<C-C-B聖地巡礼の旅> 〜熊本・南阿蘇②〜
外輪山を抜けて一つ目の駅「長陽」に着きました。
南阿蘇鉄道は無人駅もいくつかありますが、
有人の駅はカフェなどが併設されていて個性的な駅がいくつかあります。
この長陽駅もその一つ。
ここのカフェのオーナーさんはトロッコ列車が止まると、
シャボン玉マシーンを担いで列車内に乱入(笑)そして去って行きました。
総じてこの沿線の人々は、おもてなし気質と言いますか、
人を喜ばせたいサービス精神が旺盛だなと思いました。
長陽より先の南阿蘇白川水源駅では
ハンバーガーショップが併設されているのですが、
ここから最寄りのハンバーショップが20キロ先にしかなく、
オーナーさんは近所の子供達のためにハンバーガーショップを
立ち上げたのだそう。
優しいね。
車窓は山の中から、日本の原風景とも言える田園に。
のんびりしてのどかで静か。
私は普段、街中で生活していますが、
都会からこういう所で生きる事になった笠くんの気持ちを想像しました。
そしてここでまた涙目。
きっと来たばかりの頃は、
都落ちとか挫折とかそんな言葉が頭の中を占めたかもしれない。
きらびやかな大都会から、何もない村へ。
自分の意思で来たのでなければ、
私なら寂しすぎてかなり気落ちしてしまうだろう。
でもこの場所に来た事は決して不幸ではなかったなと、
来てみて実感しました。
沿道にいる人たち、線路沿いに住む人たち、
全員がトロッコ列車を見つけると笑顔で手を振ってくれます。
(九州新幹線開通のCMみたい。
私はあのCMの曲を聴くとなぜか涙目になる。)
そう、ここは何だか暖かい。
さてトロッコは進み、
かつて日本一長い駅名で話題となった(今は別の駅に抜かれたっぽい)
「南阿蘇 水の生まれる里 白水高原」駅です。
南阿蘇は水源が多く、ここから三つ先の
南阿蘇白川水源駅(ハンバーガーショップのある駅ね)の
近くにある白川水源は、「名水百選」に選ばれていて、
なんと毎分60トンもの水が湧き出ているそうです。
今回その水源に行く時間がなくて残念でしたが、
見たかったなぁ。
でも、線路沿いにも小さな水源が点在していて、
電車から見れました。
清らかな水に恵まれた土地なんて、
こんな所に住んだら体ごと浄化されそうですよね。
約一時間の乗車時間でしたが、
あっと言う間に終点高森駅に到着。
高森駅はお土産やさんも入っていて賑わっています。
そして高森駅にはワンピースのキャラクター
「フランキー」の像があります。
熊本出身の尾田栄一郎さんにちなんで、
熊本の各地にワンピースのキャラクター像が点在しています。
私はワンピースは途中までしか読んでいないので、
フランキーは良く知らないのだが・・。
ちなみにJR阿蘇駅前ではウソップ像を見ました。
ほとんどの人はこのまま高森駅から次の普通列車で折り返していきますが、
私はもう少し南阿蘇を堪能したいので、2時間後の電車に乗る事に。
お昼でお腹が空いたので、何か食べようかな〜と
駅周辺をぶらっとしてみましたが、あまりお店はありません。
阿蘇の赤牛丼が食べたいと思っていたのですが、
駅近くの観光案内所で尋ねてみると、
赤牛丼のお店は一番近くて徒歩30分らしく(泣)、
レンタサイクルもあったのですが諦めました。
という事で周辺で目に入ったラーメン屋に入りました。
普通のラーメンを注文したら豚骨のラーメンが出て来て、
「さすが九州」と思いました。
私は普通のラーメンと言うと醤油ラーメンを思い浮かべます。
関東は豚骨ラーメンは豚骨ラーメンというメニュー名になってるよね。
ひとつ隣の駅まで戻りたかったので、
ぶらぶら歩きながら面白そうな所に立ち寄ります。
トロッコ列車の車掌さんが言っていたトンネル公園が
通り道にあったので行ってみました。
ここはかつて鉄道を通そうとトンネルを掘ったのですが、
途中で湧き水が大量に出て来て(黒部ダムの破砕帯みたいな感じ?)、
どうにも進めなくなり、工事を断念したのだとか。
その跡地が公園になっています。
トンネルの見学は300円の入場料を払います。
中は通路の真ん中に水が走っています。
きっときれいな水が流れているのだろうけど、
いかんせん暗くてよくわかりません。
でもマイナスイオンは感じます。
どん詰まりまで行くと水の湧く場所が見られます。
どん詰まりまで行って帰って来て15分くらいかな?
ここで滞在時間2時間しかないのに、
わりと時間がなくなっている事に焦る。
しかし公園の駐車場脇の誘惑に負ける・・。
可愛らしい雑貨とテイクアウトのドリンクのお店。
車掌さんもおすすめしていて(トロッコから見えた)、
気になってたんだよなーと、せっかくなので寄ってみる。
時間が無いのだがベンチで一休み。
(病み上がりで歩いて結構疲れていた)
梅ジュースをオーダー。
この先また長くなるので一旦区切ります〜。
パート③に続く。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?