拝啓20歳のきみへ

拝啓20歳の君へ
25歳の私から。

大学二年生になりました。二年生になっちゃったね。
つらくてしんどくて、実家にいてもつらかったのに、実家からでてもつらい。私はなにがしたいのか。自分が無価値すぎて、なにかしなきゃと追われてインターンしたり、バイトしたり、教授の手伝いしたり。

18年間ずっと実家に捧げて生きてきて、
いきなり「おまえは自由だ」と言われても生きていけない。
だけど、実家にも戻れない。
帰省前後の一週間はメンタルが不安定になって泣いてることが多かった。

「実家だと全部やってくれるから快適じゃん!」という友達と格差を感じた。だって、やり方教わったこともないのに、「自分で考えなさいよ!」って怒るんだよ。こわいよ。だったら勉強してるふりして近づかないよ。

飲食のアルバイトをしてやっと、どうお皿をさげたらいいのか洗ったら良いのかわかるようになった。それを見て「大人になったねえ」なんてうれしそうにさみしそうにしていたお母さん、大人にさせないで萎縮させてたのはどこの誰なの?
いつまでもできない子供でいてほしかったんでしょう。

あまりにも生理痛が酷くて授業を抜けることがあった。
それでも「私の子なんだから生理痛ひどくないはずだよ?なるべく薬はやめたほうがいい、女の子なんだから・・・」というお母さんの言葉が埋め込まれていて、病院にいく選択肢がなかった。
学校医に「そんなに痛いのはおかしい、異常なんだよ。ほかのひとはそんなにつらくないんだよ」と言われてはじめて、お母さんには内緒で婦人科に行った。

即ピルがでた。でも気持ち悪くなって辞めてしまった。
お母さんがこわかった。

死にたいッッッが口癖で、ふとしたときにでてしまう。だけど人にみられるのはやばいから、一生懸命抑えてた。(これは今でもあります、だけど「死にたいッッッ」過呼吸から「死にたーい」になったよ。大進歩!)
友達に見られてしまった。「ちょっと心配になったよう」と言われた。

ここから先は

2,152字
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?