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野菜が安いと

そろそろ町はお正月モード。クリスマスというのは、食べ物系ならケーキ屋さん、パン屋さん、お肉屋さんがメインではないかしら。お正月の食べ物なら、乾物、魚、餅、豆、各種調味料など、本当に色々あります。

いつもなら、クリスマスからお正月にかけて値上がりする鶏肉やいくらを買い込んで冷凍しておいていました。今年はコロナで困っている生産者を助ける団体から、鶏肉を定期購入しているので、それは不要。生筋子を買って、いくらの醤油漬けを作った時に、半分冷凍しておいたから、いくらも買わなくていいし。

買わなくてはいけないものは、野菜、餅、乾物でしょうか。ここ最近、コロナの影響で外食産業向けの需要が激減したため、野菜の安値が続いています。先日は、小松菜5束で100円でした。確かに、大船は物価の安いところですが、それでも驚くほどの安さです。生産者の方の利益がでているとは、思えません。こんな値段なら、廃業してしまう方も大勢出るかもしれません。

安全性を求めて、契約農家からの野菜を定期購入するような宅配業者を利用していると、年末年始や台風の後の野菜高騰の時期も、価格は一定です。今のような野菜が暴落している時も、安値の恩恵を被ることはありませんが。

食料自給率が高ければ、国と国との交渉の時の強みになるし、低ければ弱みになります。今の日本の自給率は、先進諸国の中で最低ではないでしょうか?

外国との交渉の場で、「あなたの国の○○を買いますよ。関税を引き下げて、売りやすくします。」なんてことばかりしてきたから、自分の国の生産者は価格競争にあえいでいるわけです。野菜は、鮮度と運賃の問題がありますから、冷凍で多量に輸入できるもの以外は、国産が多い、自給率を守ってきた品目です。

外国のものとの差別化のために、品種改良や有機栽培という努力をしてきた農家の方が報われるような政策が、今こそ必要なのではないでしょうか。


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