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妊娠による身体の変化①-目に見える変化-

こんにちは!
今日のテーマは「妊娠による身体の変化」に
ついてです。

妊娠中の身体の変化は、時に女性を
不安にさせたり落ち込ませたりします。

では、どんな変化があるのでしょうか?
今回は、「目に見える変化」「目に見えない変化」
の2部構成でお話していきます。
最後までお付き合いお願いいたします。

妊娠による目に見える変化


①    乳房

女性ホルモンの増加により、発育します。
乳頭・乳輪は拡大し茶色く色素沈着が起こります。

②    おまた

膣壁が柔らかくなり、おまたにも色素沈着が
みられます。また、妊娠中は腸の動きが悪くなり
便秘がちになることや、子宮が大きくなり肛門が
圧迫されることで痔になることもあります。

③   顔


顔には、「妊娠性肝斑」という色素沈着が
おこります。多くは左右対称性に
おでこ、ほっぺた、鼻、上唇に生じます。


色素沈着の対策


妊娠による色素沈着は、女性にとって
とてもショックな変化だと私は思います。
日頃から肌を大切にケアしていても
妊娠によってそれが崩れてしまうなんて
とってもやるせない気持ちになりますよね。

産後、徐々に薄くなっていくとは言われていますが、
数年かかる人も中にはいますし、完全に
戻らないことも少なくはありません。

乳首や乳輪が黒くなるのは、生まれたばかりの
視力が少ない赤ちゃんが見つけやすいため
ということも言われていますが、
それだけでは納得できるようなできないような(笑)

少しでも軽減するためにできることは
肌を刺激をしないこと
カミソリなどでのムダ毛処理や
黒ずみを気にしてごしごし洗うのは
逆効果です。
また、乾燥すると服や肌同士が
こすれて摩擦が生じることで
色素沈着が生じることがあります。

そのため、妊娠中は特に
しっかり保湿してムダ毛処理は
最低限にしつつ、紫外線対策等も
忘れないようにしましょう。

④    妊娠線

妊娠により急激に皮膚が引き延ばされる
ことで、妊娠線が生じます。
おなか、胸、太もも、おしりに生じやすく
新しくできたものは赤く線ができ、出産後は
シワになって白くなります。
いわゆる「肉割れ」という状態です。


妊娠線の対策

この線が産後も残ってしまい気にされる方も
たくさんいます。
皮膚が引き延ばされる際に肌が乾燥していると
パリパリ割れたような線が入ってしまい
妊娠線ができやすいです。
妊娠中から、お腹が大きくなる前から、
オイルやクリームを塗って皮膚を
保湿し、柔らかく保っておくことが
妊娠線の予防につながります。

以前、友人にこのオイルをプレゼントしたら
とっても喜んでくれたので参考に
載せておきますね。


⑤    足


子宮が大きくなるにしたがい、
血管が圧迫されて足の血液が
心臓に戻りづらくなります。
そのせいで足の血管が浮き出たり
むくんでしまう、なかには
静脈瘤ができてしまう人がいます。

静脈瘤とは、足の血液が上手に
心臓に戻れないことで血管に
こぶができてしまうことをいいます。

症状がない人もいれば、ひどい人は
だるさやピリピリした痛み、重さなどを
感じる人もいます。


足の静脈瘤の対策


1.足の血流をよくするために
 よく歩いたり、足首を動かすこと。

2.むくみ予防のストッキングを履くこと。

3.横になるときは足にクッションを入れて
足を少し高くして寝ることで血流が心臓に
戻りやすくなること。

などがあります。
静脈瘤は、産後に改善する人が
多いですが、完全になくなる
わけではありません。
妊娠中からしっかりと予防することが
大切ですね。

⑥    体重増加


以前「産後太り」のお話をしたときに
少し触れましたが、妊娠中は
赤ちゃんの大きさ以外にも
赤ちゃんをお腹で守り育てるために
体重が増えます。
内訳は以下の通りです。

妊娠前から肥満だったり、
妊娠中に食べ過ぎて過度に太ると
妊娠高血圧症候群や
妊娠糖尿病、巨大児分娩など
お母さんと赤ちゃんにとって危険な
合併症を招きます。

また逆に、瘦せ妊婦や、体重増加が
不十分な場合も、低出生体重児や
早産などの合併症を生じやすくなります。

近年、過度なダイエット志向により
低出生体重児が増加傾向にあるそうです。

お腹の中で長期間栄養不足にさらされた
低出生体重児は、将来、肥満や高血圧、
糖尿病などの生活習慣病の発生率が
高くなる
と言われています。

つわりや妊娠経過による体調不良で、
適切な運動や食事を取り入れることが
難しい人もいるかと思います。

そういった方は、つわりが終わってから
栄養に気を付けて生活をしたり、
長引く場合は早めに主治医に相談しましょう。

いかがでしたか?赤ちゃんを守り
育てるために変化する女性の身体は
女性にとっては酷な変化もあります。

その変化に落ち込んだり
悲しくなってしまうことがあるかも
しれませんが、大切な赤ちゃんを
迎えるために必要な変化です。

身体の変化に戸惑いながら、赤ちゃんのために
毎日一生懸命生きているお母さんたちは
本当に尊くかけがえのない存在です。
色んな葛藤を抱えながら
とってもとっても頑張っているんですね。

パートナーはぜひそんな女性の心境を慮って
 「毎日お腹で赤ちゃんを
育ててくれてありがとう」
「ずっと変わらずきれいだよ」と
 前向きな言葉をたくさんかけて
 最愛の人の心を守ってあげてください♪

では、今日はここまで!次回は
「妊娠による目に見えない変化」について
お話していきます。

それではまた!

飯田 かおり

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