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二人でお酒を

大船に1月にオープンしたという、バーに行ってきました。緊急事態宣言中に開店って、集客に苦労してそうですよね。

昨年成人式を終えた娘と、二人で飲酒タイムです。男の子のお父さんが、「この子が大人になって、一緒に酒を飲むのが楽しみ」と言うのを聞きますが、女の子のお母さんにも、そういう楽しみがあっていいのです。うん。去年は、どこかに行くのも遠慮ぎみで、一緒に飲みに行くこともなかったし。

娘はお友達とは一緒に飲みに行っているようですが、BARに行ってカクテルを注文したことはないそうで、ちょっと緊張ぎみ。いろいろ親に文句を言ってくることもあるけれど、こういう時は可愛いものです。

最初の一杯はステアのものを。混ぜるだけと思われがちですが、「実はステアタイプの方が難しい」と、サントリースクールの校長だった花﨑一夫先生はおっしゃっていました。(職場の講習会の指導に、来てくださったのです)若い方は、シェーカーを振るのがかっこよくみえるので、好きなようですが、振りすぎても美味しくない、というのを知っているのでしょうか。

お願いしたソルティドッグが美味しかったので、ドライマティーニも。このお店はシェーカーで作るマティーニでしたが、控えめなシェイクだったので、マティーニの良さは出ていましたね。

娘は好みを言っておまかせで作っていただき、嬉しそうでした。緊張をほぐすように、話しかけていただき、随分リラックスしてきたようです。女の子同士で来ても、楽しいでしょうね。

「お酒は飲むもので、飲まれるものではない」というのを、社会人教育の一歩としたいと思っています。自分の酒量がわからずに、周囲に迷惑をかけるのは、社会人のすることではありません。学生時代に、無茶飲みを強いるようなサークルも、非常識だと思います。そのために亡くなった方がいるのを、毎年報道されているのですから。

「お酒は美味しいものだから、美味しく飲む」というのは、大事です。自分の適性酒量を超えてくると、お酒の味が落ちたように感じます。ここで、止める、というのが理性です。それをきちんとできるかどうかが、大切ですね。お酒を沢山飲めることが、大人の証でも、かっこよさでもないのです。要は、その人のアルコール分解能力ですから、本人の努力が一ミリも入っていません。本人の努力でないものを誇示したところで、無意味です。

お酒の飲み方、お酒との付き合い方を教えるのも、親の役目と思っています。私も、親に教わったものです。社会人になってからは、周囲の人にも教わりました。子供には、お酒ときちんと付き合える大人になって欲しいと思っています。 だから、今日は二人でお酒を飲みましょうか。



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