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C-C-B楽曲レビュー⑫「Here Comes The C-C-B」

今日のレビューは「Here Comes The C-C-B」!

前に書いた「C-C-Bで好きな曲ベスト10」の記事で
5位に上げるほど好きな曲です♪


中学生当時、周りの子は「推し」がすでにいて、
「○○くんがね〜」なんて嬉しそうに話したり、
透明のファイル状の下敷きに切り抜きを挟んだりしていました。

私はと言うと、たのきんとかチェッカーズは普通に好きだったけど、
そこまでのめり込む感じではありませんでした。
(そう言えば私、何故かヨッちゃんが好きで
二段ベッドの脇に写真とか貼ってたけど、
後々渡辺さんと組むようになるとは、これまた不思議な流れだ)

そしてドラマで知ったC-C-B、
「Romantic〜」はもちろんお気に入りの曲でしたが、
「Lucky Chance〜」も大のお気に入り曲になりました。

C-C-Bが好きな子ってイケてる感じしない?
(↑この時は後にイロモノ的な存在にされるとは思っていなかった)
ちょっとアルバムとか買っちゃおうかな?

そんな風に思ったのですが自分のセンスに自信がなかった私は、
お母さんに「C-C-Bってどうかな?」と聞くと、
「いいんじゃない?」と言われたので、
なけなしのお小遣いをはたいて「僕たちNO-NO-NO」のカセットを書いました。

当時ものです〜。
絶対捨てたと思ってたのに、床下収納に眠ってた。


初めてお小遣いで買ったカセットは聖子ちゃんの「SEIKO TOWN」という
ベストアルバムでしたが(このアルバムすごく好きだったんだよね〜)、
初めてベストじゃないアルバムを買ったのがC-C-Bでした。

これってより深くそのアーティストを知りたい気持ちの表れですよね。

ベストテンとかで聴くシングル曲しか知らない私、
一体どんな曲が入っているのかしら?

ドキドキワクワクしてラジカセの「PLAY」ボタンを押し、
最初に耳にしたのが「Here Comes The C-C-B」でした。

「パーン パ パーン」 と織り重なっていく、
渡辺さん、笠くん、関口さんの美しいハーモニー。

そこからアルバムオープニング曲にふさわしい明るく弾むようなサウンド。
そして心を鷲掴みにされたのがサビの笠くんの歌声でした。

「なんてきれいな声で歌うんだ!」

15歳の私はシビれましたね。

作詞は松本隆さん、作曲は筒美京平さん。
この頃のC-C-Bはこのお二方の力を借りる事が多かったけど、
アルバム一曲目のこの曲は今聴くといろんな意図が見えます。

あまりクセのない、万人受けしそうな曲。
これからファンを増やしていこうという時期の、
掴みの曲としてはばっちりだと思います。

また、C-C-Bはココナッツボーイズ表記でなくなってから、
爽やかな曲はほとんどやっていないのですが、
この曲は爽やかで明るく、コーラスがとても美しい。
その強みをふんだんに出してきています。

でもって、バンドの自己紹介的な歌でもあるんですよね。

「Clever, Clean, Boys」
「レパートリーは銀河の星の数ほどある」

C-C-Bってキテレツでチャラチャラして見えるけど、
本質はみんな真面目で賢い人たちで、音楽的な引き出しも多い、
それを松本さんは歌詞にしたんだろうな。

そして「賢い子なら知ってる ぼくらの素敵なコーラス」は、
ちゃんと音楽を聴く耳を持っている子なら、
C-C-Bの音楽的魅力がわかるよね?という
聴衆へのメッセージでもありますね。

と、いろいろ解釈はありますが、
基本的にはC-C-Bが旅をしながら楽しい音楽で
みんなを楽しませるよ〜的な歌です。

楽しくてきれいな感じに仕上げていますが、

「ギターケースを抱いて街から街へ旅する 夢をワゴンに積んで」は

「楽器運ぶにゃハイエース!」
(by「ないものねだりの I Want You 〜ゼイ肉Mix〜」)と

同じシーンですよね。笑

この頃メンバーはすでに全国の街という街を
ライブで周っていたと思うけど、
それを松本隆さんが片や可愛くポップに、
片や現実的に表現したんだろうなーと・・。

なお、「Here Comes The C-C-B」は、
解散間際までやっていた文化放送のラジオ番組、
ライオン サウンドNo.17・Let it C-C-B」の
テーマ曲にも使われていました。
この番組は日曜の朝にやっていたみたいですが、ぴったりですね。

ちなみになぜNo.17なのかと言うと、
はちみつさんが教えてくれましたが、
逆さまにすると「LION」になるからだそうです。(^ ^;)

C-C-B沼にハマるきっかけとなったこの曲、
とても素敵な曲なので、ぜひ聴いてみて下さい♪


そう言えば「寝たふり」をメルカリでゲットする少し前に、
レコードの「僕たちNO-NO-NO」をゲットしていました。

レコードプレーヤーがないので、完全に観賞用ですが、
このジャケ写が好きなのと、中にピンナップみたいなのが入っていて、
1,200円くらいで手に入ったのはわりとお得だったかなと。

でもこうなったらレコードプレーヤー欲しくなるなぁ。苦笑

裏表印刷なので、この裏面に関口さん、田口さん、
米川くんのワンショット写真もあります。


私が一番最初に手にしたのは「僕たちNO-NO-NO」のカセットで、
C-C-Bにハマった勢いで「楽しい夏休み」のカセットも買いました。

その後「すてきなビート」のレコード(←紛失)、
「冒険のススメ」のカセット、
「愛の力コブ」はダビングしたカセットしか持ってなくて、
「石はやっぱりカタイ」と「走れ★バンドマン」はCD。

「信じていれば」は持っていません・・。

あ、あと「原色したいね」のシングルレコードもあるな。

それにしてもこう並べるとドンピシャでレコード(カセット)から
CDの時代をまたにかけていたんだとわかるね〜。(しみじみ)

以上が私が当時から持っていた音源たちです。
「すてきなビート」だけは失くしてしまったけど、
ほとんどまだ手元にあって「取っておいた私を偉い」と思うとは
この数十年考えてもいなかったな。笑
これからも大事にします。(*^ ^*)


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