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朝のおしるこ

#仕事が減って悩ましいんだが

緊急事態宣言が出た。

宣言があるとないとでは、やはり強制力が違う。
自粛警察とまで行かずとも、道義に反する行為を蔑視するような空気が漂う。

こういう時、多くの事業者も財布の紐を固めに締めてしまう。

日本は人口あたりの感染者数が諸外国に比べて少ないにもかかわらず、
経済の落ち込み具合は大国並みなのだそう。最近読んだ記事にあった。
それだけ慎重で用心深い国民性というわけだ。

広告なんか出してられないし、人も平常時ほど採らない。

飲食や人材にまつわるライティングの仕事が多い僕は、
それでなくても最近は低空飛行気味の案件数で困ってるのに、
トドメのようにさらに仕事量が減ってしまう。

はてさてこの先、長い目で見て、どういう進み方が良いものか、って。


#なるようになるか

そんな中でも、ささやかな幸せを感じるものがある。
ここ1ヶ月ほどはまっている「朝のおしるこ」生活。
(一口目の気分は見出し画像のお姉さんくらいウヒッ♪となる。笑)

最初は12月の初め、しっかり焼いたトーストのあんバターが食べたくなり、
最寄りのスーパーで400gの袋詰め粒あんを買ってきたことから始まった。

ただ、そんなに連日あんバタートーストを食べるわけもなく、
早々に余ってしまったあんこの使い道として思い出したのが、おしるこだった。

小鍋にカレースプーン山盛り1杯ともう半分くらいのあんをポテッ…ポッと入れ、
マグカップ1杯程度の水をジャーっと注ぐ。
妻にも聞いて、飲むと言う時はこれらを倍量入れ、火にかける。

大切なのが塩1つまみを加えること。
ちょっと少ないかなというくらいで充分。

塩辛さは感じない程度の僅かな塩が、甘みをぐっと引き立てる。

そう、“引き立てる”という食レポがあんこと塩にはとてもしっくりくる。

甘みや深みが足りない時に、もしあんこや砂糖を足してしまったら、
たぶん胸焼けの元になるだけだろう。

加える正解は塩なのだ。
比率が抜群にはまると、少ないあんこでも“ウマ甘い”。

マグカップか、お湯割り焼酎用の大きめの湯呑みに注いで飲む。
お餅は入れないし、スプーンは使わない。

熱いくらいの内に両手で持ってそーっと飲む。

あずきの粒が沈殿してしてきたら、器をクルクルッとゆすって混ぜる。

浮き上がった粒を、唇を尖らせてスッと吸い込む。

そうこうしていると、「ま、なるようになるかな」と思える。

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