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使える英文法を習得する方法 #女友達を作るための英会話術

今でこそ、翻訳の仕事をして、『英語を話すには...』なんて語っている私だが

10年前、ニューヨークに渡るまでは、留学経験もなければ、受験で学んだ英語もすっかり忘れ、海外旅行に行くたびに、自身の英語力のなさに打ちひしがれる有様だった。

ニューヨークに来てすぐに通い始めた、コロンビア大付属のESLでも末端クラスからのスタート。

一年間、ESLに加えて、プライベートの会話レッスンをつけて、見るもの・読むもの・聞くものを全て英語漬けにしたところ、一年後にはTOEICは950点になり、翻訳会社のフルタイムの仕事も決まった。

それでも、会話は日常会話に不便しなくなった程度で、気負いなく色々と話せるようになったのは、数年かかった。

私自身も、アラサーでゼロからのスタートだったし、いくつになっても、英語力はつけられる、と断言できる。

渡米当時、毎日泣きそうで

『英語がペラペラになるなら、全財産はたいてもいい!!』

と思ったことを今でもはっきり覚えている。

その瞬間、私の願いは叶わなかったけれど、数年かけて、多くの試行錯誤を経て、有効な勉強の仕方を習得した。

もちろん、私の場合は英語漬けの環境にいた、というアドバンテージはあるけれど、日本にいても、やり方次第で、英語の会話で女友達としょうもないことを話して笑えるようなレベルにまで到達できる。

☆女友達を作る英会話術・ステップ1 『文法』について

中学を卒業した日本人であれば、みな英文法に関して十分な知識を持っているはずである

というのは、表向きで

教科書には必要な知識が全て詰め込まれていたはずなのに、脳には何も残っていない、という人がほとんどだと思う。

なぜか?

語学というのは、知識として吸収した後、自分の頭で文を組み立てて、口に出すというアウトプットをし続けないと身につかないからだ。

実際、現代国語の文法は自然に身についていても、『中学の時の漢文の授業で学んだことを覚えていて、今、言いたいことを全て漢文で言える』、という人はごくわずかだと思う。

日本で一流大学を卒業して、TOEICが900点以上あるような人でも、会話で起こるミスといえば

三単元のsをつけられない
単数形と複数形が区別できない
時制がごちゃまぜになる
冠詞がつけられない
疑問文が作れない

など、文法の教科書的には、ごくごく初歩的なものだ。

これらを解決するには、反射的に文を頭で組み立てて、口に出すトレーニングを重ねるしかない。

残念ながら、日本の受験勉強のような、重箱の隅をつつくような文法問題をいくら解いても、会話力には役に立たない

とは言え、きちんとした文法の知識がないと、会話力の上達も加速しない。

そのため、文法を忘れている人は、一度中学校レベルの内容をおさらいしたら、会話でどんどん使っていくのが一番だ。

今では、オンラインの英会話レッスンも充実しているし、これらを積極的に使うといいと思う。

その時、『ただなんとなく英語で話せば良い』というわけではなくて、会話における文法力を上げるにはポイントがある。

講師に、あなたが話した間違ったセンテンスを書き留めておいてもらって、レッスンの最後にそれを赤字で修正してもらうのだ。

言いっぱなしにしていると、いつまでも間違ったセンテンスを修正できない。

実際に自分が発した言葉が赤字で修正されているものを見ると、その間違いが認識できるし、何度か見直せば、次回から会話でスムーズに使えるようになる。

英語の文法はシンプルで、特に会話で使うものであれば、少し難易度の高いものでも、現在完了や仮定法くらいまでを抑えておけば十分である。

多少時間と労力はかかるが、一度習得してしまえば、一生使える基礎となる。どんどん間違えて、ストックを増やしていくことが、結局一番力になると思い。

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