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国際貢献活動記録②

お久しぶりです。
英語教師のはなです。
 
次回に引き続き、大学在学中に参加した、カンボジアでの国際貢献活動の話をしようと思います。
 
○カンボジアの若者たち
 
カンボジアの負の歴史である1970年代に始まったポルポト政権下では、知識人(医師、教師、技術者など)を中心に多くの人が亡くなりました。その影響もあり、40代以上の人口は少なく、国民の平均年齢は23.9歳*、国民の約半数が30歳未満という若い人たちが多い国です。
(*出典:2015年、国連人口部)

同時期には、歴史的・学術的な書物もたくさん燃やされました。そのため、大学などでは英語ができなければ多様な学びができないと聞きました。盛んな観光業や増えてきた外資企業の進出もあり、若者たちにとって英語は必要不可欠なのです。そんな外発的要因もあり、若者の学びに向かう姿勢はとても熱心で印象的でした。
 
職場がプノンペン大学の敷地にあるということで、同世代の友達もいたため、それを肌で感じました。

友人の中には、日本語学科で日本語を勉強している子もいました。彼らが日本に興味をもったきっかけは、日本の文化やアニメはもちろんですが、特に感じたのは日本への憧れでした。
 
近年プノンペンやシェムリアップなど都市部の発展が目覚ましいものの、いまだに貧困に苦しむ人が多いのが現状です。日本は情報やモノがあふれていて、キラキラ見えるのだろうなと思います。
 
カンボジアでの生活は不便なことも多いですが、活気あふれるエネルギッシュな国です。なぜか、日本よりも、みなが生き生きと生活していて、毎日を一生懸命生きています。幸せとはなんだろうかと少し考えさせられるような気持ちになりました。日本では感じることができない、賑やかな活気あふれる雰囲気をみなさんに感じてもらいたいです。
 
 
○食文化について
 
カンボジアでの食事は驚きの連続でしたが、非常に美味でした。昼食や夕食は屋台や食堂で食べることが多く、ローカルフードをよく食べました。

カンボジア料理は、タイ料理ほど辛くなく、ベトナム料理ほど香草を使わない印象で、比較的食べやすいのが特徴です。そのため、 唐辛子の辛さやパクチーが苦手という人にもおすすめです。

ここで、カンボジアの魅力を知ってもらいたいので、おいしかった料理を紹介します。
 
・ 東南アジアを訪れたら一度は食べてもらいたい「グリーンマンゴー」

ほとんど酸っぱいですが、そのまま食べて甘酸っぱさを楽しんで食べる方もあるのですが、私のおすすめは、塩唐辛子や小さな海老をペースト状にして塩などで味付けした調味料をつけて食べる方法です。調味料は独特の味と辛味があり、めちゃくちゃ美味しい!いう感じではないのですが、クセになる味で、食べ始めたら止まらなく、無性に食べてくなるやつです。


・ 朝食におすすめな「バイサイチュルーク」

これは豚肉ご飯で、カンボジアの町中にある食堂の定番メニューです。下味をつけてから炭火でじっくり焼いた豚肉を白いご飯にのせ、添えられた漬け物(キュウリやキャベツ・ニンジンなど)と一緒に食べます。白ご飯が進むやつで、とても美味しいです。
 
・見かけによらないおいしさの「ポンティアコーン」
「ポンティアコーン」とは、孵化寸前のアヒルの卵を蒸したりゆでたりして加熱したもので、殻をむきながらライムと塩コショウを振り食すものです。少しグロテスクで、食べるのに抵抗がある人が多いと思いますが、意外と美味しいです。卵と鶏肉が殻の中で一緒になった感じで、味はまさに「プチご飯なし親子丼」的な感じでした。
 
ほかにも、コオロギをカリッと揚げ、スナック感覚で食べるものやカエルの炭火焼きなど、日本では食べることができない意外なものも食べることができました。(どちらもなかなかイケます!)おいしいカンボジア料理はほかにもたくさんあるので、ぜひ機会があれば食べてみてください。
 
 
 ○最後に
さまざまな文化や価値観がある世界において、未知の世界に触れることが私は好きです。また現地の人とのつながりを大切にしたいです。なので、カンボジアでは何事にもトライしてみることを心がけました。

文化背景や歴史も知らずに、自分の価値観で、最初から否定する人もいますが、それは相手に対するリスペクトが欠けています。他者を理解し、関係を作るためには、まずは受け入れることからはじめることが大切です。

まだ見ぬ世界に触れることで、現地の人と距離が近くなり、なにか繋がったような気にさせてくれます。ここであった食文化の違いにおいても、うまかろうが不味かろうが、その体験で世界が少し広がったり、世界とつながったりできるのです。

みなさんも、知ろうとする姿勢と何事にもトライしてみることを大切にして、カンボジアを訪れてみてください。

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