夏至🦀のあれこれ

１年間を見る春分図（春分の日のホロスコープ）をnoteに書いていないにも関わらず、夏至を書くという…。日本は四季があるので本当に分かりやすいのだけれど、夏至は一番陽が長い日でございますな。夏至は秋の収穫に向けて育っていく時なのであります。

こんばんは。にゃんちーです。星読み屋さん時々タロット使い。noteは徒然なるままに、筆ならぬ指を走らせよう。（キーボード打ってるわけだし）
さて、今日は星読み屋さんとして書いていきます。

このnoteはちょっと長くなります。
いつも長いけど、もっと長い。すまん。

いざ、行かん‼︎🦀

夏至とは？

占星術的な話としての夏至について少し。

そもそも春分・夏至・秋分・冬至と４つの転換点があります。これを二至二分（にしにぶん）と言います。これらは春分をはじめとして、起承転結になっている。

起：新しい命が芽吹くスタートの時。
承：芽が育っていく成長の時。←ここ夏至
転：実りを迎える収穫の時。
結：終わりを迎える到達の時。

夏至から秋に向けて、伸びていくパワフルな時期に入るということです。この起承転結を全部説明していると長くなるので、夏至に絞って解説します。

夏至は蟹座。
ここから秋分までの３ヶ月なので、蟹座・獅子座・乙女座の期間をさします。この３星座は、自分とその周りという世界観。蟹座が家族なのですが、家族とか友達とか、自分にとって身近な人間関係がテーマです。
自分を中心とした広がりの中で、色々なことを学んでいくのがこの期間です。蟹座の安心感・愛情・共感、獅子座の自己表現・楽しみ、乙女座の自己管理。こんな具合です。乙女座で一度、自分という一個人が完結します。

ちなみに夏至をはじめ二至二分、つまり季節の始まりは全て活動宮の星座です。活動宮（牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座）というのは、始まりであり、自分から動いていく資質を持つ。ここからの１ヶ月、蟹座月間は自分からアクションを起こす事が大切になってきます。

春分のnoteを書いていませんが、実は今年の春分と夏至のホロスコープはとてもよく似ています。春分のアセンダント（日の出地点）も、夏至のアセンダントも全く同じ蟹座の29°です。ということは１年を通して、そして夏至で再びそこが強調されることになります。

夏至の全体像

いよいよ深く見ていくぞ！
このマガジンはがっつり占星術的な解説になので、結構深い。そして長い。
準備は良いかにゃ？

では。

▶︎太陽・月から分かること

夏至＝太陽が蟹座に入った瞬間のホロスコープ。
月は双子座の終わりの方。ドラゴンヘッド も双子座の終わりの方。
太陽・月・ドラゴンヘッド がほとんど重なっている。
ちなみに同じく蟹座には水星が逆行中。
これら４つは１２ハウスにある。

超ざっくりいうと、１２ハウスは、障害・秘密・無意識・隠された場所・魂など、目に見えないものを管轄している部屋。

ここから分かることは、
・自分の内側に向き合え（蟹座は心なので、特に感情面で）
・自分の安心とは？
・自分の心の拠り所は？
・自分の本当に大事なものは？
・自分の根底にある考え方、それで大丈夫？

という感じ。
特に最後の、考え方が鍵になっている。
無意識に信じているものと言い換えても良いかなと思います。

▶︎火星との関係から分かること

１２ハウスが揺さぶられるその理由は、魚座にいる火星との関係がバチバチしているからなのだ。
魚座にいる火星と、双子座にいる月が、お互い強引に物事進めていこうとする位置関係にある。仲悪い場所にいるのよ。
蟹座の太陽も、魚座の火星と同じ位置関係。
水の星座同士なので、厄介。

もはや無意識なので意識しづらいとは思うのだけれど、今まで信じてきているものってあると思う。宗教は勿論のこと、他にも、この人は絶対良い人！とか、人や組織への信頼感というのかな。そういうものって、実は沢山持っているのだと思う。信じているものというのは、言い換えれば安心感。蟹座の管轄なのだ。

ちなみに火星は９ハウスにいる。
９ハウスはまさに宗教。哲学や真理も管轄する部屋になるので、自分なりの答えだとか、信念みたいなものもここ。自分が信じるものに繋がってくるのである。

この魚座の火星が、蟹座に向かってやいのやいの言っている。

感情という海原に生きる魚。
感情を溜め込んでは、泡をぶくぶく吐き出す蟹。
ともに情緒豊かな星座が、お互いに自分の良いようにしたい状態なので、感情的なぶつかり合いになってしまう。混ぜるな、危険。

ここから言えるのは、
・今まで信じていたものが根底から覆る
・自分の安心感が揺らぐ
・古傷が掘り起こされる

という感じかなと思います。
例えば、この人良い人だと思ってたのに！？とか、許したつもりだったけどやっぱ許せないわ…とか。勿論逆もあるよ。クソだと思ってたけど、実はめっちゃ良い人やんけ！もある。全然ある。
要するに、信じていたものが反転するという意味だから。

