占い結果を使いこなすのは、自分次第。

こんばんは、にゃんちーです。星読み屋さん時々タロット使い。noteは徒然なるままに、筆ならぬ指を走らせよう。
(キーボード打ってるわけだし)

私は星読み(西洋占星術)をメインとした、巷で言うところの占い師をしています。これを仕事とするようになってからというもの、今までただ楽しみにしていただけの占いの「怖さ」みたいなものを最近感じています。

占いってなんだろうな。
占いに振り回されていないかな。
じゃあ占いってどう使えば良いのかな、というお話です。

という下書きが眠っていたな…と、とあるnoteを読んで気が付いたので、今しがた引っ張り出して書いています。
(こちらです↓こちらも是非に!)

驚いたのは眠っていた私のこの下書き、日付が2019年の8月だってさ!どんだけ寝かせてたんだよ。そしてまだ占い師として駆け出しの頃に書いていたことに震えております。ぶるぶる。

占いは、たかが道具。されど道具。

星占いって星座だけで超ざっくりに括られていて、大雑把に性格とか趣味趣向とか分かるのが巷のもの。雑誌とかネット記事にあるやつ。
これ、血液型占いと同じで、星占いであれば12星座だから12種類しか人格ないことになってしまう。

そんなわけはない。

勿論、これらの星占いが間違っているわけでもないです。ただ見る媒体によっては自分の誕生日の星座が違って、どうすればいいの!?という人もいるかと思います。或いは、いつも星占いって自分にはしっくりこない、誕生日は確かにこの星座だけど当てはまらないなー、という人もいると思います。

正確に出すためには、出生時刻と出生地を確認するのです。
双子でも性格が違うのは生まれた時間の差によって出生図での天体配置諸々が異なるからです。

私は一人一人の出生図から、その人の全体像を読み解いてお渡ししていますが、これで大体のことがまず分かる。これがスタートだと思っています。

まず自分のことを客観的に知る

出生図は「人生の地図(縮図)」みたいなもの。
宿命と言っても良いのかもしれません。今ここに宿されし命
それは自分の心や思考の癖だったり、得意なこと好きなことといった武器、苦手なことや怒りの地雷ポイントであったり、ご縁のあるフィールド(活動エリア)など自分のデフォルト設定が分かるわけです。

もはや当たってるかどうかの観点ではなく、自分を客観的に見つめ直すための道具として使い勝手抜群だと思っているし、自覚のない未開発の才能を発見するチャンスでもあるのだと思っています。痛いとこ突かれていたら、何とかすれば良い。親切な人なら、ウィークポイントをどうすりゃ良いのか書いてくれているような気もしますし。

友達に言われてハッとしたのですが、

誕生日は一生変わらない。

そう。そうなんですよね。
名前が変わろうが、性別が変わろうが、誕生日は一生涯変わることがないのです。星占い然り、誕生日を用いる占いを命術と言いますが、変わらないものを用いて自分を読み解くわけだから、命術で見てもらうのって、結構いい武器なんじゃないのかなと思います。占い師さんとの相性はあるけれども。

じゃあ日々の占いは?

そんなもんは使い方次第だな!(口調がおかしいね、今日ね。)

楽しむだけの見方もあるでしょう。それはそれで良いのだと思います。

ただ正直なところ、占い結果に呑まれ、自分で消化しきれずに鵜呑みにして振り回されている人もいるのが現状。

人は見えないもの、分からないものに対する「答え」を求めがち。その弱さに付け込まれてしまうとズブズブ。
変な話、弱さと占いの相性が良いのです。

でもね。

占いの結果って、絶対じゃない。

過去は自分がすでに経験してきたことだから、答え合わせがある程度は可能だと思います。

しかし未来はどうでしょうか。
未来の占い結果が1つだとするならば、何をどうしたって未来は変えられないということになります。

例えば「頑張っていたら受験合格しますか?」って、そんなの分かんないよ。いや、正確には良い時期か厳しい時期かの判断はつく。でも、受かるっていったら勉強しないのか?落ちるって言われたら諦めるのか?って話です。
違うでしょ、それ。
受かるって言われて何もしなくて受験で点数取れるわけないし、落ちると言われても努力で難関突破するかもしれない。そんなのやってみないと分からない。

分からないということは、たどり着くまでの道はいくつもあるということなのだ。

それをきっと運命と言うのだと思う。

よく占いで使われる言葉ですが、

宿命は変えられない。でも運命は変えられる。

すごく微妙なニュアンスの違い。
でも宿命と運命って、実は全然違う。

宿された命、自分のデフォルト設定は変えられない。だけど、宿された命をどこにどう運ぶかは、自分で決められる。運ぶためのルートはいくつも用意されているし、時には道なき道を切り開いて行くことも可。

こういうことなのだと思っています。

少し付け加えておくと、宿命=デフォルト設定をスマホで例えるならば、OS自体を変更することはできないけれど、バージョンアップは出来る。よって、磨き続ければ性能を上げていける。そういう意味で厳密には変えられないってこともない。純度を上げていくようなイメージだ。

この宿命(自分の持ってるもの)に、普段の星の運行状況によって旋律やハーモニーが乗っかる。この刻々と変わっていく部分が、日々の占い結果ということになります。だから当然占い結果通りじゃないこともあるし、結果の影響が前後することもあるし、自分の持ってるものによってはもっと占いの結果とは全く違うインパクトの強い出来事が起こったりもします。

星の織りなすリズムを、機械的に時間で区切っているのが日々の、毎週の、毎年の占いなのだ。

自分のリズムを、波を知る。
日々の占いはそんな風に使ったら良いのかもしれないなと思っています。
天気予報のように使えばよくて、降水確率50%だとして傘を持っていく人、折りたたみ傘の人、傘持たないで出かける人といるように、自分で選んで良いはずです。

適度な距離感というのか、健全な付き合いをしましょうよ、お互いに。
占いを楽しむ側も、占い師さんも。と思う今日この頃なのであります。

如何せん私は、占い結果に溺れるのは不健全だと思っているし、人の弱った心に漬け込む商売も最低だと思っている。

占いに使われるのではなく、占いは使いこなすものなのだ!

以上、思いの丈をぶつけました。
推敲しておりません。荒いです、勢いです。
何だか同じような話をnoteの別記事で書いているような気もするのよね、でも覚えてないのよ、悲しいことに。
重複していたらごめんね。

したらばまたにゃーん。

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