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ヒーロー気質とヒロイン気質


ヒーロー性とヒロイン性


男女で割り切れるものじゃなく

自分の中の割合の問題で、誰しもどっちも持っている
育ち方や環境で割合が偏ってきて
要所要所で個性が出る感じ

ヒーロー性:感謝や名誉に価値を感じる
・強い、カッコイイが何より大事
・助けたり、勝ったりする事で名誉を得る
・負けたり従ったりするのが苦手、恥ずかしい

ヒロイン性:実利を得る事に価値を感じる
・弱い、可愛いが大事な武器
・助けられたり、守ってもらう事が名誉になる
・愛されてない事が何より恥ずかしい

能力じゃなくて、感性の問題だから、どっちがいいとか悪いとかじゃないんだけど、「何が欲しいか」の指標として、ひとつ。

私はヒーロー偏りが酷いので、友達付き合いはだいぶ気をつけている。ヒロイン性が強すぎる子は特に注意しなきゃいけない

ヒロイン性が求める「愛される」は
自分の価値や生い立ち、行動を理由に「してもらうこと」が重要

ヒーロー性の強い自分は弱いものを助ける癖がついてるから、ヒロイン系との相性はいい。感謝表現が上手なヒロインに尽くすのは、お互いに満たされるWINWINの関係

しかしヒロインを「助けすぎない」ように気をつけないと、損ばかりする関係に陥りやすいので気をつけなきゃいけない

ヒロイン1:悲劇のヒロイン
「辛い」「悲しい」「可哀想」の演出家

私は数々交流したヒロインの中でもこのタイプがダントツに多かった

彼女達は自分の不幸、病気、悲しい生い立ち、辛い本音を
「大事な人だけに見せる秘められし特別美しい宝物」くらいの自意識で見せてくる

ヒーロー性の強い人は違う
不幸話、周りの人に悩みを聞いてもらう事が屈辱であんましやりたくないって感覚が強いから、外からどう見えようが自分の不幸は恥だ

私も自分の泣き顔を想像してみたけどしわくちゃのイグアナ程度にしか思えないな
間違っても人に見せるもんじゃない

悲劇のヒロインが「可哀想な私を救ってくれる救世主」を求めてるんだから
「不幸な弱者を救う特別なヒーロー」願望のある人と相性がいい。私はドンピシャ。

このタイプの人は助けた時の感謝表現が非常に上手い人が多かった。頼りにされたり、相談されたりとこちらのヒーロー性をくすぐるのが鬼のように上手い

満足感がクセになり、トラブルの尻拭いや悩み相談やプレゼント等々、
だいたいしてあげすぎて気づいたらめっちゃコスト高い関係が出来上がってる

満足感以外は全部相手に差し出してしまうので、「助けすぎない」事が大事なんだけど、如何せん私は中毒になりやすいタイプなのでもう近づかない。

ヒロイン2:頑張り屋系ヒロイン

してあげようと思われるまで頑張る

うちの祖母がこのタイプ
若い頃は祖父や父が如何に仕事をやりやすいかを準備してあげて、言葉で転がして沢山働かせたそう
ヒーロー性も高くて、自分も頑張る、相手も巻き込んで頑張らせる
頑張った人の名誉を褒め称えるのも上手。舵は取っても主役は譲る。

目的さえ間違わなければ絡んで損は無い。お礼も相応のものをくれる。

この手の人は色んな人に「してあげて、有りがたい人になる」癖があるので味方がどんどん増える。いざ敵に回られると完全悪役決定なので、せめて食われないまでも「いい関係」は築いていたほうがいい・・・って考えに至るからやっぱりこのタイプは強い。

残念な事に「え・・・・?」ってなっても、迷い無き正義心と懸命に頑張る姿は否定がし辛く
少々目的が的外れでも助けざるおえなくなるのが中々しんどい

齢80歳で
家族の為に昔から漬けていた漬物を色々合わせて40kgくらい
労働力不足と漬物の需要がないので最早辞めてほしいのだがー・・・

「例え何があっても、私はやる!!」と聞かないで無理をし始める
放っとくと命に関わるので、助けてやるしかない

目の前でハァハァしながら命を懸けてやり始めるお年寄りというインパクト
助けなかったら弱い者を虐めたような罪悪感が殺しに来るのでやらないという選択肢は無い。

という感じで、目的の見定めを間違われると中々やっかいな相手だ

ヒロイン3:攻撃系ヒロイン

多分ね、このタイプが一番やっかい。めっちゃやっかい。
自己愛性パーソナリティ障害とか言われてる系はこのタイプのヒロインかなー?

