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自分で商品を売り始めて、商品とお客様を心から好きになれた。(雑記)

随分前になるけれど、社会に出て間もない頃、
勤めていた会社のお偉いさんが「売っている商品とお客様を好きになれ。」ってよく社員に言っていたのだけれど、その気持ちが正直よく分からなかった。

取り扱っている商品が、普段の生活で使うような商品でなかったのもあり、どう好きになっていいかも分からなかたし、営業職でもなかったので、お客様と直接話す機会や、売り上げで評価される事も無く、そんなかんだで商品やお客様を好きも嫌いにもなれなかった。
(商品を買ってくれているという感謝の気持ちはあったけれど。)

そこから、しばらくサラリーマンを続けて、職や取り扱う商品が何度か変わったけれど、その思いにほとんど変化はなかった。

しかし、

最近になって、いざフリーランスの動画編集者をやりはじめてから
「商品」と、それを買ってくれる「お客様」が、好きで好きでたまらなくなってしまった。

今は作品が商品になるのだが、一つ一つが自分の産んだ子供の様であり、
オーダーしてくれたお客様の求めているものを常に考えて最善を尽くしたい。付き合い始めて間もない恋人ような感情を抱いてしまう事がある。
(キモいかもですが。)

純粋に依頼をいただける事が自体が「嬉しさ」であり、「好き」になる理由ではあるですが、なぜ、今まで好きになれなかった「それら」が愛おしくてたまらなくなったのか。

感情的な理由の他に、
私の場合は、サラリーマン時代との「責任」「プライド」の持ち方の違いが関連しているように感じている。

フリーランスなので商品に対する「責任」は、自分が取るしかないという事。サラリーマン時代は何かミスったら会社の責任だった。

今はミスったらすべて自分の責任。例え下請けだとしても、取引先から信用を失えばもう仕事は来ないだろう。そうなると今までに持つ必要がなかった強い「責任」が生まれてくる。

もう一つは「プライド」で、自分の場合得意な事で仕事をしているのもあり、経験や実力を売っているから、こだわりも強い。その思いをお客さんへ伝えて、気に入って買ってもらえたなら素直に嬉しい。

これまで掲げなくても乗り切れてしまっていた「責任」と「プライド」を、一気に表に掲げ商売をする事になった。
当たり前にあった会社の盾や昇給なき今、その2つを武器に突っ込んでいくしかない!!!!

簡単に言えばそんな思いを、サラリーマン時代の何倍も味わえる事になったことで、今一つ一つの「仕事と出会いに有難みを感じて、心からの感謝ができるようになった。」ってのもあるかもしれない。

(もちろんサラリーマンが会社の商品やお客様を好きになれないという事はないし、むしろ心から愛して「責任」と「プライド」を持って毎日必死に働いている人はたくさんいます。あくまで私の感じた事であって、誰かの立場を否定する内容では一切ございません。あしからず。。)

私の場合、たまたまこの「自分で自分の商品を、全責任とプライドを付けて売るというスタイル」が、これまでできずにいたお客様と商品をしっかり見つめる事のキッカケとなり、「好き」という気持ちを感じられる、本当に大きい変化となった。

(逆によくこれまで好きでもなく、商品を売ろうとしていたな・・・)

近年、「好きな事を仕事にする」というキーワードで、自分の好きを仕事にする人や、副業にして稼ぐ人が増えてきている。自分もその一人なもので、時代のビックウェーブに大勢の同志(好敵手)たちと乗っかって、風の吹くまま進んでいる感はある。

その中で、始めた仕事を、稼業として続けるのには「商品とお客様」の事が「好き」で、さらに「情熱」をこめて仕事をしないと、このビックウェーブ、さらに第二波、三波の波に呑まれて溺れてしまうかもしれない。。

しかし「好き」という思いを感じながら、仕事ができている今は、人生にとってとてつもなく大きな収穫時期の始まりかもしれない。。(乗り続けるしかない!このビッg…)

随分長い事かかったけれど「売っている商品とお客様を好きになれ た。」
この気持ちを大切にこれからも、もっともっと商品を磨いて、大好きなお客さんに喜んでもらえるクリエイターを目指していきたいdesu!



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