映画『アイ アム レジェンド』

アイ アム レジェンド

【映画】
I Am Legend
ウィル•スミス主演
2007年 SF/ホラー


なんかこの映画観たことある気がするんだけどなぁ…って思ってたけど多分予告だけ観たのかも知れない。
2007年の映画だからもしその間観てたとしても忘れてるかもね。

ウイルス映画だから今観たら何か響くものがあるかな?と。


ここからは、ネタバレありますのでこれから観ようと思ってる方は見ないほうがいいです。

もう観た方、気にしないよぉ〜って方だけ見てくださいね。





ある日、流れていたニュースでは女性博士のクルピンという人物が癌の特効薬を発明。本人の口からは、投与した患者はほぼ100%完治していると言う。

…が…しかし……!!

なんとその特効薬は、未知のウイルスに変化してしまったのだ!

投与された者は、毛は抜け落ち、噛み付いたりするまるで吸血鬼のような人間とは思えない姿(ダークシーカー)に変化していってしまったのだ!!


クルピンウイルスによりみるみる増えていく感染者。

人々は、その場を離れようと空港?ヘリポート?に押し寄せる。

元軍人(?)で科学者でもあるロバート・ネビル(ウィル・スミス)。
ロバートと妻と娘は優先的にヘリに乗せてもらえることに。

しかし、妻と娘とは別々のヘリ。
寂しいだろうからと娘は、抱えていた子犬をロバートへ託す。その子犬シェパードのサムがこれからずーっとロバートのパートナーとして生活を共にすることになるのだ。

直後、突然グルグル回転しながら飛んできた別のヘリがなんと!妻娘を乗せたヘリに激突!!早くも家族とは離れ離れ…。なんということだ!!


そして時は経ち3年後。
生存者が全くいなくなってしまったニューヨーク。

ニューヨークを離れ、どこかへ旅立ったはずのロバートは、ちゃっかり自分の家にいる。
よく戻って来れたな…。


劇中流れる以外な曲。
ボブ・マーリー。
まさかこのウイルス映画で使われるとは思ってなかった。
ロバートは、ボブ・マーリーの曲を好んで聴いている。彼にとって平和の象徴であるボブは唯一の救いだったのだろう。
そして私もボブ大好き☺️


彼の日課は、いつ襲いかかってくるか分からないダークシーカーに対応出来るような身体作り。食糧集め。生き残り、生存者へのラジオ発信。
研究室である地下にこもり、ワクチン(血清)作りのためのマウス実験。
そして、ダークシーカーを捕らえていわゆる人体実験。研究してる様子も欠かさず常に録画。


ある日、仕掛けた罠で女のダークシーカーを捕まえる。そいつに最新の血清をぶち込む。
…心電図ピーッ…ダメだった。また何かぶち込んで復活させる。

…怖い…何ぶち込んだの??


ある日、愛犬サムは何かを感じ走り出した。
暗闇に向かってどんどん走る。
ロバートの「入るな!」と言う叫びも虚しく、勇敢なサムは暗闇の中に入ってしまう。

追いかけるロバート。灯りは銃の灯りのみ。
息を飲むシーン。

サム…サム…。ヤダよぉ…サムゥ…。
ワンコ大好きだから生きて帰ってきてサムと願う。

サムがテーブル?棚?何かの下に隠れて怯えてると思ったら大量のダークシーカーが!!

ぎょえーー!!

なんとか命からがら逃げ出すサムとロバート!!良かったぁーー!


しかし、ダークシーカーが真似て仕掛けたと思われる罠に今度はロバートが引っ掛かってしまい足をケガする。
なんとサムが、犬のダークシーカーに噛みつかれてしまう。
ワンコは噛まれてしまうと免疫がないからダメなんだと…。今まで生きてこれてたの完全に奇跡じゃん(T_T)

家に戻り何も出来ないロバート。
噛まれてグダッとしたサムをただただを抱きしめて撫でる。
突然豹変するサム。ガチガチ!!
噛まれる一歩手前でギュギュギュギュギュと…。
泣きながらサムを自らの手であの世に送るロバート。
ついに相方だったサムが亡くなってしまった。私にとっては一番の泣きどころだった。

これでロバートは本当の一人ぼっちに。


しかし驚くべきところは、感染したもはや化け物と化したダークシーカーの中にもボス的な奴が存在してたこと。
ほかのやつに目配せして指示を出したりしてる。罠もやつらが仕掛けたのか?すごい。下手したら会話出来ちゃうぐらいの雰囲気。
でも劇中さほどの絡みはなく…。なんで…?


