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おおきな木

今日は春節、もう本格的に春ですね。通勤途中の桜も咲いています。何かいいことありそうな。!(^^)!

日本人は本当に桜が好きですよね。花を愛でて、花を塩漬けにしてお茶にしたり、料理に使ったり。葉も塩漬けにして、和菓子に使ったり、実も食べますし。実を食べる品種と、花を食べる品種こそちがいますが、「食べちゃいたいくらい、可愛い」って発想と通じるものがあります。

しかも、桜の木の皮を使った茶筒なども作っているのです。桜の木の本体は、最近ではスモーク用のチップにも使っています。桜の香りが好きなのはわかりますが、もはや愛でているのを通り越して、徹底的に利用しているとか・・・。

昔ベストセラーになった「おおきな木」という絵本を思い出しました。シェル・シルヴァスタイン作の名作です。子供に果実をあげ、枝にブランコをさげて遊ばせてあげ、と木は子供に色々なものや事を贈ります。この子供は大人になり、お金に困って木を薪として売ってしまうのです。最後に老人になり、すべてを失った時、最後の休息の場所として訪れたのが、自分が切ったあの切り株。

原題が”A Giving  Tree", 「贈り物の木」というのが直訳ですね。この訳だと、贈り物として木を貰ったのか、贈り物をしてくれる木なのか、よくわかりません。タイトルがすべてを物語っている原題を、心の大きさも含めて日本語訳を「おおきな木」というタイトルにしたのかな、と思います。

若い頃は、この木は親のことを暗喩しているのではないか、と思っていました。子供を食べさせ、遊ばせ、身を削って学費を作り、見守る・・。こんな想いで子供を育ててくれた親を、絶対に大切にしなくては、と思っていました。

今は(もう、若くはないです( ´艸`))、木は親ばかりでなく自然をも暗喩しているように思います。木は又生える、不要なものは川や海に流せば綺麗になる、というような発想を、昔から人間は持っていたように思います。人は自然に依存し、利用してきたのです。

産業を発達させるばかりで、自然保護を考慮にいれずに来た結果が、大気汚染、公害、地球温暖化です。昔よりも、人間は賢くなっているなら、その知恵を自然保護に向けるべきだと、沢山の人が声を上げ始めました。

難しいことではないのです。自分ができることから始めましょう。ごみをきちんと分別して捨てることだって、自然保護の一歩です。よく考えると、できることが増えてゆきます。

明日の為に、できることから始めませんか?

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