一汁三菜への憧れ
子供の頃、所謂『鍵っ子』であった私と姉。
帰ってきてすぐ食事の用意をする母は、職場で買ってきたお惣菜を出してくれることが多かった。
休みの日には料理をし、母の手料理を食べていたが
どうしても母の料理のイメージはお惣菜と1品どーん!と出される大皿料理。
絵本の中で見る、テレビで見る一汁三菜のご飯に憧れていた。
ーーー時はたち。
今は自分で用意するので、好きな食器に好きな食べ物をつくり
できるだけ一汁三菜を取り入れている。
副菜を作るのが手間に感じるときには、お惣菜も取り入れている。
でもたまに、母の大胆な大皿料理が恋しく感じる。
今はまだ子供が小さいので時間があるだけで、いつかきっと大皿料理をどーん!と出す日もくるだろう。
そしたら母に少し近づける気がする。
働きながら、私と姉をほぼワンオペで育ててくれ
今では私の体調が悪い時には私の娘をみにきてくれる。
そんな強く、優しい母が作ってくれた大好きな料理たち。
いつかレシピを教えてもらおう。
にゅう
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