彼の「故郷」は、写真の中で輝いていた。
先日、語学学校の授業の中で「あなたのHeimatstadtについて書いて説明しましょう」というものがあった。
” Heimatstadt ”というのはいわゆる「 故郷」のこと。
自分の故郷がどこか、そして魅力についてドイツ語で書いたあと、ペアになってその文章読みつつ、故郷の写真を見せるというものだった。
「あまり話さない人の話を聞くように」と先生に言われて、私は先日別の記事で書いたウクライナ出身の彼と話することになった。まだ20歳に届くかどうかの年齢で、まだ少しあどけなさも