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EP29 自律心を高める意外な方法

このnoteは2021年5月15日に収録した音声を文字起こししたものです。

こんにちは! ニューヨークライフバランス研究所の松村亜里です。幸せに生きることを科学的に研究する、ポジティブ心理学やウェルビーイングをお伝えしています。

あまりに眠れなくて……

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。日本は5月末まで緊急事態宣言が延長したので、私もこの音声配信チャレンジを5月の末まで頑張りたいと思います。あと2週間。もう少しですね。実は今日、究極に眠くて、倒れそうなくらいです。どうしようかなと思いながらマイクに向かいました。

その理由はですね、昨日朝方の4時まで起きていたんです。お弁当があるので6時半に起きたので2時半くらいしか寝ていないんです。ほぼ寝ていません。寝れなかったんです。なので、溜まっていた仕事を片付けていました。

寝られなかった理由は、昨日の夕方4時か5時頃にすごく濃いコーヒーを飲んだからです。昨日の配信でも話したのですが、マンハッタンに行ってマッサージをしてもらいました。そのあと、仕事が溜まっていたので、「どこかいいところないかな」と教えてもらったのが2番街にあるコーヒー屋さんでした。韓国人の女性がやっていて。マッサージの先生からはマッサージの後は刺激物を飲んではいけないから、コーヒーは飲まないでねと言われていたんですが、行ったらローズコーヒーとか、かわいいコーヒーがいろいろあって、そんなにカフェインが多く入っているとは思わなくて頼んでしまったんです。

私はカフェインに弱いので、正午以降に飲んでしまうと寝られないのに、夕方4時か5時に濃いコーヒーを飲んでしまったんです。あまりに眠れなくてゴロゴロしていたのではもったいので、仕事をしていました。強みの動画セミナーを録画しました。3~40本撮りました。動画セミナーって本当に大変です。内容もすごく考えますし、動画を撮るのも1日やって第1回がギリギリ終わらなかった感じです。そして本のチェックも残っているし、反転学習の内容も残っているし、やることが山ほど残っています。明日は娘の友達が来るので、掃除もしなくてはいけないし、髪の毛が伸びてきてヘアカットにも行きたいです。


自律心が低いので調べてみた

昨日はマッサージの後だし、夕方だし、コーヒーを飲まない方がいいのに、飲んでしまいました。最近監修した翻訳本『強みの育て方』の中の24個の強みでいうと、自律心というという強みが私はすごく低かったんです。24個の強みのうちのなか、下から3番目なんですよね。低いなと思って、自律心の内容を調べてみました。紹介しますね。

24個の強みは6個の美徳に分かれていて、自律心の強みというのは、節制という美徳に入っています。節制は習慣を抑制し、行き過ぎがないように役立つ強みです。その中で自律心というのは、衝動や感情をコントロールしたり、行動を調節できる強みです。例えば食欲とか、強い感情とか、悪い癖とかそういうのを抑制することができます。そして目標を追求しながら特定の基準に従って生活できます。自制心が高いので、目の前の短期的な結果よりも先にある長期的な結果の方が望ましいとわかると、近いものに目をくらませず、それに必要な行動ができると言われています。いいですね。私は目の前のキレイでおいしそうなコーヒーに目がくらんでしまって、夜中の4時まで寝られないかもしれないのに、飲んでしまったわけですよね。

自律心が高いと、自己効力感が高くやろうと思ったことができます。学業、スポーツ、仕事などで目標を達成したり、成功を収められる可能性が高まるそうです。あとは、不安とか怒りとかネガティブな気持ちを上手くコントロールできます。全般的に人と上手く付き合うことができたり、飲食睡眠運動などの健康習慣をコントロールできるので、体の健康を維持しやすいです。あとは依存症の予防にもなります。


自律心を育てるには?

自律心を育む際の注意点があります。1つは自律心と言うのは筋肉に似ているんですよね。筋肉に似ているというのにも2つポイントがあって。1つは酷使しすぎると疲弊してしまうんです。適切な訓練で鍛えることができるんですよね。だからすごく我慢したり、過度にすることは戻ってしまうので気を付けた方がいいです。

鍛え方としてはは、小さいことを1つ選んで毎日続けていって、観察して記録をしてというようなことで伸びていくことができると言われていいます。例えば、食べたものを書き出す、20分運動する、夜10時に寝る、姿勢を気付いたら背中をピッてのばすなどです。

あとはマインドフルネスもすごく自律心なんですよね。マインドフルネスとは、何かに自分の呼吸とか、額の真ん中とかに意識を集中させるんですけど、「今日のご飯どうしようかな」とか意識がどこかに行ってしまった時にまた意識を戻す、またどこへ行ってしまったら戻すという、その戻す作業がマインドフルネスです。自律心と似ていて、このような方法でも育てることができます。


自律心が使えなかった時に大切なことは

自律心が低かったから、こんなに忙しいのに、4時まで起きてしまって生産性が低くなってしまいました。でも大切なのは、その自分を責めないということです。自律心の研究によると、我慢したあとは自律心が効かなくなるんです。自制心と言った方がわかりやすい感じはしますけど。

「夕方なのにコーヒーを飲んでしまった。本当に私はなんてダメな人なんだ」みたいな感じになってしまうともっとひどくなります。「どうにでもなれ効果」というんです。例えば、毎日20分歩いていたんだけど、1日歩かなかったらもうダメだみたいな感じでそのあと歩かないとか、すごく我慢していたのに、ちょっと何か食べたら私ってダメだと思ってもっともっと食べてしまうとか。そんなふうに、頑張りを全部台無しにしてしまうのは、そこに自分を責めるというプロセスがあるからなんですよね。責めるとコルチゾールが高まるので、またもっと過食してしまったり、衝動的になってしまったりします。

最終的に何がいいたかったというと、夕方にコーヒーを飲んで、本当にダメだったじゃん。でも自分を責めないというが1番自律心が高まる方法という、矛盾した感じのおもしろいお話でした。セルフコンパッションが大切です。もう目が閉じてしまって開けられないくらい眠いです(苦笑)。


オンラインサロン Ari’s Academia では、ポジティブ心理学やウェルビーイング研究からエビデンスに基づいた幸せになる方法を学ぶことができます。最近のアンケートでは半分以上の方が1か月以内で変化を感じて、70%の方が3か月以内に変化を感じたとおしゃってくださっていました。興味のある方は覗いてみてください。仲間が本当に素晴らしいのでね。ニューヨーカーが2割以上でヨーロッパとかね。海外の方もいらっしゃいます。ダメだ。眠い。それではおやすみなさい。日本の方はよい1日をお過ごしください。松村亜里でした。

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