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香川から高知へ向かう特急旅(龍河洞を添えて…) - 四国旅行2021 #1

サンライズの記事を書いてから2ヶ月ほどが経ってしまった。今更ながら続きを投稿したい次第。

讃岐うどん

さて、サンライズを降りて高松の街を歩く。運悪く列車内ではシャワーが浴びられなかったから、適当な快活クラブに入ってシャワーだけお借りした。こういう時、ネットカフェは非常に頼もしい。

釜玉うどん

朝はもちろん讃岐うどんで。もはやこれを食べるためにサンライズに乗ったと言うのは過言かもしれないが、乗るきっかけの一つであることは間違いない。値段もこの量で300円と激安。香川県民が羨ましくなるばかり。

自転車道が広い高松

高松はどうも自転車が多い感じがしたが、道を見るとだいぶ走りやすく整備されている。東京もこんな感じで自転車が走るスペースを確保してほしいところだが、ただでさえ狭い道路に自転車道を新設できるわけもなく、まず道路沿いの建物をぶち壊すところから始めなければならない。非常に苦しい。

高松でシャワーと朝食を済ませたあとは、高知に向かうため駅に戻り列車を待つ。

高松駅

キハ47

真っ赤な気動車。この顔だと、北海道の白地に緑線のものばかり見てきたから、この色は新鮮。

北海道の
電車用のホーム

左の特急列車は全く見慣れないものだが、右は東日本でも東海でも似たようなのが走っていて馴染みがある。

いしづち
架線があるホームとないホームがある

特急うずしお乗車

キハ185系 うずしお

いろいろあって予定より1本遅いうずしおに乗る運びに。新型車両だと車内にWi-Fiがついていて快適なのだが、見ての通りとびきりの旧型が回ってきたのでなし。車内でオンライン授業を受けようとしていた同行者にとっては喜ばしくないニュースだったようだ。

旧式ではあるものの、きちんと整備されており車内がオンボロというわけではない。これはこれで好きな乗り味だったりする。

天気は良好、景色も良い

うずしおで徳島へ向かう。今回の旅程では、徳島を切り捨てざるを得ず、ただちょっと降りて乗り換えするのみにとどまった。

特急剣山乗車

徳島で剣山に乗り換える。乗り換えとは言っても同じ車両で、座席転換やら何やらで一度降ろされるだけである。

あいにく写真は撮っていなかったのだが、ホームに「剣山」と書かれた板が置いてあった。この列車はヘッドマークを手作業で交換するようで、取り付けるものを予め準備しておいたのだろう。

交換はこんな感じで行うようだ。

特急剣山の車窓

山間部を走っていく。

阿波池田駅に到着した。ナンバリングが施されている。
四国は全体的にアンパンマン推しが強く、とりわけ高知では至る所でイラストを見かける。作者のやなせたかし先生が高知出身だそうで。

キハ183系
珍しい折戸式(スライドドアが一般的)
2700系気動車

ボディががっつりアンパンマンでラッピングされた列車もある。

特急南風乗車

2700系気動車 南風

阿波池田では特急南風に乗り換え。こちらはWi-Fiもついている新型車。

車内はJR東日本や東海道新幹線のような飾り気のなさ。E353系なんかもこんな感じの雰囲気だった気がする。綺麗でさっぱりしている。

雨が降ってきた
歩危で「ぼけ」と読む
雨が強くなってきた

雨の日の雰囲気は好きだが、やはり旅行先では傘など諸々面倒だから、あまり嬉しいものではない……。

吉野川

土佐山田から龍河洞へ

龍河洞に向かうべく土佐山田で下車する。隣のホームにはまたしてもゴテゴテのアンパンマン列車が待機しているのがわかる。

こちら土佐山田。至って普通のベッドタウン的な雰囲気。ここまで来ると高知市街にそれなりに近いので、建物もだいぶ増える。

龍河洞まではタクシーで向かう。バスも通っているのだが、あいにく良い便がなかった。龍河洞は日本三大鍾乳洞にも数えられるほど有名なスポットだが、その割にアクセス手段は少なく不便である。

長い長いエスカレータで入口へ

いざ入洞。

龍河洞

鍾乳洞は夏にばかり来ていたので、相当寒い場所という印象があったが、すでに冬の入り口付近だったからさして温度差はなかった記憶。湿度は高そうである。

中は結構狭いが、地面は舗装されて平面になっており、歩きにくさはさほどなかった。

狭い
大誇張命名
本当に狭い
ミネラルの多そうな水
m
似てるか?
弥生人が置いた壺が鍾乳石に飲まれてしまったもの
神の壺を意図的に作ろうとしている
写真撮影時点で作り始めて84年が経過しているらしく、いい感じに飲まれてきている
弥生人はここを居住空間としていたようだ
(神の壺ができる所以)

鍾乳洞を出ると外はなかなかの雨。バスの時間が絶妙で、急いで下山した。

急いで下山する人

雨の高知到着

高知は雨だった。到着時は普通の雨だったのだが、ホテルにチェックインを済ませ夕食を食べに出かけようとしたら状況はだいぶ悪化していた。雷はなっているし、会話が聞こえないくらいの土砂降りに変わっていた。それでも高知でカツオを食べたい!!という情熱は冷めることはなく、我々はやや心許ない折り畳み傘で勇敢に街へ繰り出したのだった。

カツオのたたき
ポン酢とレモン+塩で食べられる

念願のカツオを食べ、大満足。一枚一枚厚切りでボリュームがあり、臭みもなく非常に美味しいものだった。う〜ん、早速高知を感じている。
しかし旅行1日目にして靴も服もひどく濡れてしまい、前途多難………。明日までに乾くだろうか……と頭を抱えながら、靴に新聞紙を詰め込む夜だった。

さて、2日目はレンタカーを使って足摺岬へ向かう。


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