で、ですね。
そういう星回りだから、感情的に吐き出せー！とはならないところがミソでして。感情的になって瞬間湯沸かし器のごとく、他人にそれをぶつけてしまわないように！これ、本当に気をつけたいです。

これにもちゃんと理由があって、感情を司っている月が１２ハウスだから。要するに見えないところにあるはずのものなのだ。それを外に出すなって星が言ってる、まず自分に問えと言ってる。

じゃあどうすれば良いのか。

▶︎天王星との関係から分かること

・価値観を変えること　です。

牡牛座にいる天王星が、蟹座の水星と仲良しの位置関係にあります。
しかも水星逆行中ですしね。
水星逆行を私はよく、忘れ物を取りに行く時間と言いますが、自分の中で振り返る時間ということなのだ。

牡牛座は価値を司る星座。
天王星は改革を進めていく星。
つまりそういうことっすわ、という配置です。

でだね。

価値観を変えるって、なんだ？という話なのだ。

▶︎その他諸々から分かること（まとめに代えて）

価値観を変えるって言ったって、その多くが無意識だろうから、まあまあ難しいのかもしれない。だけど価値観が揺さぶられるような出来事にあった時、どう考えるのかで変わってくるのだと思う。

自分はどうしたいのか。
まずは自分がどんな価値観にいるのかを理解するところから始める。今の自分が何でできているかも知らずに、変えることはできないからね。だから、１２ハウスの星々が自分に問えと言うてくるのだよ。

「自分は」というのが自分で分かっていないと、ずっと世間や他人の基準で選んでいくことになってしまう。結局それは、自分の価値観じゃないのだ。普通は〜、世間的には〜などなど。それは思い込みに過ぎない。自分が本当に欲しいもの、大切にしたいもの、大事に育てていきたいものとは全然違う基準に合わせているのかもしれないよ？ということ。

だから、思い込みを捨てる。

それは夏至のホロスコープのアセンダント、蟹座29°に出ている。この度数が意味するのは、思い込みを捨てて心と頭が調和した状態で判断を下すことだから。

人って正しい判断をしようとする時、多くの場合、自分の体験を振り返って考えると思う。それはつまり過去からの経験則で、今までどうだったか、ということじゃない？

これだと何も変わらない。
今までの延長線上で考えているのだから、この先も今までの延長線上にしかならないのだよ。

と、いうところから抜ける。

それは、もしかしたら直感かもしれない。
経験したことがないから判断材料がなくて分からないのではなくて、こっちだと思う！みたいな軽い感じかもしれない。本当はこれが良いの！と衝動にも似た気持ちなのかもしれない。

突拍子もないように見えるかもしれないが、実は思い込みを捨てて判断する方がフェア。偏見がないということだから。知らないもの、異質なものへの排他的にならないわけだから、未知への扉が開くのだ。蟹座の扉が開く、つまり家の玄関が開くわけだよ。
ドラゴンヘッド が双子座にいるけど、まさに家から出て仲間を探しに行くってことだよね。それにはまず、自分の帰る場所・土台＝HOMEがないと路頭に迷いまっせ、ということなのである。

次、これで最後！

じゃあ何を活力にやってくんだ、ということを書いて終わりにします。
（社会情勢の話はもういいか、と思った。）

魚座の火星のあたりの話と絡むけれど、信じていたものが覆るというのは、裏切りにも近いんじゃないかと思う。特に良いように信じていた場合は裏切られたように感じて腹が立つかもしれない。火星だしね。火星、戦争の星だからさ。

なんでそうなるんだよ！？という、怒りにも似た感情を、そのまま活力として使ってください。

怒りを人に向けるんじゃなくて、自分という車を走らせるためのガソリンに変換するのだ。それを冷静に出来たら苦労しねーよって、書いてる私も思いますけど。無駄な戦争は避けて行こうぜ。

何故なら、この夏至のMC（太陽が一番高く登る所）が牡羊座だから。
牡羊座は人生勝負モードで猪突猛進。そして牡羊座の支配星は火星なのです。そして6月末には火星が牡羊座に入る。それも今年はイレギュラーで牡羊座に７ヶ月も滞在するのである。ガンガン、攻め攻めの７ヶ月が来る前に、エンジン吹かしていつでも走り出せるようにしておかなくては！という感じです。

ここまでの夏至の話を一言でまとめるのであれば…

原点回帰！
自分の根底を見つめ直して、価値観をアップデート。
というところでしょうか。うむ。

以上です！書いたー、めっちゃ書いたー。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。

実りの秋に向けて夏の間に育てていこうねー。
したらばまたにゃん。

＜p.s＞
夏至と同じ日にあろうことか、夕方、新月を迎えます。それも日食です。もう本当に蟹蟹パニックの日になっているのです。
新月についてはこちらのnoteをどうぞです🦀