を使って、難解な文章をひとつずつ紐解いていくのは楽しい。
古文常識なんかも、「あぁ、数百年前の人たちの習慣って今とこんなに違うのか」と思ったり、「月を愛でる気持ちは変わらないんだなぁ」と変わらない部分について思いを馳せることができるのは素敵なことだなと思います。

そんな私ですが、評論、小説、古文、漢文の中で1番「解く」のが好きなのは評論です。
理由は「未知の事に触れることができるから」です。

私の身の回りを取り巻いているものは限られています。国語、学校、教育、文学、美術、音楽、、なるべく多くのものに触れたいとは思いますが、それでも自分が掌握できるものは限られています。
私にとって、手のひらからこぼれ落ちたものに気づかせてくれる存在の1つが「評論文」でした。

例えば、この前解いた入試問題で扱われていたのは「妖怪について」でした。少々古典分野の内容も入っていたので、より面白く感じましたが、新鮮な内容も多かった。その前は「ジュラシックワールドについて」でした。その話は映画のジュラシックワールドの伝えたい事、社会風刺の側面について取り上げていました。これも面白かったです。〔いつかnoteにも紹介したいなぁ〕

普通に生きていれば、妖怪やジュラシックワールドの狙いなんて調べようとも思いません。そう思うと、限られた文章の中でも多くの知識を得る事ができ、多種多様なジャンルの話を知ることができる点は評論のよいところだと思います。

もっといえば、大元は論文や評論家の本なのですが、わざわざ手に取るかというとそういう機会はあまりないと思います。また、読んだとしてもその学問分野の基礎的な知識がなければ理解に至れないものも多いです。しかし、評論は読み手が十中八九その学問分野の知識が乏しい人です。そんな人でも十分読むことができるように選ばれ、出題されています。

また、社会に問いかけるような議題も多いので解いていて考えさせられるものも多いです。

もちろん高校の現代文の授業で取り扱う教材も同様です。社会に、読み手に訴えかける文章を意図して選んでいます。特に高校生に考えて欲しい内容を。

そこについてしっかり考えさせることのできる授業を研究していきたいなぁと思うと共に、その練習をこのnoteで実践していけたらなと思います。

今回は、評論って面白いよね、からこのnoteを自分にどう有効活用していくかの話にうつっていってしまいましたが、これからどんどん掘り下げていけたらなと思います。

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