ダークシーカーに襲われて意識を失いそうなロバートのところに女らしき人物が車に乗り込んできた。居場所を問いかける人物。
意識モウロウとしている中で居場所を教えるロバート。←えっ?大丈夫?そんなにあっさり教えちゃって?なんて思う私。

目を覚ますと自分ちらしきソファーの上。足の傷も縫ってある。テレビには「シュレック」が流れている。このシュレックも一つのフックだったのかな。

いたのは、見知らぬ女と男の子。

女は、キッチンでスクランブルエッグにベーコンを焼いている。男の子はテーブルに。

言われるままにテーブルに着くロバート。
しかしこの突然の状況に困惑して取り乱す。叫び散らす。
「大切にとっておいたベーコンだったのに!」と…笑

女の名前はアナ。息子と別の場所にいたらしい。ラジオを聴いて来たのだと。
そして、生き残りのコロニー(村)があるのだと。
ここに来たのも神の知らせがあったからだと。そこに一緒に行かないかと。
なぜか「俺はここに残る」と答えるロバート。神を連呼するアナにこの状況で神がいるわけない!と拒絶。


地下の研究室を目撃して驚くアナ。
壁にはベッドに横たわっているたくさんのダークシーカーの写真が貼ってある。どうやら亡くなってしまったダークシーカーが貼られているようだ。

捕らえた女のダークシーカーを見るとなんと顔の血色が良くなっている。
効果が見られたのだ!これで感染を食い止めることが出来る!!


しかしドカドカとダークシーカーが押し寄せてくる!!ガラスの頑丈な扉の中へ入るも突き破って来そうなダークシーカー。
「これで治せるんだ!!」とダークシーカーに向かって叫ぶも聞く耳持たないダークシーカー。ボスが頭でガラスをガンガン!!

もうダメだと思ったその時、娘と離れ離れになったその時のことを思い出す。

「あっ蝶々だ」とふと呟いた娘の言葉が思い浮かぶ。

ふと足元を見るとアナの首筋に蝶のタトゥーが。

もしや…娘はアナが来るのを分かってた?

これが神の声??

アナの言っていることは本当だと確信したロバート。

シェルターの中にアナと息子を入れ、朝まで開けるなと言う。一本の血清をアナの手の中へ託す。

ロバートは手榴弾を持ち、ダークシーカー共々ブッ飛ばすために死を覚悟。

ガラスの外へ。
炎に包まれる。


翌朝、アナと息子は生き残りの村(コロニー)へ。
重い鉄扉が開かれ中へ。
守衛に血清を渡して…二人は明るい中へ。

終わり。


と、まぁこんな感じで本当にあっさり終わっちゃうんですよね。
アナと息子がどんな状況だったのかも分からないし、ロバートの関わりもあんまり描かれてないし、基本一人の時間が長過ぎる。
愛犬サムは勇敢とは思えぬほどの愛くるしさだし。ダークシーカーのボスは何でロバートを追いかけて来たのか分からなかったし、会話出来そうな雰囲気だったのに喋らないし。
腑に落ちないなぁ…と思ってた。


そ、し、た、ら。
なんと別エンディングが存在するとな!!

しかも、そっちの方が本当のエンディングだとか。

劇場公開されたものは試写の時、不評だったとか何だとかで寸前で書き替えられたエンディングなんだとか。

DVDには特典でそのエンディングが観れるそう。配信でも一部では観れるんだとか。


そのもう一つのエンディングがダークシーカーとは知能があり、意思疎通が出来て、ロバートが捕らえた女ダークシーカーを元に戻し返し、ダークシーカーは去って行き、ロバートは死ぬことなくアナと息子3人はコロニーに行き、エンディング。なんだって。

メチャメチャしっくり来るんですけど?

やっぱ会話まではいかなくとも意思疎通出来たんじゃん!
だって喋りたそうだったもんボス笑

しかもさ、何でロバート死ぬ必要あんの?って思っちゃった。手榴弾ぶん投げてシェルターの中無理やり3人入れたんじゃない?とか思った。

まぁ、別エンディングがあったってことで何とか私の謎は解けたわけです。


ダークシーカーから見れば、平和に暮らしていた?のにそれをロバートがぶち壊してる(捕らえて実験台にしたり)と見える。
→人間のエゴ

元々のエンディングでは、ロバートが女ダークシーカーを返すことで決着する。
確かにロバート以外生存者はそこにいなかったワケだからロバートが去れば特に何も起きないのかも。


自分が良かれと思っていることは、全ての人がいいことだとは思っていない…ということか。喜んでいる人の裏では泣いている人がいるのかも…。

元々のエンディングのままにしておいてくれたら良かったのにね。
あとはね、サムが本当に可愛いってこと。そこはただの犬好き。
ウィル・スミスは悪くない。いい役者。

皆さんはこの映画観てどうでしたか?

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