軽度から重度に至るまで、この暴力的なヒロイン性は自分が正しい、自分がこうして欲しい!っていう欲求を叶えてくれないと許せない。怒り爆発。

立場が上なら恨みを持って我慢するかも
怖いのはこっちが弱者の時。価値観から選択肢から何から全部奪って行く
そしてもうね。感謝を払わない。名誉もくれない。満足感もくれない。

実利を奪い取るクセに、感謝も渡さない。そういうルールを「常識」として押し付けて来る。

「してくれてありがとう!」がない
「なんでしてくれないの!!」から始まってしまう

自分は「普通」「皆の意見」「正しい意見」
自分と相対する意見は「間違ってる」「変人の意見」「無価値な意見」

人格から何から全部、思いつく限りの否定や自分の正しさを捲し立てて、「自分の欲求に協力させる、賛同させる」事に必死になってしまう

重度は私の離婚した元夫。
彼はもう諦めたというか、物理的に無理。
夫婦って女性が弱者じゃなきゃ無理じゃない?
恋愛系で女性が男性の上に立つ関係は余程男性側が気を使ってくれないと成り立たなくない?セックス絡むと女性はどう足掻いたって弱者だと思う。

ルールってさ、強者が作るのよ。責任を取る側が作るの。
作る側が弱者に配慮して、優しいルールを作れば界隈全体が平和になる。
自分だけを守って、弱者に尽くさせて、奪い取るルールを作る人は界隈に居座らせてはいけない。

だからルールブックはヒーロー性が強い人が作らないと、公平、平等にならない。
残念ながら旦那、社長という枠に彼は納められなかった。全てを諦めて、出て行ってもらった。金は納得行く額を私が払った。揉める時間が無かったからね。お金で時間を買ったような物。

んでまあ、同居中の私の実母もこのタイプドンピシャなんだけど

彼女の場合の救いは「30年以上自分のパー障害を力で抑え込まれてきた」っていう忍耐経験。
どんなに怒っても、騒いでも、絶対に父が譲らなかったそう
あと祖父も多分めっちゃパーソナリティ障害?かな?むっちゃ自己中で、よく祖母が上手く操縦したもんだと感心するほど偏屈な爺ちゃんだった。私も男として育てられてよく殴られたもんだ。本気じゃなかっただろうけど。

そんなこんなで「完全悪役ダメダメ人間」のレッテル貼られてた。
暴力性はあったけど、昭和の「嫁」だからね。信頼されるヒロイン力は祖母の方が圧倒的に大きくて、爺ちゃんは遠慮なくモラル奪いに行くし、父さんは容赦ないしでずっと苦渋を舐めてたと思う。
子育てに関しても思い通りに行かないし、家族同居だから支配も出来ない

いや、よくあんなに怒りっぽいのに30年も我慢したなと素直に感心する

そのせいもあって、彼女は「思い通りにならない事」に慣れてる
んで私は仕事が絡まない限り彼女の言うとおりにしてる。社長だし、娘だし、まあ、そんなこだわりも無いからいっかって。

暴言は相変わらずだけど、「私はもう宙子がいなきゃ生きていけない」とか、「あんた程私の話を聞いてくれる娘はいない」とか、落ちついてる時に急に話しかけ始めて、最近は「ちょっとハグして欲しい」とか、「話聞いて欲しい」と可愛く頼んでくるようになった


それそれ。もうね。自分はそれに弱いんです。
って事で、私は今年老いたヒロイン2人との生活をまあまあ楽しんでる。

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