依存しない訓練
私はタバコも酒もギャンブルもしないけど
人間は簡単に何かに依存していまう
ということはそれなりに分かってるつもりでいる。
例えば、日本では、アルコール依存症に対する認識が薄いけれど、極端に言えば、毎日の晩酌が何よりも楽しみ、という状態も軽い依存症だと思う。
昔、ニューヨークでアルコホリックミーティングに行った話は以前書いたけれど、一度依存状態になると、そこから抜け出すのは『根性論』だけでは難しい。
その苦しみや人生に及ぼす影響をきちんと把握して
止めるという状態を続ける必要があるけれど
これが口で言うほど簡単じゃない。
だから、その苦しさを定期的に思い出して
『少しならいいか』
という甘い声を聞かないようにするのは、とても大切なことだと思う。
物や事柄だけでなく、他人に対しても同様で
例えば、好きな人に依存するのも、とても苦しい。
好きな人がこうしてくれたら幸せ
一生面倒をみるよと言ってくれたら幸せ
そんな風に思って、でもそうならない時の苦しさと言ったらない。
そんな状態になるのは嫌なので
どうしたら何事にも依存せずにいられるのか
という事柄についてよく考える。
そうして色々と考えて苦しんだ結果
魂レベルでこれがしたい!と思うことをするしかない
という結論に達した。
自分で自分の魂を満足させることができなれけば
その空虚感を何かに埋めてもらうために依存してしまう。
どんなに瞑想しても、一時的な処置でしかないしね。
私にはこれがあるから良いや
と心底思えることを見つけるのが、苦しみから自由になる一番の方法の気がする。
そうは言っても、人間は、というか私は愚かだから、同じことを何度も繰り返すんだけど。
せめて、誰かに幸せにしてもらいたがる代わりに、誰かを幸せにできるようになりたい。
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