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子どもたちのために勇気をもって「痛みを伴う教育観の転換」をしましょう(講演会:後半)

11月14日に開催した千葉大学付属小学校 専任教員・ICT教育主任 小池翔太先生による「オンライン学習でできること、できないこと」の開催レポート「痛みを伴う教育観の転換」を温かくサポートすることから始まるGIGAスクール(テーマ1)の後編にあたる、先生向けテーマ2のレポートです。

改めまして、新しい教育の形を学ぶ機会をつくるをスローガンに千葉県流山市で活動をしています「Nagareyama Challenge for Education(ピーナッツ)」橘です。

今回は大きく二つのテーマでの講義でした。
前半は保護者に、後半は先生へ向けてお話ししていただきました。(前半は別の記事へ

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一緒に子どもたちのために勇気をもって「痛みを伴う教育観の転換」を

小池先生は、子供達のために勇気をもって「痛みを伴う教育観の転換」を一緒にしましょう。と、先生方へメッセージをお話しされていました。
具体的な事例をあげられながらも「この授業だから出来る・出来ないではなく、どの教科にもつながる文具だととらてもらいたい」とお話しされていました。

協働学習を通して保障できるもの

まず、「Teams」の機能を通して(「Teams」については前半でお話しをしていたので、わからない方はこちらへ)協働学習が出来るようになります。具体的には、下記のようなことができるようになります。

●発言機会の保障
オンライン化することによって、普段なかなか発言できない子も発言できる機会があります。それにはいくつか理由があると思いますが、機能面から言うと、
① 子ども主体で読み返しやすい
② 添付しやすい
③ 主体的に交流が持てる
などの理由があるのではとお話しされていました。

●欠席児童への学習の保障
例えば体は元気だけれど学校に来ることが難しい児童についても、オンラインで教室とつながり学習に参加できる仕組みづくりを行いました。

●書くことの学習活動の充実
例えば、「検索したい・発言したい」と思ったらタイピングができないと厳しくなります。そこで、タイピングの練習ができるようにアプリを取り入れました。また、タイピングが出来るようになった子を表彰するなどモチベーションを上げるなどして家庭学習に取り入れることもしました。

このように、Teamsをとりいれたことによりできるようになったこと、逆にできないこともしっかり理解をして、できる可能性のあることを模索しながらGIGAスクールに取り組んでいる印象を受けました。

失敗を恐れず試行錯誤しながら小さな成功事例を積み重ねていくことが大切

小池先生は、その後の質問への回答でも、ICTが当たり前のツールになることが第一歩、ICTによってより生活を豊かにするという発想を持って取り組むことが重要ではないか。とお話しされていました。
オンライン授業の他にも、図工の時間にインターネットで練り切りを検索し、粘土細工をした子のお話しなどもあり、子ども等の学びの道具として、自然に使われている事例を紹介されていました。

我々、NCfE(ピーナッツ)も、新しい教育の形を学ぶ機会をつくるをスローガンに千葉県流山市を中心に活動していますが、今回のような講義を行うことで、先生方にも新しい教育の形を少しでも知っていただきたいと思っています。
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NCfEピーナッツは、継続して教育環境をより良くすることを目的に、教育研究、ICT利活用の提案作りを行っていきます。
教育研究レポート(アメリカのSTEM教育について)はこちらからどうぞ
※教育研究については継続してレポートを配信予定です。活動にご支援いただける方は、ご購入いただけると幸いです。

前半の記事はこちらからどうぞ

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