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介護のお仕事の光と闇

今は日本全体で、圧倒的な介護士不足が問題としてとりあげられていますが、
ちょうど今から10年前くらい、
私が大学卒業する頃は介護のお仕事は、今よりもっと人気がありました。
需要もあったし、安い、汚い、キツいの3Kよりも、介護のお仕事のやり甲斐であったり、キャリアアップであったりそう言った側面が取り上げられるようになっていました。

介護士というのは、概ね定年後も
初任者研修…昔でいうヘルパー2級の資格を取得すれば、他の職業に比べて働きやすいと思います。私の職場は資格取得にも力を入れていますが、毎月たくさんの方が受講されています。

同時に国家資格を取るまでのキャリア制度も敷かれていて、
先ずは初任者研修→実務者研修→3年の現場経験→介護福祉士となっています。

既に介護の経験が3年ある方は、初任者及び実務者研修を取得してもらったら直ぐ毎年1月にある介護福祉士の試験を受けることが出来ます。

介護の光の部分は仕事のやり甲斐です。先ず何と言っても対人援助ならではのやり甲斐。
誰かの役に立っていると、日々感じられるお仕事になっています。
基本的には今まで行えていた日常生活の出来なくなった部分だけをお手伝いする形になります。その中でその人に関わりながら、日常生活をサポートしていくので
「あぁ、私はこの人たちから必要としてもらえてる」という気持ちがやり甲斐に繋がっています。
そして援助させてもらうのは、ご利用者ご本人だけでなくそれを支えておられるご家族の方に対してもです。
デイサービスや訪問介護を利用してもらうことは、ご本人様の生活や身体機能の維持も目的としていますが、同時にご家族の方の休息を意味するレスパイトを目的としているのです。
家族は24時間、365日介護と向き合わないといけない過酷な状況を前にしています。
ひと時も休めない、そんな状況ではご家族さんもまいってしまって当然だと思います。
そんなとき陰ながらサポートするのが、介護職の役割です。ご利用者さんの支援をするだけでなく、時にはご家族のご要望やお悩みを聴くことも介護職としての大きな役割であり、やり甲斐につながっていると思います。

同時に介護の闇の部分は、人手不足による忙しさです。
どうしてもお給料の安さや、
仕事内容から人が集まりにくい部分もあり
それによって施設によれば過密労働に繋がっていたりもします。

もちろん専門性が問われる仕事ではありますが、その世界になれるまである程度の時間もかかり、それを見守ってくれたり優しく教えてくれるところばかりではないのが現状です。

とはいえ、新人職員さんに対しての直接的な指導や研修objet training(OJT)に力を入れていたり、認知症や様々な疾患についての勉強会に力を入れておられるところも勿論あります。

今は自民党が
「介護職員さんは、あまりにもお給料が安いからお給料に上乗せしよう」と処遇改善手当を給付してくれていることもあり、

介護福祉士の方では他の職種と同じように年収400万を目指すことも難しくはなくなってきました。

介護は誰のところにも、少なからず起こる問題でありニュイは1人でも多くの方に介護職、そして介護の魅力を伝えたいと思っています。

私は小説も勿論書いていきたいですが、
一方で今まで沢山見てきた福祉現場や介護のお仕事の現状をこうして皆さんにお伝えしたいとも思っています。

もし介護や福祉に関して何かご質問ある方は、
ご相談いただけましたら出来る限り、分かる範囲でお答えさせていただきますのでご連絡下さいね!

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