特殊能力、あります

オカルト話がしたいわけではないのでご安心を。

#別チャンネル

不意に “別のチャンネル” が開くこと、ありません？
（いよいよオカルトっぽいｗ）

僕だけかな…。
ここ数年、明確に意識するようになって。

「あ、きた」って。

読んでみてもらえたら、あなたも思い当たるでしょうか。

#開く鍵

チャクラや第六感ほどずば抜けたものではないけど、
明らかに別の角度からの思考が混じり始めて、
それをきっかけに止め処なく考えの連鎖が始まる。

これにはキーというかトリガーが幾つかあるみたい。

キッチンで手の甲を伝う水。
ラジオが流す忘れていた曲。
鼻をかする馴染みがあったはずの匂い。
シャンプーする指先と無音の浴室。
傍で感じる雨音と薄暗い部屋。...など

どうやら視覚情報の依存から開放されると発動するらしい。

普段から聴覚も嗅覚も触覚も脳に情報を送っているけど、
視覚からの情報が強すぎて、他のみんなは抑圧されている。

視覚情報が一瞬よろけた時、
自分を使ってくれとばかりに立候補のラッシュが始まる。

これが別チャンネルが開く瞬間。メメタァ

#すぐに捕まえて

開くと起こること。

前後をガラリと入れ替える文章構成が閃いたり、
A案とB案をいいとこ取りした折衷案Cのイメージが湧いたり、
買い物に行こうと諦めていた食材で作れる晩ごはんが浮かんだり、
ノスタルジックに昔の彼女の笑顔を思い出したり、
父親が自分にしてくれたことの意味が今頃わかったり。

面白いのは、
それをきっかけに、その前後や派生案もドドドドドと出てくること。

気をつけないといけないのは、
視覚以外のみんなは自己主張に慣れていないので、
主人の記憶に閃きを長時間滞在させることができない。
一瞬頭によぎらせるのが精一杯。

片隅に光ったら、すぐに捕まえないと消えてしまう。
消えたらもうしばらくは出てこれない。もう顔を出せなくなる。
視覚が気を取り直してしまうから。

チャンスの神様の一族に名を連ねているはず。

「捕まえたいなら、ぐっと意識を集中して反芻しなされ」

・・・・・

僕はこの瞬間をとても楽しみにしているけど、
やろうと眼を瞑ったって、そうそうできるもんじゃない。

そこが面白いし、奥の手として密かに期待している。

noteに書いてしまったことで、発動直前に明確に意識したりして、
この特殊能力が消えてしまわないことを切に願う。