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勉強と学び

 勉強は何のためにするのか、その意味が最近になってようやくわかってきた。それは「人生を楽しくする」学びの基礎を築くことだと思う。今更気づいた自分が情けないし、もっと勉強しておけばよかったと後悔している。
 日常生活のなかで学びの機会となる入口はたくさんある。例えばパン作り。生地を捏ね続けると切れにくいまとまった生地になっていく。これは捏ねる過程でグルテンというタンパク質が形成されるからだ。この程度の知識はググれば手に入る。グルテンを更に詳しく知りたいとなれば、グルテンの構造式などを目にするかもしれない。もしくは、パンの歴史の方に目が向くかもしれない。あるいは、原料となる小麦についてかもしれない。化学、歴史、植物についての基本的知識があれば、学びをもっと深めていくことができるだろうし、どんどん知識がつながっていく。でも基礎がなかったら?まず書いてあることが理解できないから次に進むことができない。好奇心の種を育てていくためには、勉強で培う基礎知識の土壌が欠かせない。ものごとの仕組みを知らなくても生きていけるし、実生活で役に立つことばかりではないのかもしれない。だけど知っていることが多ければ多角的に物事を捉えられるし、新しいアイデアが生まれる可能性が高まる。日々の勉強と学びを大切にしていきたいと思う今日この頃です。

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