こだわりとは
今回はこだわりについてお話したいと思います。
発達相談などで記載されていることが多い言葉のひとつ
「こだわり」
「こだわりが強くて・・」
「それ(物)がないとかんしゃくをおこしてしまう」
「いつもルーティンでないと泣く」
などの相談は全体の80%ほどあります。
伝えたいことは3つ
1.不安定さ
2.パターン崩し
3、左右されないこと
1.幼ければ幼いほど色んな機能が育っていません。
また、その子にとってどんな特性があるかも親自身理解できていません。
3歳の検診でさえ見つからない特性もあります。
目でみて見通しを立てられる子や、聞いた言葉で見通しを立てられる子
両方とも遅く理解できないまま振り回されていること。
だから初めてのところに行く時や、慣れた場所から離れるときは
決まったものを手放したくありません。
自分を落ち着かせるための安定剤という可能性のあるからです。
予定がある場合はカレンダーや言葉で先の見通しをしっかり伝えたり、行く先の写真をみせたり工夫をしてみてください。
2、就学前から本人が気づくか気づかないか程度のこだわりに変化をつけていった方がいいです。
万が一地震や水害などで避難することになるかもしれないときに、こだわりのものを揃えられない可能性もあります。
本人が、もう、どうでもいいと思っているにもかかわらず、親が先回りをして、本人がかんしゃくを起こさなくてすむためにこだわりを利用してはいませんか?
意外に成長とともにパターンが崩れてきていて、
公園や外出先で夢中になっているところを利用して、パターンを少しづつ変化させてみてください。
・こだわりの道の1本先の信号を曲がる
・ハンバーグの材料を変えてみる
・ひとつだけもっていくものを減らしてみる。
分かるか分からない程度が難しいですが、少しづつです。
親が子どもの行動をよく見ていれば、きっとここはできそう!という親の勘は間違いないでしょう。
3.親が振り回されている。
ぶれない強さというブログに記載した通りの内容ですが
こだわりが出てもないものはない!
買わないといったものは買わない!
泣いてもぶれない強さをもってください。
本当に可哀そうなのは、その一瞬の許しなのか。
今後、親より力をつけたときのコントロールできない行動なのか。
少し先を見据えて感じてみてくださいね。
今回はこだわりについてのお話でした。
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