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春はそこまで

節分の後、少しは寒さも和らいできたのですが、今日は又寒いですね。通勤途中に、湧き水のあるところがあり、その表面が凍っていました。

寒いなあと思いながら、スーパーの青果コーナーを見ると、タラの芽や蕗の薹がありました!!さすがに蕗の薹は、ハウス栽培をしていないので、これは路地ものですね。春は、そこまで来ているのですね。

蕗の薹は下茹でしてから、細かく刻んで蕗味噌を作ったりします。ちょっと苦い、えぐみのある味が、ご飯やお酒の供としてぴったりです。あまり日当たりの良いところのものは、えぐみが強いので、日陰のものの方がいいですね。とはいっても八百屋さんでは、日陰育ち(!?)か日向育ちか分かりませんね。

我が家の様に庭の手入れを怠っていると、蕗がはびこります。(;^_^A 元々野草ですから、生命力が強いのですね。時々、決めた範囲以外に出てくるのを抜かないと、庭が蕗畑になってしまいます。

蕗の薹を取る時期を逃してしまうと、蕗になりますから、煮物に使ったり、きゃら蕗をつくったりします。きゃら蕗は皮も剥かないし、作るのは楽ですが、細目のものでないと、佃煮にしては水っぽくなってしまいます。

鎌倉のレン売でも、きゃら蕗用の蕗のほうが高いですね。目を離すとすぐ太くなってしまうので、程よいサイズのものを揃えにくいのかもしれません。

伝説のコロボックルは、蕗の葉を傘がわりにしているそうですから、あまり太い茎だと握りにくいでしょうね。握る手は小さいはずですから。秋田の蕗は大きいと聞きますが、コロボックルは小さいということですからね。

親指姫はチューリップから生まれましたが、日本のかぐや姫は竹の中から、コロボックルも生まれたところは定かではないですが、蕗の葉の下にいます。食生活に不安の無いところにいるのでは?!日本人は、花より団子の心を昔からもっていたということかしら?そういう諺がある位ですからね。

花鳥風月を愛でつつも、しっかり食べるものを確保していたのか、雅な方々と庶民の感覚が違ったのか、どうも前者の様な氣がしますが・・。衣食足りた状態でなければ、風流の道も歩めなかったでしょうし。

出荷先が半減した牡蠣の養殖の方や、高級鮮魚や肉類を扱う方、農家の方、こうした方々を支えないと、来年にはもう食べられなくなってしまう食材もあるはずです。

そしてまた、そうした食材を使っている飲食店の方々も、お客様を必要としているのです。

日本の将来の食生活を守るため、日本の産業を守るため、私達の行動が必要なのです。今、支えを必要としている人達のために。



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